2012年3月2日金曜日

年チケの特典について考える2

例えば、年チケ特典にフォーカスして考察する場合、仙台を鹿島や神戸などのように「流動資金がそれなりに潤沢なチーム」とを比較対象にするのは適切ではないのかもしれません。どちらのチームもバックアップしてくれる企業はしっかりしており、その点で仙台と平等に語るのは不公平でしょう。しかし、例え仙台が貧乏球団であったとしても、目指すチームの代表格が「王者鹿島」であるのなら、模倣するのはチーム成績のみならず、練習環境・ユース育成・スタジアム・サポーターを楽しませる姿勢等々・・・・そのいずれもが目標であり、そしていつの日か乗り越えなければならないライバルであるはずです。こんな事を書き込むと「えっ、仙台が鹿島のライバルに???」みたいな感じで失笑を買うかもしれませんが、最初は失笑を買ってもいいし、バカにされてもいいんです。

かの松下幸之助は、下請けの小さな会社社長から「どうしたら、うちも松下さんのように大きくなれますか?」と問われた時、「そうですなぁ~~まず、思わなければならんでしょうな・・」と語っています。それを聞いた社長は「その方法が分からないから聞いているんじゃないか!!」と声を荒げたということですが、偶然その場に居た京セラ名誉会長で、再建中のJAL会長でもある稲盛氏は、松下幸之助が放した内容に「衝撃を受けた」と後年語っています。稲盛氏は自らの著書で「まず、強く思う事・・・どんな状況であっても強く思う事・・これが何よりも大切なんだ。思わなければ、叶わないんだ・・ということを、私は松下さんから学びました」と語っています。

仙台が鹿島に追い付き追い越す・・・。資金面でも浦和に追い付き追い越す・・・。埼スタのようなスタジアムを仙台市中心部に建設する・・。柏やガンバ、清水以上のユース組織を育て上げる・・・。ACLに優勝して、クラブチャンピオンシップでバルセロナと戦い勝利する・・・。そのいずれもが、現状の仙台では絵空事であり、絵に描いた餅であり、富山湾に浮かぶ蜃気楼みたいに「非現実的でバカバカしい内容」であることは、ベガサポである私たちが一番知っています。しかし、全てのスタートが「まず、強く思う事」である事を私は知っています。思う事により、努力をし、創意工夫が生まれる・・。逆に言うと、思わなければ絶対に事を成し遂げる事など出来ないのでしょうな。

もちろん、単年で鹿島に追い付く事などは不可能ですが、勝つことでチームの企業価値が上がれば、今現在、仙台をサポートしてくれている協賛会社のほかに、大型のスポンサー契約を結ぶ企業が現れる可能性も出てきます。そうすれば、資金面で神戸や広島に追い付くことだって不可能ではありません。その為にも、ユアスタを常に満員とする必要性があるのです。ユアスタを満員にするには、そのコアとなるべき「年チケオーナー」の数を増やさねばならず、その方策の一つが、今回のコラムである「年チケ特典」のバージョンアップに繋がっていきます。

「年チケ特典」のバージョンアップ
2.年チケオーナー専用ラウンジを常設する
成田や羽田のみならず、世界各地の空港にはメンバー専用のラウンジが常設されています。出発時間までの間、そんなメンバー専用ラウンジで無料のビールを飲む・・・幸せです。そこで、ユアスタにもお洒落なプレハブを設置して「年チケオーナー専用ラウンジ」を用意するのです。そこでの飲食は基本的に無料もしくは全ての飲食代が50%オフ!!試合開始までの1時間を、過去の映像が流れている専用のラウンジで仲間とビールを飲みながら語らう・・・これぞ、まさに「ザ・メンバーシップ!!」という事をアピールし、一般サポから注目を集める存在にします。

掛かる経費は、プレハブメーカーとタイアップしたり、ビール会社の広告イベントを組んだり、新型のテレビやマッサージチェアーを売り出しているメーカーとタイアップしたり、中で働く人たちとは国分町のホステスとタイアップしたり、ベガチアに協力してもらったり、とにかく叡智を集め、仙台市と協議して七北田公園あたりを貸してもらえれば最高ですな。個人的には、真夏のナイター限定でマイナス2度に冷やした「スーパードライ」を広告イベントの一環として、ユアスタの「年チケオーナー専用ラウンジ」に設置してくれれば、通常の値段でも3杯は飲みますな。

3.年チケオーナー専用タブレットを支給する
タブレットメーカー、そして販売会社とタイアップして、ベガルタ仙台年チケオーナー限定の「ベガルタゴールドタブレット」をプレミアム特典として付与すれば、その圧倒的なプレミアム感は尋常ではありません。だからといって、別にチームがタブレット代を負担するのではなく、通信会社でおなじみの「2年間接続料(月額3千円以内)を継続してくれれば、タブレットは無料」というシステムを採用し、特別発注のカラー代の差額のみ支払うシステムにするのです。そのタブレットには、試合内容がwifiによって常時映し出され、機能的には携帯テレビと同じで、試合途中でトイレへ行きたくなっても、これを持っていれば大切なシーンを見逃す事はありません。

さらに、このタブレットにはチーム独自の情報がリアルタイムで表示され、アップ中の選手の表情や、出番を待つベガチアの雰囲気まで放映。試合後の独自のインタビューや、対戦相手のインタビュー、相手サポやベガサポのコメントまで放映。さらに、出店からのタイムサービス情報もリアルタイムで流す事ができ「牛たん弁当、今より半額!!残り8個」とか、「おつまみ売り切りサービス開始、枝豆、フライドポテト、笹かま、全て大盛りのセットで500円!!」みたいな、お得感をくすぐる情報がバンバン流れます。個人的な戦略では、来週発売されるという「ipad3」ではなく、あえて型落ちの「ipad2」を使って経費を節約しつつ、メーカーからすれば不良在庫をさばけるという一石二鳥なやり方もありと思うのですが・・・。

良い悪い・・の考え方は人それぞれだけど、年チケオーナー専用の「ipad」を付与するというアイデアは有りじゃないかと。そのタブレットを利用し、ツイッターやフェイスブックなどとリンクしながら、ベガサポ同士の連携も深められそうな気がします。別にね、アップルじなくてもいいんだよ、ギャラクシータブレットでもいいし、レグザタブレットでもいいし、ソニー仙台がらみでソニーのタブレットでもいいだよ。とにかく、チームの人には一考してもらいたいですな。

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