2012年4月27日金曜日

明日は新潟戦ですな

ん~~~、ベガルタンは勘違いをしていたようです。これまでは「首位に立っているチームのサポって、毎試合・毎試合がギリギリの精神状況で選手もサポも戦っているんだろうなぁ~~」と思っていたのです。相手だって「首位のチームを叩き落してやる!!」って感じで向かって来るだろうことは何気に分かるつもりです。昨年の柏や一昨年の名古屋と戦った時、ベガルタンは「えっ、柏が首位?似合わねぇーー!!絶対に勝ってやる」って思っていたし、「よしっ、名古屋だ、ひと泡吹かせてやる!!」と考えていました。その感情がノーマルだとしたら、他サポの感情も「えっ、まだ仙台が首位なのか?もうそろそろ終わりにしてやるよ、俺たちがな!!」ぐらいには思っているはずです。全ての試合において、そのような気持ちで相手が向かってくれば、自然と疲れや精神的なストレスが蓄積され、そのプレッシャーに耐えられないチームやサポは、成績であれ、応援スタイルであれ、下降線をたどるのでしょうな。

仙台が首位に立って2~3週間経とうとしていますが、今の順位が実力と思っているベガサポは少なく、どちらかと言えば「たまたま、鹿島やガンバなどの強豪チームが不振なだけで、結果的に押し出されたような首位に居るのが仙台だよ」とクールに考えているサポが多数派でしょうな。これまでの戦績は確かに見事なんだけど、だからといって「このままシーズンが平穏・そしてハッピーに終わる」と考えているサポなどはおらず、「ここから一山、二山、いやいや三山、四山ぐらいはあるだろうな」と思っているベガサポが殆どでしょうな

もちろんベガルタンもその一人なんだけど、そう思えばそう思うほど「どの試合も首位相手に気合いが入ってくるから、厳しいんだろうなぁ~~、選手もサポも・・」と思っていました。「1か月や2カ月も首位に立っていたら、ヘトヘトになるんだろうなぁ~~選手もサポも・・」って思っていました。しかし、その考えが違う事に気づいたのです。

明日は新潟戦です。当然ベガルタンも行きますが、ん~~~~「絶対に負けられない!!」といったプレッシャーはなく、「早く明日が来ないかなぁ~~」といった高揚感もなく、気がつけば「あれ、明日って試合なんだ・・」という極めてシンプルな想いしかありません。今までは「首位なんだから・・」といった感じで勝手にプレッシャーを妄想していましたが、首位に立ってみたら「こういう相手の調子がイマイチのチームの方が、仙台は苦しむのよ・・」みたいなプレッシャーとは違う「嫌悪感」が心を支配しています。当然、これがシーズン末期ならば、受けるプレッシャーは何倍も違うはずでしょうが、まだ4月の段階でトップに立っているくらいだと「ああーーーー勝つって、そしてサッカーって、こんなに楽しいんだぁぁぁーーー!!!!(^O^)/(^O^)/(^O^)/(^O^)/」ぐらいは楽しめるんですな。

可能であれば、この楽しさが12月まで続いて欲しい・・・。そうなる為には、調子がイマイチ上がらない新潟戦には絶対に勝っておきたいところです。「勝っておきたい」という言葉は、何気に上から目線なのかもしれませんが、現在の状況で新潟と戦う時に「新潟の胸を借りるつもりで向かって行くだけです・・」と低姿勢の方が、かえって嫌みの様な気もするので、ここは「調子がイマイチの新潟をボコボコにしてやる!!」ぐらいの目線で語った方がいいと思うんだよね。仙台が逆の立場で最下位争いしている時に、首位を争っているチームから「今ここで、仙台さんと戦えるのはチームとして光栄です。精一杯、胸を借りるつもりで戦わせていただきます!!」って言われたら、「おいおい、そんな嫌みを言わんでも・・・」ってなるでしょ?

なので、明日の新潟戦は負けられません。いや、勝たねばならない試合です。フルボッコにしろとは言いませんが、とにかく勝って鳥栖戦へ向かいたいものです。しかし、順位が上だから下の新潟に勝てと言うのではなく、チーム熟成度の違いを新潟サポに見せつけたいなと。

新潟は、仙台よりも予算規模は大きく、J1在籍年数も長い、ある意味仙台が目指し、そして追い越さねばならないチームでもあります。そんなチームに対し、仙台もこれぐらい頑張っている、やれている・・・という強烈なメッセージを、明日は是が非でも新潟サポへ提示したいのです。個人的には、地方チームの頑張りがリーグの趨勢を左右すると思っているので、どうしても新潟には頑張ってもらわねばなりません。だからこそ明日は勝って「どうして仙台と、こんなに・・」って思わせる為にも、明日の試合は勝って欲しいのです、できればフルボッコで。

新潟には頑張って欲しいけど、明日は仙台がフルボッコして欲しい。そんな矛盾にも似たような心境で、明日の新潟戦に挑むベガルタンです。

明日は新潟戦、ビートアルビ!!

2012年4月26日木曜日

新たな選手に出てきて欲しいですな

えーと、赤嶺って2~3週間も離脱なんだね。今さら何だけど、昨日知りました。しかも、教えはてくれたのは新潟営業所の後輩です・・・。

後輩「リーダー、土曜日の競馬には自分も参戦しますからね。その後は、自分も車に乗せてもらってスタジアムよろしくです」

自分「全然、よろしくない。それって単なるお前の日常的な週末サポートじゃないか!?別にいいよ、競馬へ来なくても。スタジアムに着いたら連絡するから」

後輩「いやいや、待ってくださいよ。リーダーは早めに競馬場へは来れないでしょ?そんな事もあると思って、私が座席をキープしておきます。そんでもって、スタジアム近くの知人の家に、車を止めさせてもらいますから。ねっ、だったらいいでしょ?」

自分「つまり、花見で言うところの「先見場所取り隊」ということなのか?」

後輩「いいとこ、キープしておきます。そして駐車場の心配もないし。これぞまさに「WIN・WINの関係じゃないですか?ところで、赤嶺は怪我で離脱ですから、少なくても20%は攻撃力はダウンしますね。他に、新潟サポ的なグッドニュースはないですか?」

自分「えぇぇーーー!!!赤嶺って、そんな重症だったのか?」
後輩「あんた以外のベガサポは皆知ってると思いますよ」

そうかぁ~~、マジで知らんかった。しかし、10年もベガルタを見続けていると「今年は、主力選手の離脱が一人もなかったよなぁ~~」みたいなシーズンなんて一度もなかったから、ある意味では「これも長いシーズンを戦う上での日常的な試練」と言えますな。仙台自体、決して選手層が厚い訳ではなく、それなりに居る人材を効率よく使うことでポテンシャルを上げてきました。今現在の順位がキープできるか否かは、誰が考えても「まず第一条件として、怪我人が出ない事」でしょうし、例え出たとしても「2週間くらいの怪我」であれば、我慢出来る範囲といえます。開幕当初は「リャンが居なくて・・・」と言った心配がありましたが、そんな状況だからこそ、太田と関口の覚醒を我々は観る事が出来ました。赤嶺が出れない2~3週間にも、きっと覚醒してくれる選手が出てくれると思います。逆に、出ないと厳しいですな。

リャンのコンディションが、どれ程上がって来たのかは練習を見てないので分かりません。しかし、新潟戦でスタメン復帰するとは思えませんな。先週末の段階で「動くのは大丈夫だけど、蹴るのは50~60%ぐらい・・」と公言していたので、それが6日間で100%になる事はないはずです。試合で使う筋力と、練習で養われる筋力とは厳密に言えば同じではなく、リャンの場合で言えば「まだまだスタートからスタメンでガンガン行くのは早いのではないか?」と個人的には考えております。

当面は、途中出場でコンディションを徐々に上げて行くのでしょうが、今年は『この余裕』があるのがいいですな。もしも今年、下位グループに低迷してたら「リャン温存」なんて出来なかったはずです。しかし今年は出来てる、って言うか、居なくても首位に立ってる・・・。だからこそ、リャンに無理などさせる必要はないと言うのがベガルタンの持論です。やっぱサッカー選手だと、スタメンで試合に久々出ればハッスル・ハッスルしちゃうでしょ?そうなると、普段よりも怪我を再発するリスクが大きくなるじゃない?なってしまったら後悔するでしょ?やっぱさー、とりあえずリャン抜きでもソコソコ戦えてたんだから、ここは無理することなく、リャンには5月の連休後辺りから頑張ってください・・・くらいの感じで見守りたいですな。

そうなると、赤嶺が抜けての新潟・鳥栖・清水という3連戦のテーマが自ずと決まってきます。いくらウイルソンが好調だからとはいえ、チーム得点王の赤嶺の離脱が痛くないはずはなく、若干とはいえ攻撃力の減退は避けられません。「誰が居なくなっても共通の理解が出来ているので戦える・・」とは言うけど、そんなに甘くはないよね。現実的には「赤嶺の抜けた部分に、誰を入れるのか?」と言う事が問題になってきます。現実的には柳沢辺りになってくるんだろうけど、個人的には、ここでズドォーーーーン!!!!というサプライズが欲しいですな。

武藤や怪我が治っていれば中原とかでもいいし、ズドォーーーーン!!!!級のサプライズならば「ウイルソン・菅井の2トップ」なんてのは、現実的か否かは別にして、夢はあるでしょ?もしも菅井がFWならば「何でお前がそこに居るんだゴール」というネーミングは無くなり、「そこにお前が居て当然ゴール」というネーミングになる事は確実であります。太田を上げてリャンか松下を使うのは全然サプライズじゃないから、ここにサッコーニや奥埜が絡めば最高です。ただし、実力は未知数なので、結果は期待しちゃ駄目ですな。

幸いにして首位に立って居るのですから、この順位を守ろうとするのではなく、こんな状況だからこそ「新たなチャレンジが出来る」という考えが大切なような気がします。どのチームだって「えっ、仙台が首位?何なんだよ・・絶対に引きずり降ろしてやる!!」って感じで挑んでくるはずです。そんな状況で、新しい「使えるパーツ」が加われば、チーム力はさらにアップする事は確実です。この3連戦は、試合内容も、起用する選手も、守りではなく攻めの姿勢でトライする事が、結果的にシーズン終盤になって生きて来るような気がしますな。

大切なのは、結果のみに固執しない「寛容なサポーター力」と思っています。GW、3連戦、しかも相手は調子が出てこない新潟と、そろそろ疲れが出る(ベガサポの経験則として)頃であろう鳥栖、そして、これまた調子が良いとは言えない清水。ベガサポであれば3連勝を期待するのは当然です。しかしこの連戦を、新たに活躍してくれる選手を仲間に加える為の「トレーニングの一環」として考える「余裕」があれば、結果的に「その余裕」はシーズン後半になって生きて来るはずです。普通の仙台にはそんな余裕などありませんが、今ならばあります。逆に言うと、今しかないのかもしれません。とにかく、新たな選手が出てきて欲しいですな。

