2012年12月28日金曜日

補強について考える


ここに来て、とりあえずは補強の体裁というか、来期のスタッフ体制が、おぼろげながら見えてきました。

アウト 関口・内山・阿部・原田・サッコ・

イン  関・石川・和田・島川・ヘベルチ・

レンタル経由で退団 中島・高橋

正直、ヘベルチの実力は分からないし、石川や和田のスキルも分かりません。さらに言えば、島川が秋田で試合に出ていたかどうかだって知りません。まあ、しいて言えば関がシュナにスタメンを奪われた事ぐらいですかな、知っているのは・・・。ただ、関に関して言えば「確実に経験値は上がって帰って来た」と言えるでしょうな。

さて、今期のベガルタは過去最高の順位でフィニッシュしましたが、チーム別のコストパフォーマンスもリーグでは上位だったと聞いています。それでは、選手の人件費と来期への補強を考慮して、「今期のベガルタの頑張りと、来期への補強がどうなって行くのか?」を考えてみましょう。

まず、チームの人件費をチェックします。本来であれば、今期のデータが欲しいのですが、現時点では公表されてないので昨年度の(2011シーズン)数字を使います。




このデータを見ての率直な感想は「何だよ・・・結局は人件費貧乏三兄弟のチームが揃って降格かぁ~~。世の中金なんだな」であります。もちろん、今年の鳥栖のようなチームが出てくることもあるでしょうし、人件費金持ちであるガンバやF東京が降格する事もありますが、統計学的にこれらのチームは「例外扱い」とされるのが一般的です。仙台だって山形だって、初昇格時に2~3年は気持ちで頑張れました。しかし、J1というカテゴリーは精神力だけで生き残れるような甘い所じゃない事も学んでいます。鳥栖にとっては来年が勝負でしょうな。


データによれば、仙台の人件費と名古屋・浦和・ガンバ・柏・鹿島などのチーム人件費では「倍」も違う事が分かります。仙台の今期の収入は確か23億円くらいだったと思うけど、名古屋などのチームに至っては「選手の人件費総額が仙台の総収入」と同じなんですな・・・羨ましい限りです。そして、世の中の常識として「リーグで最も資金力があるチーム、もしくは資金を集中投資する意欲があるターム」のメンバー編成が終わらないと、リーグ全体の編成が終わる事はありません。つまり、川上である浦和や名古屋の編成が終わらないと、川中である川崎やマリノスの編成は終わらず、それらのチーム編成が終わらないと、川下チームの筆頭である仙台の編成が終わる事は無いはずです。リーグで最も早く、そして最も有利に選手を獲得できるのは浦和・名古屋・ガンバ・鹿島であり、それらのチーム編成が終わると柏や川崎などの川中チームの編成が進み、それらのチーム編成が終わると、ようやく仙台のチーム編成に動きが出てきます。仙台の場合、毎年のようにチーム編成の完了は遅くなるけど、それは川下チームの「宿命」と言う奴です。しかし、幸いにして「運命」ではないので、何とか良い方向へ変えていきたいものです。

上記のデータを見るまでもなく、昨年度、最も「人件費と成績」の相関関係が最悪だったのは浦和です。人件費はトップグループだったのに、成績は降格争いグループって、ある意味凄いよね。まっ、今年の成績が良かったことで、コストパフォーマンスの改善は見られるけど、浦和の成績の悪さが、今期の鳥栖の頑張りと同じくらいに「サッカーは金が全てじゃねーんだよ!!」という救いになっているのは皮肉ですな。ただし、昨年度的には「人件費金持ち3チームが優勝争いをし、人件費貧乏3チームが降格した」という現実から目を背ける訳にはいきません。ある意味、仙台の4位という成績は「奇跡的」とは言わないまでも、「衝撃的」であることが分かります。ベガルタンはこのことを、「金持ち父さん、貧乏父さん」の著書でベストセラー作家となっているロバート・キヨサキに是非とも知ってもらい、本を出版して欲しいと思っているのよ。もちろん題名は「金持ちチーム・貧乏チーム」ですな。


今期も仙台は黒字決算のようで、ある意味贅肉が無い「筋肉質」の財務内容と思われる方も居るかもしれませんが、ここまで来るためにはスポンサーに対し「減資」という掟破りの方策のおかげです。減資を簡単に言うと、「お願いだから、出資してくれた資金(借金)をチャラにしてよ?お願いだよ?お願いだって言ってんだろーがこのクソ野郎!!えっ、いいの、マジで?ラッキー!!」という無茶をスポンサーの方々に受け入れてもらうことです。だからこそ、我々サポーターは可能な限り、スポンサーを実生活において活用すべきでしょう。家は東日本ハウスで建て、室内用品はアイリスオオヤマで購入する・・・・。サポーターが出来る範囲でスポンサーに協力する行為こそ、減資に対するせめてもの償いかもしれませんな。

このコラムは続きますが、可能なら明日書き込みます。いやね、これから飲むんで、体調が良ければね。



2012年12月20日木曜日

関口の浦和移籍を想う



ここ数日、ベガルタンは「関口、浦和移籍確定的!!」という報道を受け、田舎でグレてしまった中3よろしく、とにかく暴れ回っていました。仕事が終われば麻雀、仕事が終わればキャバクラ、仕事が終わればファッションマッサージ・・・・とにかく、家に帰って1人になり、関口の事を考えてしまう事が嫌で嫌でしょうがなかったのです。ベガサポとなり、ブログを書き込むようになって10年、これまで多くの選手との別れを経験してきましたが、過度にノスタルジックとなって個々の選手に対する書き込む事は極力避けてきました。しかし、関口との別れに関しては、例え駄文と言われようが書かずにはいられません。特定の選手に対して書き込むのは、シルビ以来、2人目ですな。

関口は降格した翌年に仙台へ入団しました。その当時、ベガルタに「名の知れた高卒ルーキー」が入団する事は珍しく、そんな関口に対してベガルタンは「どうして仙台を選んだんだろう?」と興味を覚えた事を今でも覚えています。後のスポーツ紙で、帝京高校のサッカー部監督との会話が掲載されており・・・

監督「いいのか仙台で?J2だぞ?」

関口「仙台は必ず昇格しますし、僕はその力になりたいんです」

みたいな感じの記事を読んだ時、ベガルタンの心には強烈なシンパシーが芽生えました。関口くらいならば、首都圏のJ1チームへ入団する事は可能だったと聞きます。今以上に、J1とJ2には格差が存在しており、監督もその事を心配して「いいのか仙台で?」という問いかけをしたと思いますが、関口の考えが変わる事はありませんでした。これはあくまでも個人的な推測ですが「この当時から、関口とチームスタッフの間には「ある種の強い絆」があったのでしょう。そうじゃなければ、関口の仙台での9年間の頑張りを説明するのは困難です。

ベガルタンが最後に、選手のネーム入りレプユニを購入したのは「05年のシルビモデル」です。つまり、それ以来、新規のレプユニは買っていません。個人的に、レプユニを購入するのなら選手のネームを入れたいのですが、シルビ以降、そこまで感情が移入出来る選手とは出逢えていないので、結果的に今の今まで買う事はありませんでした。しかし来年、ACLモデルのレプユニが発売されそうと言う情報を得てからは「今度いつ、ACLへ行けるかなんて分からないから、出たら買おう・・・そして、入れる選手の名前は「関口」以外はあり得ないな」と思っており、自分にとって関口とは、そのように大切な選手だったのです。しかし・・・このタイミングで退団!!そして浦和へ移籍!!ですよ?ベガルタンがグレて書き込みもせず、ひたすらキャバクラへ通う心情は何気に分かってくれますな。

何度も言うように、関口の退団は非常に残念です。しかし、入団してから、そして震災以降も、関口はチームの為に頑張ってくれました。そんな選手が、新たなサッカー人生を選択したのであれば、ベガルタンはその選択を否定する事は出来ません。彼の人生は彼自身の物であり、決して無理やりサポーターとシンクロさせてはならず、自分たちの思いを無理強いしてはならないと思っています。そのような感情は決して「サポート」ではなく、それは単なる「エゴ」であるはずです。関口とリャンは、仙台の両翼でした。その片翼が居なくなるということは、仙台と言うチームが確実に変化していると言う証左です。この別れと言う変化が、チームにとって「進化」である事を願わずにはいられません。

それにしても、3位である浦和の補強は的確ですな。1位と2位のそれぞれチームから主力を引き抜き、自分とこのチーム力を向上させる・・・。敵対するチームを弱体化させ、そして自分のチームを強くする。補強の王道です。こんなことは圧倒的な「財力」が無いと中々出来ませんが、浦和には「それ」がある・・・・本当に羨ましいことです。こんな時に、意固地になって「格差」を妬む人も居るかも知れませんが、妬む感情からは決してポジティブな思考は生まれません。今現在、仙台に浦和のようなチーム力(財力)はありませんが、仙台が浦和のようなチームを目指す必然性は無く、仙台には仙台独自の「道」があるはずです。