2012年4月25日水曜日

清水戦の集客作戦を考える

先日、某建設会社の先輩から連絡が来た・・・

先輩「俺、GWに鳥栖へ行く事にしたわ」
自分「えっ、鳥栖まで行くんですか?おもいきりましたねぇ~~」
先輩「ふふふ、家族には博多観光がメーンで、その一部に鳥栖戦の応援がある・・ってしたら、杉ちゃん風に言えば「一発でOKサインだぜ」ってところだ」
自分「そうですか・・・いいですよね、鳥栖まで遠征出来ると、何気に本当の遠征って感じがして。関東くらいでは「遠くに来たもんだなぁ~~」って思わないですから」
先輩「俺のサポーター人生でも、鳥栖まで行くのは一生に一度あるかどうかだから、それなりに楽しみなんだ」
自分「応援、よろしくです」

ちなみに、この先輩は新潟へも行くから、GWはベガルタオンリーという素晴らしい休みになる予定とか。とにかく、楽しい休みになるといいですな。さて、ベガルタはと言えば、予想通り清水戦でもチケットの売り上げが芳しくないようで、チーム成績の好調さとは真逆の展開になっております。個人的には「GWの最終日なんだから、地元でサッカー観戦でも・・・という考えの人が多く居るのではないか?」と思っているのですが、最終日だからこそ「家でマッタリしたい・・」とのお考えの人の方がマジョリティーのようです。確かに、家族サービスって疲れるから、最終日くらいは家で休みたい・・・と思うお父さんの心情は理解できますな。

しかし、観客数の減少が顕著になってきている仙台としては、GW最終日に行われる清水戦を6~7割の観客数で満足する訳にはいきません。そこで、今からでも出来る「清水戦の観客動員アップ作戦」を満連として提案したいと思います。ポイントは、何度も言うけど「GWの最終日」と言うことですな。

スポンサーとなっている整体関連の学生などをボランティアとして動員しての整体サービスや、マッサージチェアのメーカーとタイアップして「最新マシーン」のお試しキャンペーンを実施します。さらには、女性化粧品メーカーとタイアップして「疲れたお肌のケアクリニック」と称して女性の関心も引き、後は健康食品メーカーに呼びかけて、健康サプリメントの無料サンプリングなどを行なうのです。

1.『GWの疲れや体の歪みをユアスタで整えましょうキャンペーン』の実施。

コンコースや喫煙エリアに「整体ベット」を50台ほど並べ、学生を使い無料で身体を整えてもらう。合言葉は「ユアスタで心の体もリフレッシュ!!GWの疲れや体の歪みをユアスタで整えましょう」とする。GWだけじゃなく、試合の応援って疲れるし、多少なりとも体を酷使するから、その疲れや歪みが無料でリフレッシュできるのであれば「えっ、普通だったら40分5千円のマッサージが無料なのか?しかも先着順で受け付け?じゃあ早めに行ってみるか・・」と考える人も多いような気がしますな

2.『最新マッサージチェアが20分無料で体験できるキャンペーンの実施』

ユアスタの高齢化は、日本の高齢化のスピートを上回る速度で進行しています。そこで、この日だけ障害者エリアに最新マッサージチェアを設置出来るだけ設置し、商品キャンペーンを兼ねた試乗会を開くのです。価格は、20分で100円。そして、このお金は全額大震災関連に寄付とすれば、何の問題もありません。考えてみてよ、最新マッサージチェアに身体を包まれながら、試合を観戦する・・・もう最高ですな。ただし、体が揺れているので「ベベベガルタタタせせせんだだだだい!!」って応援する事は出来ません。

3.健康食品メーカーの見本市をユアスタで開き、無料のサンプリングを実施する。

ベガルタンは最近疲れると、サプリメントを活用するようになりました。疲れが取れない・・・、なんだかダルイ・・・。知らず知らずに衰えている体力をカバーするのには、科学的に根拠がある健康補助食品の活用は欠かせません。よく、テレビやラジオでやってるでしょ?「今、テレビをご覧の方だけに、1週間分の無料サンプルをお届けします。ただし、一家族1パックとさせていただきます」みたいなCM。あれを、リアルタイムでユアスタでやるんです。これ、結構インパクトあると思うよ。メーカーとしても、実際の顧客候補と対面アピール出来るのは良い機会だし、こっちとしても「タダなんだから・・・」と言った感じでハードルは低くなるし。「にんにく卵黄で応援にパワーを!!」とか、「応援に力が足りない時は「やずや」の雪割りにんにくを・・」とか、最近、選手の顔がぼやけて見えると言う人には、ブルーベリーエキスやゴマエキスを・・・みたいな感じでアピールすれば、見本市のブースはベガサポの人だかりになるのは確実ですな。

4.やっはりAKB戦略は欠かせません

先日の埼玉ダービーでは、リーグ主導なのか大宮主導なのかは分かりませんが、乃木坂46が試合前のイベントに呼ばれました。この戦略をユアスタでも使います。


この日、スタジアムに来た人が乃木坂オタクである確率は非常に小さいことは、多少なりとも聞こえるブーイングで何となく分かります。しかも、試合開始のかなり前のイベントとか・・・。どうせやるならハーフタイムだと思うのだが、それならそれで試合展開により、そんな空気じゃない場合も考えられるので、まっ、しょうがないんでしょうな。しかし、この使い方は、銀山温泉に居た外人女将なら「もったいないよ・・・」と嘆く事は確実である。

仙台には金が無いので、本物のAKBを呼ぶ事は出来ない。しかし、被災地である気仙沼には、SCK45と言うグループが存在します。このグループは、宮城県気仙沼市で復興に取り組む団体「SimCity(シムシティ)気仙沼」が企画したアイドルグループで、「SCK」は団体名の頭文字。「45」は地域を縦断する国道45号から取っているということです。フェイクを使うことには若干の抵抗はあるが、しょうがないよ金が無いんだから・・・。


国道45線からのネーミングはかなりシュールだ。しかし、純粋に「被災地を元気づけたい」と言う考えでやっているのであれば、これはこれでOKである。「被災者を使って金儲けをするつもりか!!」といった批判もあるようだが、本人たちが「被災地の為に」と思ってやっているのであれば、そこに金が絡もうが何だろうが、やるべきである。いいじゃん、少しくらい金儲けしたって。それで被災地が元気になれば・・・。

2012年4月24日火曜日

ベガルタン、新潟行きを苦慮する!!

東京戦後、地下鉄駅周辺の居酒屋で『ドリンクミーティング』が開かれた。その題目は「新潟戦へは行くべきか?」である。本来であれば「そんなの、行くに決まっているだろう?」という事になるのだが、GWの初っ端と言うことが事態を複雑化しているのだ。やっぱり家族持ちだと、この時期って色々予定はあるし、我が支店のシングル女子事務員たちに至っては、5/1,2を有休申請し、グループで「微笑みの国、タイでエステとスキューバ三昧!!」という6泊7日の、超セレブな休みを満喫する予定なんです。となると、自然に残るのは、私のようなGW飢餓人と、数人の若手独身社員のみ。そのうち何人かは「自分は、今年実家へ帰りますんで・・」とやんわりと拒否権を行使。結果的に残ったのは私と2名の後輩独身ヤングマン(彼女は居ない)だけになってしまった。

自分「そうか・・・まっ、GWだから予定があるのはしょうがないな。3名だけで行ってもつまんないから、今年の新潟行きはパスだな」

ヤングマンA「えっ、そうなんすか?自分はてっきり行くと思っていたんで、何気にネットで「新潟の美味しいお寿司屋さん」情報を調べていたんですよ」

元大学準ミス裕子「そうですよ、リーダー、私たちの分まで応援して来て下さいよ」
自分「よく言うよ、自分はプーケットへ行くくせに・・・」
ヤングマンB「そんな事言わないで、行きましょうよ。何気に勝ちそうじゃないですか?」
自分「あっ、そういう「上から目線」は絶対に止めろって言ってるじゃないか!!いいか、仙台が本当に強いかどうかは7、8月を首位でターンできるかどうかなんだからな。一時だけ首位に居る事だけでもすごいとは思うけど、それが「本物か否か」は、ある程度時間が掛からないと分からないんだ」

正直言う、別に新潟へ行くのには反対しないのだが、こいつらと行くと、高速代・食事代等々で「自分持ち」の金額が大きくなるのが嫌なんです。確かに、運転はしなくていいよ。でも、「新潟の美味しいお寿司屋さん」情報を調べているということは、新潟市内へ着いたら「リーダー、その角のお寿司屋さん、市内でも指折りの評判店なんですよ?行きませんか?」って言うに決まっています。そしてこいつらの辞書には「遠慮」という文字が存在しないので、ガンガン高いネタを頼むに決まっています。こう言う時だけ「後輩面」して「リーダー、自分はリーダーに一生ついて行きます!!」って言うんだ。こっちも助手席でビールを飲んでいるから、ついつい気持ちも大きくなって「なんだよ、おだてやがって・・・まっ、いいだろう。試合前だけど、ちょっと景気づけに「新潟の美味しいお寿司屋」でも喰って行くか」ってなっちゃうんだよね。ベガルタン45才、「巨乳」と「後輩のおべっか」が大好きなサラリーマンです。

プーケットに行く事務員幸枝「まあまあ、そう言わないでよリーダー。彼らは初めて首位をキープして迎えるGWが嬉しくてたまらないんだから。それに、新潟へ行けば、胸の谷間を見られるビールの売り娘に会えるじゃないですか?今年も会いに行ったらどうですか?」

自分「確かに、それは魅力的なんだが・・・」
ヤングマンB「試合開始は16時からでしたよね?だったら、3時頃まで新潟競馬場で勝負するってのはどうですか?」
ヤングマンA「日中は競馬場で勝負し、夕方からはビックスワンで勝負する。題して「日帰り弾丸、鉄火場ツアー。どっちも勝ってやる!!」なんてどうでしょうか?」
自分「えっ、サッカーだけじゃなく、競馬もするのか?」
ヤングマンB「もちろんです。僕たちへのゴチ代は、JRA持ち・・・ってことでどうでしょうか?」
自分「おおーー(^O^)/(^O^)/(^O^)/いいぞ、何となくだけどポジティブになってきた。よし、今週末は競馬&サッカーで夢のような楽しいGWのスタートだ!!」