仙台の予算が20億、そして浦和は60億・・・・この格差を短いスパンで考えるのには無理があります。っていうか、仙台の予算が60億になる事を考える事自体が無理です。もちろん、仙台がタイトルを取って、ACLも勝って、大型のスポンサーがバンバン加わるという夢を見るのは個人の自由ですが、40代ともなれば不可能な夢よりも、現実に即した希望の方に心が傾きます。夢を持ちつつも、現実に即した仙台スタイルを構築し、いつの日か予算規模が30億、40億となればいいですな。

関口の移籍に関しては「関口ほどの選手を移籍金0円で持って行かれるなんて・・・」と思って憤慨している方も居るとは思いますが、そのような契約を関口サイドが求めていた段階で、このような状況になるかもしれない・・・と言う事をスタッフは感じていたはずです。大事なのは、関口の穴を埋められる選手をどうするか?でしょう。関口は自らの意思で新たな「道」を進もうとしています。我々ベガサポも、新たな『選手』に期待するしかありません。関口も頑張って欲しいけど、それは仙台戦以外の方向で・・・、今言える事はこれくらいですかな。

2012年12月14日金曜日

今日も考えてます

昨年度で言えば、平均観客数は15,652人で、そして総チケット収入が7億2千万でした。リーグのホーム試合は17試合だから、7億2千万÷「15,652人×17試合」=約2,700円という方程式が成立し、ベガルタ仙台の平均チケット代は“芝かぶり席”やSSS席“といったスペシャルな座席からサポーター自由席を含めたトータルで考えれば“約2,700円”です。となると、“脱宮スタ”を唱える以上は、ユアスタ開催⇒宮スタ開催にした場合の平均的観客数差を考慮した「約2,700円×18000席「6000席×3試合」=4千8百6十万円」をユアスタ開催にしつつ補わなければならなくなります。まっ、平均観客数にカップ戦3試合を加えちゃうと、さらに数値は下がるんだけど、悪い数字だけに「このカップ戦を来年度“どのような集客戦略で戦うか?”」とポジティブに考えることで、何気に答えが出るような気がしてます。


今年度、ベガルタの平均観客数は約16,600人ということです。それではまず、ユアスタ開催で補う金額設定を考える前に、来年の平均入場者数を推測しなければなりません。大震災以降、ユアスタの入場者数は厳しいものになっていますが。だからこそ“今年悪かったカップ戦”の入場者数が大切になってきます。昨年のカップ戦予選リーグ、3試合の観客数は7200人、8600人、9800人、であり、平均値は8600人でした。チームとして、ユアスタ開催に特化してチケット収入を増加させようとするなら、この部分に「ある程度の資本を集中投下」して入場者数の増加を図らねばなりません。具体的には、テレビCMをバンバン流したり、ACL予選3試合の「お得なセットチケット」を販売したり、シナリオライターに依頼して「無理やり壮絶な因縁」や「韓流の恋愛ドラマ(対戦相手の選手の妹を愛してしまった・・・とか、対戦相手の監督は父の仇だった・・・)」みたいな壮大なドラマ仕立てにして、何が何でもACL予選を盛り上げることで、入場者数を増加させるようにします。

まっ、平均値が8600人だから、理想を言えばリーグ戦のように16000人オーバーが理想です。これならば、18000人分を楽勝で補えるからね。しかし、ACLというステージの試合でも、試合が行われるのは「2月末の平日のナイター」とか、4月の水曜日のナイターという日程を考慮すれば、満員を願うのはチョットむしが良すぎますな。だからこそ、資本を集中投下して盛り上げる必要があります。目標は控えめに「11000人オーバー」くらいに設定すれば、困難なミッションではないでしょうし、ACLのリーグ予選通過が期待できそうなシチュエーションともなれば、予選リーグ最終戦はゴールデンウィークなので、15000人オーバーも決して夢ではなく、ミーハーなライト層たちも大挙して押し寄せる可能性すらあります。その可能性を高める為にも、ACL予選の初戦である2/26(2月末のナイターって、罰ゲームですか?)は絶対に負けられませんな。