ちなみに、ヤングマンBは強烈な「まゆゆ推し」だ。利府で行なわれた「AKB握手会」に参加する為、堂々と有休を申請し、上司からは嫌な顔をされたが本人はいたってノープロブレム。正直言って、自分はAKBには無関心なのだが、それでは総選挙の時などの話題に乗り遅れるので、それ系の話題が出たら、とりあえず「小嶋陽菜推し」というようにしている。この日も、それ系の話題が出て、自分は「小陽推しだから・・」と言ったら、ヤングマンBは酔っ払った勢いで私の肩を抱き「意外とリーダーもスケベなんすね!!」と絡んできた。確かに私はスケベだが、ヤングマンBよ、今日の飲み会は「無礼講」じゃないからな。

何だかんだで新潟へは行くことになりました。ただし、競馬もベガルタも負けた時は・・いやいや、やる前からそんなにネガティブでは勝てる物も勝てませんな。ベガルタに勝って欲しいのは当然だけど、競馬の収支もそれ以上に大切です。

2012年4月23日月曜日

東京戦後にチームの好調を想う

いい感じで勝つ事が出来ましたな。個人的には関口のゴールで勝利を確信していたベガルタンです。何て言うかなぁ~~、上手い表現は見つからないんだけど、あの状況で、あの場所へ身体もろとも突っ込んでいく姿勢が「2012版THE 関口!!」って感じです。きっと「イエーース氏」が実況していれば「関口、魂のヘッド!!」とでも言うのでしょうな。素人目に見たら、今年の関口と昨年の関口のスキルに大きな違いは見受けられません。しかし、今年は若干とはいえ守備におけるラインが高くなったので、そこでボールを奪う事が出来れば、そのままの勢いで関口がゴール前へ詰める事の出来る頻度は多くなったような気がしますな。

だからと言って、20~30mもラインが高くなった訳ではなく「ほんの5~10mくらい・・・」と言う感じなんだよね。もっとも、その「5~10m」くらいラインを高くするのに、仙台は4~5年も歳月が掛かっているという現実を踏まえれば、「その5~10mくらいのラインの上げ下げ」が如何に試合内容へ影響してくるという事が分かると言うものです。ラインを今年のように、10mくらい上げる事は昨年だってできたはずです。しかし、それをやると全体のバランスが崩れ、結果が伴わなくなる恐れがありました。なので、チームというか監督は、そのリスクとリターン(試合結果)を考慮し、昨年までは自陣のゴール前で跳ね返す守備に徹し、そこから得られる数少ないカウンターやセットプレーのチャンスを生かすような戦略に特化することで、4位と言う望外な順位をゲットできたのです。「一芸は百芸に通じる」ですな。

ただし、一芸で「これ以上の成果」が期待できる程、Jリーグも甘くはありません。そこで、次のステージへ行く為の「ステップアップ」の必要性を感じたチームが採用した戦術が、今まで採用してきた選手や戦術をフルモデルチェンジするのではなく、それまでの選手や戦術をマイナーチャンジすることによって、長いリーグを戦い抜くと言う現実的な戦略です。パーツ(選手)の変更は、アクセル(ウイルソン)とブレーキ(大海)のみの交換と言う最小限度に止め、その他の基本的な性能(戦術)やパーツ(選手)は昨年度の物を踏襲。しかし、連係などの共通理解が深まった事によって、得られるレスポンス(得点力)の数値は飛躍的に向上。少なくても、今年の仙台と対戦したチームから「仙台がドン引きと言う事は分かっていた・・・」と語られることはなく、その意味では「今年仙台が採用した戦術は、今のところ成功している」と言えそうですな。

しかし成功したと言っても、現状では「あくまでもスタートダッシュに成功した」という範疇は越えません。仙台がここからも勝ちつづけ、そして「魔の7、8月」を現在の順位でクリアーしてこそ、初めて「仙台の強さは本物だ」となる事は、多くのベガサポの共通理解でもあります。仙台の目標は「出来ればタイトルを獲得し、ACLの出場権をゲット」であることは、シーズン前に社長や監督が公言しています。もっとも、本当にタイトルが獲得できる可能性が小さい事ぐらいは、サポーターだって知っています。ただ、昨年が4位だったので、これ以下の目標は立てづらい・・・ということは、大人ならば何気に分かっているはずです。

こんな事を書き込むと「去年は柏だって優勝出来たのだから・・・」と指摘される方もいるでしょう。確かに、昨年の柏は「ある意味ミラクル」でした。昇格元年に優勝するなんて・・・誰が想像したでしょうか?そんな柏が出来たのだから、仙台だって・・・と思う心情は理解しますが、ここで大切なのは「優勝する為には、ある程度の資金力が必要」という不文律です。もしも、リーグ優勝に「資金力」が関係なければ、鳥栖だって札幌だって優勝出来るはずですが、そんな事を考える人は「そのチームのサポ」以外誰も居ません。必ずしも資金力が成績を決める物ではないのでしょうが、結果として資金力のあるチームの方が好成績を得られやすいと言う現実は、世界各国のリーグで共通の認識ですな。

リーグ優勝したチームの年間予算で、最少だったのは昨年の柏でした。それまでは、年間の予算が30億円を下回るチームが優勝した事はなく、その意味でも28億円くらいの柏が優勝した事は前例を破る「ミラクル」だったのです。そして仙台はと言えば、確か20億円くらいだったような気がします。28億円の予算チームが優勝することだってミラクルなのに、20億円の仙台が優勝したら・・・どんな感じに表現されるのでしょうか?考えただけでも、ハブロフの犬のように「ヨダレがジャー」ですな。

確かに、単年度で考えれば仙台と柏の予算規模の差異は「7億円くらい」ですので、「そんな差は、努力と創意工夫でカバーできる・・」と思う心情は理解できます。しかし、チームの予算規模は年月の積み重ねで考えねばならず、仙台と柏の予算規模を10年単位で比較すると「その差は70億円にもなる」という事を考慮せねばなりません。お金が全てじゃないし、今年の仙台に優勝出来る力はないと考えている訳でもありませんが、だからこそ「毎試合スタジアムを満員にし、新たなスポンサーに対して魅力あるチーム」にせねばなりません。

チームは確実に強くなっている様な気がします。だからこそ、そんなチームを満員のスタジアムで迎えたい・・・。チームが首位で、東京に4-0というスコアーで勝っていると言うのに、それでも満員にならないユアスタ・・・。ここの改善なくして、チーム運営費の拡大なくして、次のステップへ安定的に行く事はないはずです。大勝した試合を観ながら、ベガルタンはこんな事を考えていました。

2012年4月20日金曜日

「アクチュアル・プレーイング・タイム(APT)」について考える

先日、スポニチの競馬欄を読み終えて、紙面をめくると下記のような記事が目に入ってきた・・・・

10分も違う「実際のプレー時間」 首位仙台が最短 最長は浦和
 Jリーグは17日、試合中にプレーが途切れた時間を除いた実際のプレー時間である「アクチュアル・プレーイング・タイム(APT)」の今季J1第5節までの数値などを発表し、1試合平均では首位の仙台が最も短く50分31秒となった。最長は浦和の60分15秒で、J1の全体では54分44秒となっている。観客の観戦時間を大切にする趣旨に立ち、その一つの指標となるAPTの増加を目指す。Jリーグの中西大介事務局長は「サッカーの魅力を損なう行為を減らすことに重きを置いている。短いから魅力的でないとは限らない」と説明した。

ほほぉ~~、そんなデータがあるんですか。ふむふむ、この数値だけを見れば「実際のプレー時間を観戦するうえで、最も損をしているのがベガサポ」ということになりますな。気になったベガルタンは、さっそくネットで「アクチュアル・プレーイング・タイム(APT)」関連の記事をチェック。すると、産経新聞では・・・

「アクチュアル・プレーイング・タイム(APT)」の2005年以降の1試合平均をクラブ別に公表すると、広島が昨季まで4季連続で最長だった。リーグは、J1入場者数の3季連続減少を受けた原因分析で、異議の増加とAPTの減少が一因と判断、改善を図るために公表に踏み切った。昨季の上位は広島(59分21秒)FC東京(56分42秒)大宮(56分36秒)、下位は栃木(49分6秒)東京V(50分6秒)草津(50分7秒)。試合別では最長だったJ1第15節の広島-浦和(70分44秒)と最短だった同24節の清水-横浜M(40分5秒)で30分以上の開きがあった。

えっ、マジ?マジで最長と最短では「アクチュアル・プレーイング・タイム(APT)」が30分以上の開きがあるの?90分と言う試合時間で?それに、好調仙台がAPTでは最下位なの?う~~~ん、不思議と言うか、凄いと言うか、本当に驚くようなデータですな。ただし、ペドロビッチが監督のチームが揃いも揃ってAPTが長いというデータが示されている以上、チームのプレイスタイルとAPTの長さには「ふしだらな関係」ではなく、「密接な関係」があるのは確実なようです。これって、セットプレーを大事にするとか、しないとかって関係あるのでしょうか?

現在、首位を走る仙台のサッカーが「魅力的ではない・・・」と思った事など一度もありません。少なくても「昨年よりは攻撃的なので観ていて楽しい・・」と感じる事があっても「今年の仙台は、つまんねーやi<`ヘ´>i」と思いますか?思わないよね、ベガルタンも思いませんから。しかし、「不用意にボールが止まっている状態」が多くなればなるほど、ライトサポであるベガルタンだって観ていて『何なんだよ・・』と思う時があるから、その思いは「新たにスタジアムへ足を運んでくれたサポ」からすれば、私たちよりも強い事は想像できます。試合中の抗議や異議、ファールトラブルによる中断、時間稼ぎ、これらの要素が多いよりも、少ない方がより魅力的な試合になる場合が多いのかもしれませんな。

その上で仙台はどうしたらいいのでしょうか?または、今後仙台はどうすべきなのでしょうか?リーグが「サッカーの魅力を損なう行為の一因」として考えているAPTという数値で、最下位と言う結果が出てしまった仙台。そんなチームが執るべき選択肢は多くなく、ざっくり言って下記の2つでしょう。
1.APTを無視し、今のプレースタイルは変えない
2.流石に最下位はマズイから、意識をほんのチョット変える

APTというデータの定義が分からないので、乱暴な意見の書き込みは出来ませんが、現実として「ユアスタも観客動員で苦しんでいる」という現状があります。そのデータと、リーグが観客数減の一因としているデータが仮にリンクするとすれば、仙台としてもチームとして何らかの対応はせねばなりません。素人のベガルタンからすれば「試合で勝てば面白い」と考えるのですが、仙台市民が震災の傷跡から立ち直りつつ、余暇の選択肢が増えている現状では「勝つだけの試合で観客数を増やす事は厳しい・・・」と言う結論が出つつあります。勝つだけでユアスタが満員となれるのなら、磐田戦や明日行われる東京戦は完売にならなければおかしいよね。でも現実にはならない・・・この問題は根が深そうですな。

「首位に立っても満員にはならないのか・・・」とフロントは悩んでいると思うけど、こう言った「根の深い問題」を、試合以外の一時的なイベントでカバーするのには限界がある事が分かってきました。金があれば、ハーフタイムにAKBの握手会をしたり、韓流スターを招くのでしょうが、仙台には金がありません。食材のイベントをしたり、お得なチケットを売り出すのも、強烈なインパクトにはなりえません。こんな時は、シンプルですが地道なトレーニングによって選手のスキルを上げ「観ていて、より面白い試合を観客に提供する」という姿勢しかないような気がしますな。


全くKポップに興味はなかったが、KARAならばギリギリ受け入れられる事が分かって安心しています。個人的には、ショートカットの子猫ちゃんのような瞳で見つめられれば、直ぐにいっちゃいますな。ちなみにベガルタンは、少女時代よりも「少女隊」にシンパシーを感じる世代です。

今振り返れば、そんなに可愛いとは思えないが、それが青春ってやつです。文句ありますか?