カップ戦にはポジティブな要因がありそうなので、今度はリーグ戦の観客数を推測して行きます。大震災が起こる前年の平均観客数は17200人オーバーでしたので、問題はこの数字をクリアー出来るかどうかです。今年の場合は、リーグ戦で優勝争いするという頑張りがあったので、リーグ終盤は満員の試合も多くなりました。ここからも、リーグ戦の成績と観客数は密接に関係していることが分かります。問題は、来年も優勝争いできるか否か?であり、スタートダッシュできなくても「それなりの成績」でリーグ戦とACL予選を並行して戦えるのであれば、相乗効果で観客数の増加は見込めます。しかしながら、以前も書き込んだけど、ACLの日程が半端ないのよ・・・

<グループマッチ>
第1戦 ベガルタ仙台 vs プレーオフ勝者*
〔2013年2月26日(火) キックオフ未定 仙台スタジアム〕
第2戦 江蘇舜天 vs ベガルタ仙台
〔2013年3月12日(火) キックオフ未定 南京奥林匹克体育中心〕
第3戦 FCソウル vs ベガルタ仙台
〔2013年4月2日(火) キックオフ未定 ソウルワールドカップスタジアム〕
第4戦 ベガルタ仙台 vs FCソウル
〔2013年4月10日(水) キックオフ未定 仙台スタジアム〕
第5戦 プレーオフ勝者* vs ベガルタ仙台
〔2013年4月24日(水) キックオフ未定 会場未定〕
第6戦 ベガルタ仙台 vs 江蘇舜天
〔2013年5月1日(水)  キックオフ未定 仙台スタジアム〕

このような日程で戦いつつ、リーグ戦も同時並行で戦うともなれば、それなりの苦戦は覚悟しなければなりません。まっ、4月の日程は「地獄」であることだけは素人でも分かります。今年で言えば、仙台よりも戦力が充実していると言われていたACL出場チームの、リーグ戦前半の結果と言えば、ガンバ・柏・名古屋・東京・・・いずれも前半は厳し過ぎる結果が待っており、ガンバに至っては、前半戦での借金苦で降格と言う考えられない結果となってしまいました。名古屋も柏も、後半戦では盛り返したけど、前半戦は駄目駄目でしたな。しかしながら、リーグ戦でも昨年以上の観客数を達成する為には、どうしてもリーグ戦での頑張りが必要となってきます。

と、ここまで書きこんでいる時に後輩からメールが届きまして・・・

「スポニチによれば関口、浦和移籍決定です」との連絡が来ました。この情報を知った瞬間、ベガルタンはブログを書き込む意欲が100%無くなったので、今日はここまでにします。

2012年12月13日木曜日

ベガルタン、脱宮スタを提唱す!!

欠点ばかりが目立つ宮スタですが、唯一の長所はユアスタよりもキャパが大きいことです。入場料収入がチーム収入の土台であるベガルタにとって、観客数を増やす事は「チーム力向上」のマストアイテムであり、あのキャパの大きさは非常に魅力的に見える事でしょう。もし、宮城に宮スタが無かったら・・・全くと言っていいほど悩む事は無いのですが、現実として“ある”だけに、そして過去に4万オーバーというチーム記録を達成しているだけに、使いたくなるんでしょうな、様々なデメリットがあるにもかかわらず。

「脱宮スタ」を宣言したうえは、ユアスタで宮スタを使った場合以上の収益力を確保しなければなりません。これまでの経験上、宮スタ開催は年間2~3試合ぐらいで、対戦相手やカードなどは自ずと「観客数が見込めるレッズなど」のチームに限られます。ということは、「ユアスタ満員で18500人―宮スタここ数年の平均観客数24500人」=差し引き6000人分として、平均宮スタ開催を3試合とすれば、6000人×3試合分の収益以上の売り上げを確保できるのであれば、あえて宮スタを使用する必然性はなくなるということです

基本的にベガルタの社員じゃないので、実際のビジネス規模や正確な売り上げ数字、そして個別利益を把握している訳じゃないけど、統計学を学んでいれば「フェルミ定数」という方法を使って「ある程度」の数値は概算で掴む事は出来ます。「フェルミ定数」では、特定の項目に公開されている数値を入れることによって、ベガルタのビジネス規模を推測する事が出来、チーム力を求めたい数値にする場合は、どの数値に力を入れればいいのか?という大まかな指針が分かります。それでは、個別の「項目」をベガルタン的に表示しますが、この「項目」には個人的な主観が入り込むので、人によって「フェルミ定数」の数値が多きく変わる事があるんだよね。だから、この「フェルミ定数」によってチーム規模を調べる時は、グループでやったほうが、より正確な数値がでます。