もちろん、時間は掛かります。だいたいにして「どのような試合が普遍的に面白いのか?」ということも不確実です。しかし、首位に立っていて相手は東京という好カード、これで完売にならないようでは、チームの運営戦略を根本的に見直さねばならないことだけは事実です。満連としての提案はありますが、それは後日に公表いたします。

明日は東京戦、ビート東京!!

2012年4月19日木曜日

川崎戦に想う

いやぁ~~、良かったですな、最後に1点取って。不幸中の幸いでしたな、リーグ戦じゃない事が。温存出来て良かったですな、赤嶺と大海を。これと言って良いところが無かった仙台ではありますが、それでも無理やり「何か良かった事はないのか?」という事をリサーチすれば、上記のような事象がピックアップされるはずです。あのような試合を見せられれば、誰だってネガティブになる事はしょうがありませんが、そんな時、ベガルタンは「昨日の試合は、リーグのスキルやチームのレベルに関係なく、必ず年に数回はあると言う「全くもってダメダメな試合だった」と思う事にしています。

だからと言って「現状の川崎なんかに負けんなよ!!」と言うスタンスではなく、昨日の場合で言えば「ホームで試合を行う川崎の方が仙台よりも集中していたし、勝ちたいと思う気持ちが強かった」と思う事により、昨日の敗戦による「心の痛手」をカバーできます。素人目には、ロスタイムの2点目が痛かったですな。あれで、選手たちの肩が「ガクッ!!」って落ちましたし、何気に集中力も散漫になった気がしました。じゃないと、あんなに頻発した「イージーなパス」を説明できません。そして、数的有利となった直後の失点で「止め」を刺されたんだけど、そこから後は「試合終了に向かって時間の経過をひたすら待っている状態」でしたな、選手もサポも。

攻撃的な守備を標榜し、昨年よりもバージョンアップしようとしている仙台ではありますが、そのような状況でも「主体的にショートパスによって相手を崩す」頻度はまだまだ少なく、あくまでも攻撃のメーンは「ボールを奪ったら速攻!!」であります。別にショートカウンターに特化するチームが悪いとは思いませんが、カウンターがメーンの攻撃は「ある意味リアクションサッカー」とも言えるのでしょうな。そんなチームが数的有利な状況となって、ボール保持率が飛躍的に向上した場合、このことが自チームにとって必ずしも有利に作用しないところがサッカーの不思議なところです。あれが0-0とか0-1ぐらいの展開ならば「よーし、こっから、こっからだ・・」って思うんだろうけど、昨日は無理やり思った直後に「止めの3点目」を奪われたから、何気に厳しかったよね。


こんな感じで相手のゴールをこじ開ける日、私この日を待っています。しかし、命は有限なので、いつまでも待てる訳ではありません。願わくば「あと30年以内」でお願いします。

普段はこっちが「引いて守るさんチーム」なもんだから、そしてそれに特化することで戦い抜いてきたもんだから、そんなチームが急に「圧倒的にポゼッションして攻めるさんチーム」になると、選手もサポも戸惑う事は確実なようです。仙台のゴールは、関口のシュートの「こぼれ球」からの展開だったような気がするけど、それ以外の「シンプルなサイドからのクロス」に関しては、中々
ゴールの匂いはしませんでした。なんか、こう、攻めてても「窮屈そう・・」というか、仙台弁でいうところの「いづい」っていうか、攻めているんだけど可能性が感じられる場面は少なかったですな。こんな時は「川崎が良かったし、ホームで気持ちが入っていた・・」と思うのがベガルタン流です。

こんな時に大切なのは気持ちの切り替えでしょう。選手たちには、川崎の夜を堪能し、リフレッシュしてから仙台に返って来て欲しいものです。当然自分も切り替えが必要なので、今日はガールズバーです。

2012年4月18日水曜日

今日はカップ戦、対川崎だったですな

いい感じで柏戦の余韻に浸っていたのに、気づけば今日は川崎戦です。嗚呼ー、もう少し・・・せめて、せめて、あと2、3日は「柏戦の余韻に浸りたかった・・・」というのが偽らざる心境なのですが、スケジュールは待ってくれませんな。個人的な感じでこれまでの川崎戦を振り返れると「非常に苦しい試合展開ばかり」と言った感じがしないでもありませんが、今日はどうなるのでしょうか?

そのような思いでスポーツ紙、ブログ、地方紙などに掲載されている「川崎・仙台戦」に関する内容をチェックしたら・・・
「川崎、現在首位独走の仙台にどう挑むのか?」
「難敵仙台へのチャレンジ」
「この状況で無敗の仙台と戦うなんて・・・」
「リーグ戦で唯一無敗を続けており首位に立っているチームですか・・」
みたいな感じで「仙台リスペクト」のオンパレード!!もうね、ここまで「仙台は強いから・・」みたいな記事のオンパレードが続くと、そのような状況になれていないベガルタンは、こそばゆくなっちゃいますな。

マジで、どの記事を読んでも「難敵仙台に対してどう挑むか?」みたいなフレーズが使われているから、読んでいるこっちとしたら「おいおい、正直、そんなに強くないって。確かに好調である事は認めるけど、だいたいにして毎年開幕直後は好調ですから・・・。そして問題は7、8月ですから・・。だから、そんなにリスペクトしないでくださいm(_ _)mお願いですから昨年までのように「ドン引きのくせに」ってバカにしててくださいm(_ _)m」って感じで読んでおります。もうね、こんな事を言われ続けたら「驕れる平家」になるのは確実であり、そんでもって「仙台サポにあらずば、人にあらず!!」ってなっちゃいますな。


去年の試合は、全ての要素が絡み合った素晴らしいものでした。この試合だけは「単なるリーグ戦の中の一試合」ではなく、それ以上の「何か」がサポーターの心の中に宿っていましたな。本当に、不思議で、生涯忘れられない試合の一つになりました。

分かってる、ベガルタンだって分かってるって。このままの調子で、仙台が首位を独走し続けることなど無いって事は。でもね、殆ど、どのチームのサポも「仙台強し!!」って言ってくれてるし、そして、そのフレーズがまた、耳触りが心地いいのよ。「仙台は強いよな」っていうフレーズって本当に気持ちいいのよ。何て言うの、あの「耳かき」の後ろ先に付いている「白い毛のポニョポニョ」で、母に膝枕をしてもらって耳そうじをしてもらうくらい気持ちいいのよ。僅か1ヶ月くらいの短い期間でさえ、こんなにも気持ちいいんだから、3連覇した当初の鹿島サポって、どんだけ幸せだったのでしょうか・・・。

嗚呼ー、3連覇何て言いません。今年優勝しろとも言いません。せめて、せめてこの幸せが7月頃まで続いて欲しい・・。そう思わずにはいられないベガルタンです。
今日はフロンターレ戦、ビート川崎!!

2012年4月16日月曜日

レイソル戦

何とか勝てて良かったですな。あのような試合をライブで応援された方は、さぞや幸福感に身も心も包まれた事でしょう、なにより、なによりです。私と言えば、仲間から叱責を受けても「ヘタレた気持ち」は改善できず、後輩たちに「片道分の高速代を援助するから」という、半ば援助交際のような形で柏行きを勘弁してもらいました。試合後、後輩たちが興奮して「どうして来なかったんですか?」とか「こんな時に来ないんじゃあ、リーダーは持ってないんですね」って言う感じでバカにされましたが、あのコンディションの中で2時間近くも「雨に打たれる修行」に耐えれる体力など自分にはありません。40代になって、自分の健康が何よりも大切になってきたベガルタンです。

試合の中身に眼を移せば、ピッチコンディションの影響もあるのか、前半から肉弾戦の雰囲気が「あっちからも、こっちからも」と言う感じでした。私はテレビ画面からしか確認は出来なかったのですが、おそらく、テレビの画面に映らない所々では、ガチのバトルが繰り広げられていたのでしょうな。その一番顕著な例が「大海vsレアンドロ」であり、後半の退場に至る過程は前半からのバトルの延長戦上にあったはずです。ボールが無いところでのアクションには、その選手が抱いている「本性」が観れる時があります。退場の直接的な要因となったレアンドロのプレーについての「悪質か否か?」の判断は、そのプレーを見た個人個人の見解の相違によって変わってきますが、あの状況で、あのプレーをしたところに、この日のレアンドロの精神状況を伺う事は出来ます。仮に、5-0で柏が楽勝で勝っていたのなら、彼が「あのプレー」をしたとは思えません。そうせざるを得なかった精神状態であったのでしょうな。

個人的には、ボールの無いところでの「ポジション争いなどにおける、駆け引きや肉弾戦」が大好物なんですが、それを観る為にはスタジアムへ行かねばならず、それを観れなかった事が重ね重ね残念であります。あの臨場感や、雰囲気、匂い、むき出しになったサポーターの感情などは、ライブじゃないと絶対に味わえません。大海がゴール前で倒れた時、柏サポならば「お前、そんなに時間稼ぎすんじゃねーよ!!<`ヘ´>!!」と思ったはずです。現実に、この日の解説者も「時間稼ぎと言う可能性はあるかもしれません」と語っていましたし、テレビで見ていたベガルタンも「そんなにたいした事はないだろうし、チョット疲れたのかな・・・」ぐらいにしか思えませんでした。しかし、リプレーを観たら明らかに大海とレアンドロは交錯しています。このプレーで、どのくらい大海が痛手を被ったのかは本人しか知る由もありませんが、そんなに近くはない場所で見ていた線審が旗を上げてファールをアピールしたのですから、それなりに「ガッツリ」とぶつかっていたのでしょうな。あのプレーこそ、この日のレアンドロの「本性」だとベガルタンは思っています。

この日の試合内容を素人なりに考えれば「前半は仙台ペースで、後半は柏のペースだった」と言う感じになります。昨年までの仙台なら、2-2に追いつかれれば「3点目を奪っての再度の突き放し」という状況は考えられませんでした。しかし今年の仙台は、多少相手ペースの試合となっても、我慢するところは我慢し、少ないチャンスを物にするといった「強(したた)かさ」を身に付けたような気がしますな。強さの源が「強(したた)かさ」では抽象的過ぎるので、これを具体的に言おうとすれば「昨年からメンバーの変更などが無かった継続性に、「喉から手が出るほど欲しかったアタッカー」であるウイルソンと言うワンピースが加わった事」とでもなりますかな。


素敵な動画のアップありがとうございます。個人的に、この日実況をしていた下田氏の事は仙台放送時代から「将来、日本のサッカー実況を背負って立つ逸材」と評価しており、ベガサポからすれば「東日本放送の加川さんのベガルタ愛に包まれた映像編集と、クールで熱い下田の実況が在仙放送局の宝だ」と思っていました。そんな下田氏は当然のように頭角を現し、最近ではビックな試合の実況を担当するようになり、ベガルタの試合の実況なんて「年に一回あるかどうか・・・」という感じになっていましたが、今年になってJスポーツで放送される頻度が多くなり、その結果として下田氏の実況も増えてきたような気がします。ホント、個人的にはありがたいことだと思っている今日この頃です。

レアンドロの2得点は流石ですが、林の対応が完璧だったのか否かは素人には分かりませんな。ただ、あのような至近距離から、さして早くないボールスピードのシュートが、自分の股下をすり抜けていく瞬間の林の顔は「ウッソ!!マジかぁ~~~~」って言う感じでした。再度追いついた柏と柏サポは、テレビからも十二分に伝わってくるような気迫で仙台に襲いかかってきました。同点直後から、、、、ん~~~そうですなぁ~~10分くらいは柏の猛攻が続いたような気がします。正直「もう、引き分けでいいから、早く終わってくれ!!」と思ってしまう自分を止めることが出来ませんでした。

なんでも、仙台の後半のシュート数は「たったの2本」だったようなんですが、そのうちの一本が、ここから出て、そして決まっちゃうところが「嬉し過ぎてオシッコ・ジャー!!」であります。場面を見れば、いつものようなショートカウンターなんだけど、前掛かりで攻めていた柏にとっては抑えるのが厳しかったんでしょうな。ただし、この場面で言えば、抑えきれなかった柏の守備を罵倒するよりも、結果を出した仙台の攻撃陣を褒めたいところですな。日立台で勝つ!!これって、こんなにも気持ちいい事だったんだね。

2012年4月13日金曜日

ベガルタン、ヘタレを後輩から注意される!

昨日は、後輩や得意先の知人たちとお花見を兼ねた飲み会。まっ、桜は開花してないんだけど、国分町には、別の花が常に満開だから問題はありません。最初は仕事関係の話をしていたんだけど、次第に話題はベガルタ関連の物となっていった・・・。

自分「で、唐突と言えば唐突なんだけど、俺、仙台支店ベガルタ仙台応援同好会の会長と、そして同好会を辞めようと思うんだ・・・」

後輩A「えーーー!!急にどうしたんですか?この同好会はリーダーが8年前、当時の常務(現社長)に直談判して設立した同好会なんですよ?その様子は会社のコミュニティー雑誌に大々的に取り上げられ、「仙台支店に無茶な人が居るらしい・・」と一躍「時の人」となった切っ掛けでもあるじゃないですか!!その設立者が、しかも、チームが苦しい状況ならばいざ知らず、今は首位。どう考えても、そのタイミングとは思えません!!」

自分「いやいや、別に同好会を辞めるからって、ベガサポを辞める訳ではなよ。ただ、いつまでも自分みたいなロートルが応援ツアーの日程を考えたり、飲み会やイベントを企画するのも、なんだかな・・・って思い始めた所に、AKBの敦っちゃんの卒業宣言だろ?会もソコソコ大きくなったし、もう、いいかな・・って」

取引先知人B「うわー、AKBのあっちゃんの卒業を自分とリンクさせて、何気にセンチメンタルジャーニーだよ、今日のリーダーは」

後輩C「勘弁して下さいよ・・・僅かとは言え、この同好会が会社から予算を貰っているのは、リーダーの人脈があってこそじゃないですか?それを何ですか?急に梯子から自分で降りちゃうなんて・・・。せめて、優勝でもしてから言うのなら「まっ、リーダーも一区切りつけたいんだな・・・」って思うけど、今このタイミングで、それは、ないですよ」

自分「いや、突発的に言ったことではなく、前々から考えていた事ではあるんだ。結局、良い意味でも悪い意味でも俺が仕切っていたから、後輩が育たなかったんじゃないのか?って思い始めたら、思い当たる節が一杯出てくんのよ。飲み会の場所、行くアウエーの場所、会社との予算折衝の惰性化・・・自分なりにマンネリ状態だとは感じていたんだけど、それがそろそろ限界に達してきただけなんだ。新しいリーダーの元で、この同好会も次のステップへ立ち上がる時が来ていると・・・」

同好会設立時からのメンバーで元大学準ミスの裕子
「・・・・・リーダー、ちょっといいですか?」
自分「おっ、君とは設立時からの同志だから、俺の気持ち、分かってくれるよな?」

元大学準ミスの裕子「はい、良く分かっているつもりです。リーダー、柏戦を前にして、その卒業宣言・・・。リーダーは土曜日に皆で行くことになっていた柏の天候が、本降りで雨の確率が70%だと分かって、ヘタレましたね?「雨だし、日立には屋根が無いし、駅から20分くらい歩くし、ついでに言うと高速代は「言いだし番長」の自分持ちだし・・・・」って考えて、どうやったら柏へ行かない事を正当化出来るかって、ずぅーーーと考えた末に出した答えが、この卒業宣言なんでしょ?」

自分を除く一同「えっーーー!!!($・・)/~~~ ($・・)/~~~ (>_<)(>_<)!!!」
柏戦と言えば、このエンターテーメントだが、様々な理由で現在は行われてないようだ。残念と言えば残念だが、複雑な人間関係の上に成り立っているチームの応援なので、しょうがないと言えばしょうがない。復活を期待しつつ、新たなレイソルスタンダードを待つとしよう。

後輩D「マジっすか、リーダー!!それじゃあ、AKBヘタレNo1の指原よりもヘタレじゃないっすか!!」
取引先知人B「うわ――最悪、同情を買いつつ、柏へ行くと言った「高速代は俺が持つから・・・」との言いだし番長の責任を回避する為に、あっちゃんの卒業宣言を利用するなんて・・・・何なんですか、あんたは?」

元大学準ミスの裕子「リーダー、何かコメントはありますか?」

自分「俺が悪かった!!(>_<)(>_<)」すいません、出来心だったんです・・・明日の天気は本降りの雨だし、さらには「北東の風後、北の風やや強く」と風も強そうだし、日立は屋根が無いから寒いだろうし、つい出来心で自分はAKBヘタレNo1の指原よりも、ヘタレてしまいました!!」

この後、1時間に渡って、一同からきつい叱責を受けたベガルタンでした。

明日は柏戦、ビート・レイソル!!

2012年4月12日木曜日

ベガルタン、愚痴を聞く

昨日は、新年度一発目の全体会議で東京へ。一発目なもんだから、エリア別会議、営業会議、全体会議等々・・・コンパクトな時間の中で濃密な情報がやり取りされました。もっとも、営業会議だけは別でして、もうね、復興特需があった被災地エリア以外は揃って撃沈!!幹部たちから厳しい叱責が飛んでたっけ・・・。そんなこんなでランチタイム、会社が用意した幕の内弁当でエネルギーの補填であります。

広大なミーティングルームの一角でランチを食していると、常務からテポドン級の爆弾を揃って喰らった大阪支店の吉沢と本社の湧井が、互いを励ましあっている光景が目に入って来た。今日のテポドンは過去最大のメガトンクラス!!さぞや落ち込んでいるだろうと思い、ベガルタンは先輩として「いいカッコ」をすべく、彼らを励ましに行きました。しかしながら、近づいてみると、話の内容がどうも仕事ではないような・・・。そこで、悪気はなかったものの、サントリーのウエイティングバー・アバンティにおける教授のように、ちょっと聞き耳を立てるベガルタンでした・・・

ちなみに、本社の湧井はライトな東京FCサポで、大阪支店の吉沢はコテコテのガンバサポである。

本社の湧井「大丈夫、大丈夫っすよ、吉沢さん」
大阪の吉沢「まあ、そんなに心配はしてへんけど、何をやってるんだか・・」
本社の湧井「冷静に考えてくださいよ、どう考えたって、このまま終わる訳ないじゃないですか!!」
大阪の吉沢「確かにそうなんやけど、これがローリングストーン状態なんやな。もうな、転げ落ちるスピードにサポが付いて行けんのや」

本社の湧井「遠藤、今野、加地、二川・・・どう考えても、このまま終わるチームじゃないですって!!」
大阪の吉沢「でもな、そんな選手層をもってしても、湧井のとこの東京は降格したやないか・・・。誰に聞いても「ガンバは大丈夫」って言ってくれるけど、そう言われれば言われるほど、なっ、心配になってくるやろ?」

本社の湧井「それはありますね。「ヤバイっすよ!!」って言われたら危機感も出るんだろうけど、リーグの終盤までサポの間には「落ちてしまう」って言う危機感はあまりなかったですし、最終戦だって普通に勝って残留を決めると思っていましたから。だって、この時の相手はダントツに弱かった降格が決定している京都ですよ?しかも、ライバル神戸の対戦相手は埼スタで浦和ですよ?今思うと、それほど切迫して降格を意識しなかったのがヤバかったのかと・・」
大阪の吉沢「そやろ、まだまだ大丈夫・・が一番危ないんや」
本社の湧井「俺たちも降格した年は「まだまだこれからだ」とか「東京が降格するはずなどない」みたいな、訳の分からないポジティブシンキングやプライドを持っていましたが、ある意味、本当に降格を意識したのは京都に先制されてから・・・かもしれません」

なんと、仕事の話をしていると思ったら、サッカートークじゃないか!!それならばと、早速その会話の中へ入り込もうと近づくベガルタンだったが・・・

大阪の吉沢「あらあら、誰かと思ったら無敗の首位チームの関係者が来ちゃったよ、しかも笑顔で。嫌みなっちゃなぁ~~」
本社の湧井「吉沢さん、リーダーに対して上から目線のタメ愚痴しちゃっていいんですか?」
ベガルタン「いい、いいんだ、吉沢君。愛するチームが崩壊の危機なんだから、心が荒廃するのもしょうがないじゃないか・・・」
大阪の吉沢「うへぇ~~~~、どこまで嫌みな匂いをさせればいいんですか?首位の仙台さんは・・・」

毎年のようにタイトルを狙っていたチームが、今年は5節終了時とはいえ、1分4敗の17位・・・、そんでもって監督は解任!!私ならばグレて深夜の首都高をぶっ飛ばしますな。「本当に追い詰められちゃって・・・」みたいな心境で大阪の吉沢を見ていたら、横浜支店の川崎サポである高山が自嘲気味に会話の中へ加わって来た。

川崎サポである高山「えー、お取り込み中、誠に申し訳ありませんが、今しがた、相馬監督が解任されました」
ベガルタン「えっ、うそ!!マジ?川崎って確か、2勝くらいしてたんじゃないの?5節で2勝している監督を解任って、どんなチームだよ???全敗じゃないんだろ?まだまだこれからなんじゃないの?だったら昨年の8連敗している時に解任しろって!!」
大阪の吉沢「おおー、同志よ・・・分かる、その辛い気持ち、痛いほど分かるでぇ~~」
川崎サポである高山「吉沢さん、分かってくれますか?」
大阪の吉沢「分かる、分かるって。まあ、無敗の首位チームサポには、到底分かってくれないやろうけど、分かる、分かるで、高山君!!」

自分からしたら、ガンバも川崎も格上のチームです。選手層、資金力、そのいずれもが目標となるチームですが、そんなチームでも一つ歯車が狂うと、転げ落ちちゃう事があるんですな。この時思ったよ「ここに鹿島サポが居なくて本当に良かった」と。

2012年4月11日水曜日

磐田戦の失点に想う

巷ではウイルソンの株が急上昇しているようですが、個人的な意見としては「大海の株価も、もっと上がるべきではないのか?」と考えております。確かに、磐田戦における2失点目の間接的な要因は大海のプレーですし、この事は大海本人も「中途半端なパスをしてしまった・・・」と反省しております。しかし、全体的にラインを上げてコンパクトな中にも「より攻撃的な守備」というコンセプトで戦うにおいては、大海の攻撃的なスタイルをチームに注入する事は絶対的に必要不可欠ではないでしょうか?もちろん、素人が「大海のスキル」を判断出来るはずなどありませんが、結果として「より攻撃的な守備」を標榜し、相手チームへ前線から強いプレッシャーを与えながら試合を戦うに当たっては、「どちらの方が優れているかどうかではなく、今年のチームコンセプトを踏襲して戦おうとするのなら、チョよりも大海の方がマッチングしているのではないか?」と思っているベガルタンです。この妄想、当てっていればいいですな。

チームの成熟度が年々増した結果、今年のベガルタは「今までよりもボールを繋ぐ姿勢」が強くなってきました。ピンチになったら大きくクリアー・・・チャンスが来たら早めでもいいからゴール前へボールを入れる・・・その結果としてフリーキックなどの機会が増えればラッキー・・・。ベガルタが安定的にJ2を勝って来たのも、そして何とか残留出来たのも、さらに昨年のような飛躍が出来たのも、自陣にブロックを築いて跳ね返し、少ないチャンスをカウンターやセットプレーで物にして来たからです。この戦略の事を仙台のメディアは「堅守速攻」と呼び、他チームサイドやサポは「ドン引きサッカー」と呼んでいました。

ベガルタン個人としては、他チームサポから「ドン引きサッカー」と揶揄されても、『仙台というチームは何とか残留し、結果的にトップ10に入る事がチームの目標なんだから、現有戦力でそのミッションをコンプリートする上で、最も効率が良い戦術が「ドン引きサッカー」であるのなら、何の恥ずべきこともない』という考えでいました。仮に、全てのチームが「ドン引きサッカー」をすることで残留を確定させ、そして4位になれるのであれば、降格を心配するチームは全て「ドン引きサッカー」をして来るはずです。しかし、そうなっていない・・・。このことからも「ドン引きサッカーだけでは好成績を残す事は出来ない」ということを、全てチームが経験則として知っているのでしょう。幸いにして仙台には、積み重ねてきた成熟度と、攻守に渡って献身的に走り続けるサイドアタッカー、さらにはピンポイントで合わせられるセットプレーという強みがありました。おそらくは、これらの強みが一つでも足りなければ、仙台が4位になる事はなかったでしょうな。

今年のキャンプで直樹が監督へインタビューしていたんだけど、その返答を聞いてベガルタンは愕然としました。
直樹「今年はラインを高めに設定して、より攻撃的に行こうとしているようですが・・」
監督「実は、昨年の後半あたりに選手たちから「もっとラインを高く設定して攻撃的に行きたい」と言って来て、選手たちの考えは自分も同じだったので、それをやりきれる土台、選手のスキル、タイミングなどが今年合ったんです」
直樹「えっ、選手たちから言って来たんですか?」
監督「守るだけだと、どうしても攻撃に移る際にパワーが出ないから、フラストレーションが溜まるようです。それならばと言う事で、今年はキャンプから「より攻撃的に」をコンセプトにして練習をしています」
直樹「そうですか・・・選手たちの方から・・・」

戦術を決めるのは監督なのでしょうが、その監督に対して率直に意見を言えるところが仙台に長所なのでしょうな。元々、手倉森監督は「人もボールも、そして観ている人の心も動かすサッカー」を標榜していました。しかし結果が出ず、そのコンセプトを自ら廃棄!!「勝たなければつまらない」という信念の元、手堅いサッカーへと変貌していきました。この思考のチェンジこそ、「ベガルタが反転攻勢するきっかけとなった」とベガルタンは考えています。20年後に、ベガルタンは「激動!!ベガルタ仙台サポの30年史、チームの変貌と絆・・・」という本を世に出しますが、そこでも間違いなく歴史の転換点は?
という問いに対しての答えは「人もボールも、そして観ている人の心も動かすサッカーという理念を封印した瞬間」と答えるはずです。

磐田戦の2失点目に関して、Sバックの周りの人たちは「なんで、あんな危ねーところにパスを出すんだ!!」とか「もっとセーフティーにプレーしろって!!」とか「あんなところでトラップをミスったら、ピンチになるのは分かってんだろーが!!」みたいな罵声が飛びました。しかし、今年の仙台は昨年よりも「攻撃的に行く」と言う事を標榜しています。その結果として、5節終了時ではありますが、ベガルタの得点数はリーグ1となっているのです。この成果の要因は明らかに「昨年よりも攻撃的に戦っているから」であり、その前提として自陣からでも「大きくクリアーするばかりではなくパスをしよう、ボールを繋ごう」というコンセプトが共有されているからでしょう。しかし、「ボールを繋ごう」とすればするほど、結果的にミスが出る回数は増え、ピンチになる頻度も多くなります。この部分のリスクを考慮できないと、サポーターとしてのレベルアップは中々できないのではないか・・・、ミスからの失点を罵倒する周りの人たちにを見て、ベガルタンは強烈な違和感を抱いていました。

強烈な違和感といえば、アルビサポのシルビの応援ですな

別に、新潟サポを非難するつもりはなく、最初に聞いた時に強烈な違和感を抱いただけです。柳沢の応援が「やなぁ~~ぎさーわ!!チャチャ・チャチャチャ」しかないのと同じくらい、シルビの応援は「シールビィ~~ニョ、ゲットゴール・シールビィ~~ニョ」しかないと思っていた自分とすれば、この応援には強烈な違和感しか抱けなかった。

2012年4月10日火曜日

磐田戦に想う

前半は互いに無得点だったものの、後半になると試合が動き始めた。まっ、先に失点をしちゃうんだけど、そのシチュエーションはと言えば「えっ、何なに?入ったの?入っちゃったの?」みたいな感じのゴールだった。どの失点だって「1点は1点」なんだろうけど、どうせ決められるのなら綺麗に崩されての「ズドォーーン!!」の方が、何気に清々しい気持ちになるのは自分だけでしょうか?どんな失点だって、チョットしたマークのズレや連携のミスから生じる物だとは知っていますが、あの磐田の先制だけは「キツネにつままれた」ような感覚が生じるゴールでした。ゴール前、ノーマーク、至近距離でキーパーと1対1になる・・・・。普段なら絶対にあり得ない事なんだろうけど、あったんだよね。逆に言えば、あそこに詰めていた菅沼が良かったのでしょうな。

先制された瞬間、Sバック中央付近は瞬間冷凍状態!!そうですなぁ~~30秒くらいは全体がフリーズしました。何気に仙台が押していたような雰囲気を感じていたから、先制された事が、しかも、あんな訳が分からない状態で先制された事がよほどショックだったのでしょう。かく言うベガルタンも固まりましたから。「えっ、そんな感じで入っちゃうんだ・・・」って。しかし、そんな落ち込んだ心理状態を一発で解凍してくれるプレーが出るからサポは止められません。スピードに乗ってゴール前へ突っ込む関口に、不安定ながらも何とかボールを繋ぐウイルソン、そしてドリブルでチョを振り切り、キーパーとの駆け引きを制して右隅へボールを流し込む・・・。いいゴールでしたな。

しかしながら、ベガルタンが最も感動したのはゴール直後の光景にです。ゴールを決めた関口は、そのままサポーターへアピールしながらアップをしている仲間たちの元へ走り寄ります。すると、柳沢と猛烈に抱き合い、そこへ広大が合流、そして内山も近寄ってハグ!!ハグ!!ハグ!!この光景を見ただけで、ベガルタのチームにとって「関口がどのような存在か?」が分かると言うものです。あの瞬間の光景が観れただけでも、年チケ代を支払っている価値があると思いました。あの光景には、言葉では上手く説明できませんが、これまでの苦しみや辛さを共有してきた仲間たちからの「真の意味での祝福」が込められていたような気がします。

言葉にすれば「ヨッシャァーー!!」だけですし、行動にすれば抱き合っただけですが、あの関口と柳沢の抱擁シーンには、言葉を超絶した「何か」を感じる事が出来ました。日本代表に選ばれ、アルゼンチン戦に出場、その後チョットした見解の相違で監督から謹慎処分を受け、以後はゴールと言う結果を出す事が出来ず、そして大震災を経験・・・。この2~3年で、関口は大きく成長したはずです。素晴らしい経験もしましたし、辛い経験も、そして哀しい経験もしました。そのいずれの経験も、我々サポーターと共有できているからこそ、あの柳沢との抱擁には感動を覚えます。感動とは「結果+プロセス」であり、そのプロセスの時間を共有できるのがサポーターとしての喜びなのではないか・・・。あのシーンを観て、ベガルタンはこんな事を考えていました。

しかし、そんな感動も長くは続きません。大海曰く「不用意なパス」、そして富田曰く「トラップミス」から失点をしてしまいます。相手のシュートも上手かったんだけど、これには私の周りの普段は滅多に大声を出さないサポの集団が「何してんのやぁーー!!」とキレました。マジで怒りに顔を硬直させてましたから、本当に怒っていたのでしょう。そうですなぁ~~、どれくらい怒っていたかと言えば・・・

こんな感じですかな。普段キレない人がキレるって、怖いよね。

ベガルタンはキレると言うよりも、どちらかと言えば哀しかったです。せっかく、関口がサポーターの気持ちと共にゴールを決めてくれたのに・・さらに言えば、もうチョットゴールの余韻を味わいたかったのに、5分ももたないのか・・・と言う気持ちでした。こんな切ない気持は、小6の時に好きだった女の子のスカートをめくったら、いきなりバシッ!!と平手打ちをされ「あんたみたいな人、本当に大嫌いよ!!」と言われた時と同じくらい切なかったです。そして、そのシーンは、4年後、ガンダムのシーンに登場します。

あの時、ベガルタンはカイの気持ちが痛いほど分かりました。綺麗な女性から平手打ちを喰らう・・・この切ない気持ちは、された人でないと絶対に分からない。ついでにいうと、私はセーラ役の井上さんの声が大好きで、亡くなった時は1週間喪に服しました。

この続きはまた明日

2012年4月9日月曜日

磐田戦に想う

勝てませんでしたな。今風に言えば、試合内容は「何気に仙台推し」と言う感じがしないでもないのですが、こんな場合の試合内容でもネガティブにならず「磐田は強(したた)かだよなぁ~~」と考えるのがベガルタン流です。公式なデータを見ると、磐田が前半に放ったシュートは0本、そして後半は3本、そのうち2本を決めて来るあたりが「強(したた)か」と言えば強かであります。だからと言って、磐田に「恐ろしいほどの強さ」は微塵も感じられず、どちらかと言えば全員がハードワークして来る優等生的な印象を持ちました。おそらくは、主力と思われている選手が何名か欠けていたのでしょうが、それでも苦しみながらも結果を残すところが磐田と言うチームの底力なのでしょうな。

メディアなどでは盛んに「首位決戦!!」をアピールしていたようですが、やっている選手たちも、応援しているサポーターも、ことさら『現時点での順位』を気にしている雰囲気はありませんでした。もしも特定の雰囲気があったとすれば、それは「このまま連勝を伸ばしてくれ!!」という首位決戦とは違う「願望」だったはずです。これが10月後半くらいで順位での決選ならば、イメージとしては「09年、J2首位決戦のセレッソ戦」くらいに満員となるのは確実ですが、そうならないところに、どことなく「山はまだまだ、これからだよ・・」みたいな、チョット冷めて現状を分析しているサポーター心理が伺えます。そうですなぁ~~、ベガサポとすれば「7,8月を乗り越えて今の順位に居れば、そこそこ期待出来るかも・・・」と考えるのでしょうが、まだ4月ですからな・・・「期待するな!!」とは言いませんが、期待するにしたって「まだ早いんじゃない?」と思うのがベガサポマジョリティーでしょう。


磐田と言えば、どう考えても「入れ替え戦」を思い出さざるを得ないが、ベガサポ人生の中で、「試合当日の朝から極度の緊張感によって『吐き気を」もよおしたのは、後にも先にもこの入れ替え戦のみだ。うちのカミさんも朝から吐き気が止まらず「これ、ひょっとしたら、つわりかも・・・」と仕事中の私に電話をかけてきたので、速攻で「お前とは7年もセックスレスだろうが!!」とシャウト、今となっては良い想い出です。

普段は喜びを爆発させない自分だけど、ナジソンのゴールが決まった時には、アルプスの少女ハイジの名場面における、クララが立ち上がって喜びを爆発させていた「ペーター」並みにピョンピョン飛び跳ねていた。

このくらい、ベガルタンは喜びを爆発させました。
いつもなら、絶対にハイタッチしない隣の日本酒親父とも、何の違和感もなくハイタッチ!!ナジソンのゴールは本当に嬉しかったし、絶対に勝って昇格できると思いました。そう、松浦という存在を知るまでは・・・。

素人目に見ても、ウイルソンのコンディションが日に日に上がってくる事は実感できます。献身的な守備、何気にサイドを切り崩すドリブル、時に強引とも思える場面で放たれる枠を捉えるシュート・・・。どうやら、当たりのようですな。となると、赤嶺・ウイルソンという固定できる2枚看板が仙台にも誕生した事になります。昨年までなら、赤嶺のパートナー選びにチームも我々サポも苦慮していました。中島はイマイチ結果を出してくれないし、中原は空回りが何気に多いし、柳沢にフルシーズン戦ってもらうのは厳しいし、太田にポストプレーを求めるのも何だし、武藤じゃチョット早い気もするし・・・。とにかく、現状の成績よりも、軸になるFWが誕生した事の方が嬉しいベガルタンです。

マラニョンコールを思い出させるウイルソンのコール。願わくば、もうちょっとカッコイイコールを作って欲しいと思わざるを得ない。現時点で、Sバック中央付近における「ウイルソンコール」の追随は1割もない。

この続きはまた明日

2012年4月5日木曜日

鳥栖戦に想う

ん~~~、何て表現していいか分かりませんが、とりあえず勝てて良かったですな。もっとも「2軍の鳥栖相手にあの試合では・・」とか「あの展開ならば、あと2,3は取らないと・・・」という意見があるのも事実で、特段に良い内容の試合ではなかったような気もします。しかし、中3日・極寒のナイター・相手の鳥栖は2軍の若手主体・仙台もスタメンは大幅に入れ替え・観客数もお寒い限り・といった状況では、素晴らしいプレーを見せろと言う方が無理なのかも知れませんな。

カップ戦での2連敗は出来ない・・・という状況で勝つ事が出来た。どんな内容でも勝つ事が出来た。昨日の収穫はそれだけで十分ですな。それ以上を求めたら罰があたります。自分的には「原田よ、もう少し攻撃的になれないのか・・」とか「武藤の積極性にもう少し正確性が加われば・・」とか「柳とウイルの連係がもうチョット良くなれば・・・」みたいな感想はあるんだけど、まあ昨日は勝つことが最大のミッションだったはずなので、愚痴を言わずに選手たちを見守りたいところですな。

仙台では大卒2年目でも若手のカテゴリーに入ります。多くの他チームでは、10代や二十歳そこそこの選手の活躍が伝えられておりますが、仙台に関しては23歳でも「かなり若手」の部類に入いるような状態です。気がつけば、リャンは三十路に突入し、インタビューでも「自分はもうベテランっすから・・」と自虐的にコメントし、関口や広大や富田などは立派な中堅選手へと成長し、角田や松下や赤嶺などは、中堅選手と言う範疇を超えた存在になりつつあり、菅井や田村だって、とてもじゃないけど若手とは言えないカテゴリーに分類される以上、仙台選手の高齢化問題は日本の「超高齢化社会問題」並みに深刻な状況なのでしょうな。

考えてみれば、手倉森体制が始まった年から「5年計画」と言うロードマップが公言されました。あの時は、なにを偉そうに・・・と揶揄されましたが、結果的に「そのロードマップ」に沿った成長をチームがしている以上、監督の評価が高まる事は極めて自然です。その初段階から、リャンや関口、富田や菅井、さらには田村や広大などは主力で頑張ってくれました。それから5年近い歳月が経とうとしているという現実を踏まえれば、これまで頑張ってくれた選手が中堅やベテラン選手となる事は極めて自然ですな。

誰が考えても、間違いなく、あと4、5年後にはチームをリストラ(再構築)する時期に来るはずです。5年後と言えば、リャンは35歳、赤嶺や松下は33歳くらい、関口や鎌田だって30オーバーだし、ついでに言えば広大や富田だって30オーバーのはず・・・。どう考えても、全員が5年後仙台でスタメンでいる訳などありません。まあね、「若手主体のチーム」があるんだから、一つくらいは「年寄り中心のチーム」があってもいいとは思うし、超高齢化の「しくず」の様なチームがリーグで大活躍すれば、良い意味で話題にはなるはずです。

仮に、現状のメンバーで5年後も戦っているとすれば、ニュースのコメントはこんな感じになるはずです・・・
『スタメンの平均年齢が「32歳」というオールドマンチームの仙台が、リーグ戦で首位に立ちました。元日本代表の柳沢(38才)選手は「チーム全員が一つになった結果です。このメンバーで、そして監督の元で10年間一緒に戦ってきたので、互いにやるべき事は分かっています。運動量とスピードは敵いませんが、その分を経験値と連係で上手く補えている」と語っていました。これからもオールドマン仙台の活躍に期待したいですね』みたいな感じになるはずだ。これはこれで悪くはないが、ベガチアの高齢化だけは避けて欲しいものですな。

今年、フロントはチームのリストラ時期を考慮したチーム編成をしました。今までになく高卒世代を複数人獲得したいと言う現実は、チームが次のステップを考慮した成長戦略へと舵を大きく切った証しのはずです。ここへユースから毎年のように選手が加われば、そしてその選手が活躍してくれれば最高なのでしょうが、そのようになるまでは、まだまだ時間が必要なのでしょうな。だったら、その必要な時間までは現在のやり方で踏ん張らねばなりません。チームが活躍し、地域にしっかりと根を張ってこそ、そのチームは若い選手たちにとっては「ブランド」となり得ます。そして「ブランド」となる為には、タイトルが必要不可欠です。そのタイトルへ向かって、選手たちと共に頑張る過程を共有してこその、サポーター冥利であることは分かっています。あとは、その苦しい時間を耐えれるかどうかだけですな。

2012年4月4日水曜日

強風が吹き荒れていますが試合は大丈夫なんでしょうか?

今日は鳥栖戦ですな。何でも強風で飛行機が飛ばず、仙台に到着するのは今日の午後とか・・。鳥栖サイドからすれば可哀想なことですが、こう言う事を含めてのホームコートアドバンテージなのでしょう。しかし、このような天候になる事は2日前から分かっていたはず。だったら、前日午後の移動という選択をしたチームフロントの考えが甘ちゃんだったということになります。まっ、他チームの事だからどうでもいいけどね。


鳥栖戦と言えば、自分的にはリャンのフリーキックだ。今ではサッカー界から存在を抹殺された「イエ~~ス!!」の絶叫解説が何ともシュール。個人的には復帰を期待しているのだが、事件が事件だけに、無理なんでしょうな。短いですが、今日はここまで。だって、電車が全線不通だからね。

今日は鳥栖戦、ビート鳥栖!!

2012年4月3日火曜日

仙台支店に、FC東京サポが入社す!!

新年度になり、仙台支店にも7名の新入社員が配属されてきた。昨年度の仙台支店は新卒の採用は無かったので、希望に満ち溢れているフレッシュマンを見るのは2年ぶりだ。嗚呼ー、その若さ・・・羨ましい・・・。私だって20年前は彼らのように希望を胸に抱き、夜な夜な合コンのメンツ集めに汗をかいていた時期もあったが、30も半ばを過ぎてからは合コンのお誘いすら来なくなり、たまに女子社員からお誘いが来たと思ったら、結婚の報告や社内恋愛の相談ばかり・・・。男の賞味期限切れが間近に迫っている事は確実のようですな。

普段なら本社で一括採用する新卒だが、今年は会社の方針で「被災エリアの支店は極力、地元から採用するように」というお達しがあり、仙台支店では6人の新卒を地元の大学から採用。それに本社採用された1名を加えて、合計7名が私たちの仲間となりました。各部署ごとに挨拶して回る新入社員の面々、緊張とやる気が漲っているのは私にも分かりました。私の部署への挨拶が終わり、次のカリキュラムまではコーヒータイム。朝早くから出社して会社周りの清掃、自分たちのデスクの設置と整理整頓、簡単な入社式、各自の挨拶・・・。こんだけ緊張した時間を過ごせば、コーヒータイムくらいはあってもいいんでしょうな。

そんな時間を利用して、新人の吉沢君が私のところへやって来た。

吉沢「リーダーとお会いしたら、研修でお世話になった本社の赤井部長から、このメモ書きを渡すように言われておりました」
自分「えっ、総務の赤井部長が?俺に?株主総会のことかな???どれどれ、中味はと・・・」

赤井部長「いいか、この中沢君は私と同じ東京サポだから、間違っても仙台支店のベガサポと一緒の行動は取らせんでくれ。間違っても、彼をコアゾーンへ連れ込む事はしないでくれ。間違っても、アウエー遠征の時に彼をドライバーとして酷使しないでくれ。間違っても、彼に平山が欲しいとか直が欲しいとか言わんでくれ。間違っても、ユアスタでの試合に彼をベガサポエリアへ連れて行かないでくれ。もしも、俺の言う事を聞けないのなら、それなりの覚悟が必要だぞ。東京!!東京!!東京!!東京!!」

自分「・・・・こんなくだらないメモを、君は本社の赤井部長から預かって来たのか?」
吉沢「中味は分かりませんでした。ただ、仙台支店にはベガサポのリーダーが居るので、自分が悪影響を受けないように釘をさしてやるから・・・と赤井部長が気を使ったようです」
自分「気を使った文章の内容が、東京!!東京!!東京!!東京!!だぞ?率直に聞くけど、これ、どう思う?」
吉沢「えーと、何とも言えません」


どことなく、他チームをバカにするきらいがある東京の応援だが、間違いなく元気はある。例え他チームから嫌われようとも、今後もこの路線で突っ走って欲しい。

この赤井部長は、仙台の好調を快く思っておらず、電話で話すたびに「今だけ番長」とか「春の珍事だから」みたいに私を煽ってきます。対戦相手の選手が結果的に負傷した事が続いた時なんかは・・・
「おいおい、うちの選手の時だけは勘弁してくれよ・・・昨年は大震災があって仙台は絶対的に正義だったけど、今年はどうせなら悪役に徹したチームになったらどうだ?クラッシャー仙台!!なんて、いい響きだぞ。ついでに、選手全員がマスクを被り、審判が見て無いところではタイガーマスクのように反則の嵐!!そこで皆からは「Jリーグのヒル役」と認知され、スポンサーも暴力団関係からブラックマネーを潤沢に供給。ユニの胸には、でっかく「山口組」なんてどうだ?」と言いたい放題。この人、絶対に仙台が嫌いですな。そして、そんなベガルタが好きな私を目の敵にしている事は確実です。

自分「世渡り上手の模範解答と言いたいところだが、ここは仙台支店で、君は間接的とはいえ自分の後輩と言う立場である事は分かっているな?」
吉沢「はい、本社の平井課長からも「仙台に行ったら仕事以外の事は全部リーダーから教わるように」という訓示も受けております」
自分「えっ、平井がそんな事を言ったのか?まあいい。ところで、君は東京サポとか・・・で、いつからサポになったんだ?」
吉沢「味スタが家から近かったもので、子供の頃から両親と通っていました」
自分「えっ、子供の頃からって・・・そんなに昔から味スタってあったのか?」
吉沢「いえ、分かりませんが、とにかく小学生の頃から通っていました」
自分「君、何年生まれ?」
吉沢「平成元年です」

嗚呼ー、来ちゃったよ・・・平成生まれの後輩が・・・。憎っくき赤井部長の書面を携えて・・・。よーし、燃えてきた、マジで燃えてきた。この吉沢君をベガルタンがマインドコントロールして、数年でベガサポに変えてやる!!そして、いつの日か本社へ帰る時に、赤井部長へ「仙台!!仙台!!仙台!!仙台!!」という書面を手渡すんだ!!それまでは、この「東京!!東京!!東京!!東京!!」という書面は私が大切に預かるぞ。

ここに断言します。私はオセロの中島をマインドコントロールした「自称占い師」を使ってでも、数年で吉沢君をベガサポにします!!合言葉は「仙台!!仙台!!仙台!!仙台!!」です。

2012年4月2日月曜日

セレッソ戦の実感

何とか勝ちましたな。後半の中盤以降は押されっぱなし、尚且つ、播戸にゴールを許してしまって以降はサンドバック状態に近いものがありました。そしてロスタイムが5分だもん、ベガサポだったら「何となく嫌なデジャブー」が見えて来るのはしょうがありません。まあね、相手はセレッソだし、ホームで1点負けている状況ならば、彼らが攻めダルマモードでガツガツ来るのは想定内であり、だからこそ、ベガルタンは「アウエーで1-2で勝っている時の試合の終わらせ方を見れば、仙台のチームとしての成長が分かるかもしれん・・」という想いを持って試合を観ていました。で、その観ていた率直な感想なんだけど「勝って終わらせる事が出来たのは成長かもしれなが、この試合の終盤は、「押されながらもゲームをコントロール出来ていた」とは言えないのではないのか?」と言う感じですかな。

しかしながら、連携が発展途上段階で、攻撃的な守備の構築も実戦形式のテスト段階である事を考慮すれば、「実践で新たなオプション (鎌田をアンカーにおく布陣) を試しながらも、何となく勝てている現状で3月は満足すべき」と考える事に若干とはいえ整合性があるはずです。しかしまあ・・・「何となく勝てている現状で3月は我慢だ・・」なんて言い方は、読まれる人によっては「何なんだよ、チョット勝ったぐらいで、もう上から目線かよ!!」と思われる事は確実だけど、決してどの「試合も力でねじ伏せた感」は微塵もなく、圧倒的なポゼッションでゲームを支配していたという現実もない状況では「長年継続して、チームを作って来た貯金の利子で何となく勝てている・・・」と思うのは率直な実感です。

実際のポゼッション率は若干ビハインドだろうし、シュート数も倍以上少ないし (後半なんて仙台のシュート数は1本だよ?)、このような状況ではセレッソの選手が「そんなにピンチが多い訳ではなかったので・・・」とか「後半の戦い方が出来れば勝てたはずだ・・」とコメントしてしまう心境は理解できます。セレッソの場合は、監督が代わり、選手も代わり、その中でキャンプからチームコンセプトの共有化を作り始めたばかりのはず。今回の場合で言えば、現時点での「チームとしての完成度が勝敗を分けた」としか言いようがありません。セレッソは素晴らしいチームで、若手の有望な選手も多く、これらの選手がチームとして機能した場合に仙台が劣勢になる可能性は否定できません。その意味では「早い時期に戦っておいて良かったよ・・・」と思わずには居られませんな。


素敵な動画のアップ、ありがとうございます。私が気になったのは、この動画をアップされた方が、ベガサポなのか、それともセレッソサポなのか?であります。実況の音声がないだけに分かりづらいのですが、何気にセレッソサポのような気がしますな。

最近は何かと「仙台のプレーは韓国のチーム並みにラフで汚い」という評判が聞こえてきます。しかし、2年前には「フェアプレーのチーム」としてリーグから表彰されており、ベガサポからすれば「えっ、うちがラフ&ダーティーなチームだって?そんな冗談はよしてくれよ・・・リャンがそんな事を聞いたらキレるよ・・・」という想いは禁じ得ません。ただし、この試合でも仙台のイエローはセレッソよりも多く、データで確認はしていないものの「昨年の5試合消化時点よりは、何気にイエローの数は多いような気がする・・・」という感じはしています。ここまでコンスタントにイエローを貰っていると言う事は、「何気にイエローが多くなった理由は審判ではなく、どうやらラインを高くしての攻撃的な守備という戦術にあるのではないか?」という推論が成り立ちます。

今年のベガルタは、昨年よりも明らかにラインを高くなり、より前線から守備が始まります。しかし、その高いラインの裏を取られれば、あっという間に大ピンチになってしまう事は素人でも明らかです。もちろん、チームとしてのリスク管理は徹底してやっているとは思うけど、それでも局面局面では後手を踏む場合だってあるでしょう。バイタル付近に堅固なブロックを形成して守っていた昨年ならば、1人が局面で後手を踏んでも直ぐ近くには大勢の仲間がいるので、互いに「カバーしてくれる」という安心感が働いて無茶なことはしなかったんだけど、今年は「カバーしようにも、ラインが高くなって守るエリアが極端に広くなった」ため、カバーできる頻度が少なくなり、そのように自覚している選手がつい「ファールをしてでも止めねば・・・」と自覚している結果がイエロー多発の要因だと思っています。この要因が正しければ、イエロー増加をストップする為には「現状の戦術理解度をチームとして深め、より連携に磨きをかけるしかない」と言うのがベガルタンの持論です。

今年に入ってから、格段に林のカバーするエリアは広がってきました。仙台の連勝は嬉しいのですが、勝っていけば勝って行くほど他チームから研究され、高くなったラインとキーパーのキャップや、ラインの裏などを徹底的に狙われる事は明白です。そうなった時、イエローを貰うことなく守り切れるようになったら、間違いなく「仙台のサッカーは進化した」と言えるはずです。今年の末に、そう言いたいものですな。