ベガルタにとって何が大切か?どうして観客数を増やしたいのか?と問われれば、その答えは「チケット収入を増加させたいから」しか考えられません。それでは、個人的な主観ですが、ベガルタのチケット収入総額を「フェルミ定数」で考えながら、どの部分に営業資本を集中投下すればいいかを考えてみましょう。まず、ベガルタンの主観で大事な項目を列記します

項目1.総座席数
項目2.稼働率
項目3.年間試合数
項目4.チケットの平均価格
ということは「フェルミ定数」を使うと、下記のような方程式が導き出されます。

チケット総額=「スタジアムの座席数」×「座席稼働率」×「試合数」×「チケット平均価格」
そして、これらの答えが7億2千万ということですな。

こうやって個別の項目でフェルミ推定を出す時には、求めたい数値を分割して考えます。そしてここからが大事なんだけど、推定するのに使うだけではもったいないから、売上やコストをこのように分解して、現在どの数値(項目)が問題になっているのか、また数値を上げる(下げる)ことが必要なのはどの項目か?ということがよく理解できる場合があるんですな。つまり、売上や収益を考える際に、どの項目に資本を集中投下すれば、チケットの総額をアップ出来るか?の目安を「フェルミ定数」では分かるのです。

ユアスタの総座席数は確か19500人くらいでしたかな。しかし、この数値を増やす事は現実的には不可能です。次に稼働率ですが、ユアスタの場合の稼働率はリーグトップクラスの数字なので、この数値を飛躍的に上げるのも不可能です。例えば、テストで平均90点獲っている科目を、点数を20%アップさせることは現実的には不可能だからね。そして試合数ですが、カップ戦の成績にもよるけど(来年で言えばACLの成績)、ここ数年の試合数は「だいたい20試合くらい」であり、この数字も飛躍的に増加させることは不可能でしょう。もっとも、ナビスコも決勝戦まで行き、ACLも決勝戦(今年のACLは中立地での一発勝負ではなく、H&Aの2試合制です)まで行くのなら、6~7試合増える可能性はあるけど、その可能性はあくまでもイレギュラーな物でしかありません。とんなと、最後に唯一、資本を集中投下して増加出来そうな項目は「平均のチケット代」しかなくなりますな。

嗚呼ーこのままいくと民主党のように「単なる増税だけして下野しちゃう、おバカさん」のようになりそうな雰囲気がしてきましたが、といあえず、この続きは明日ね。

2012年12月12日水曜日

ベガルタン、収益アップの為に「脱宮スタ」を唱える

まず、昨年度のベガルタの決算をチェックし、大まかな数字を確認します。

総営業収入  約20億

その内訳

入場料収入 約7億2千万
J分配金  約2億3千万
広告収入  約6億2千万
グッズ販売 約1億2千万
その他   約4億5千万

ここからも、仙台にとってサポーターから出資される「入場料収入」がチーム運営を支える大切な収入になっていることが分かります。7億円/20億円だよ?結構デカイよね。でも、総収入における入場料収入が「全体の6割くらい・・・」とおもっていたんだけど、現実には4割に近かったんだね。この数字を知っている人たちが「でも、観客数アップの為に宮スタを活用すべきではないのか?」と言っていることもあるけど、あながち確信は付いているようですな。

しかしながら、2~3年前に宮スタで開催した浦和戦や山形戦での観客数が2万5~6千だった事を鑑みれば、例え対戦相手が浦和でも余程の条件(例えば開幕戦とか、優勝が決まる一戦とか・・・)が揃わないと、損益分岐点の目安である「3万人オーバー」は厳しいのが現実です。じゃあ、どうすればいいのでしょうか?ユアスタの座席数の増設が今直ぐにでも始まれば簡単な話ですが、その必要性を仙台市に懇願する程の平均観客数(1万6千人ぐらいか?)しか集まらない現状で、公的(税金)な資金を投入してのユアスタ増設に市民の理解などは得られそうもありません。それでも、その数字(ユアスタでさえ満員になりにくい現実)を認識しながら「でも、観客数のパイを広げて収入を増加させる為には宮スタを積極的に使うべきだ!!」と考える人も決してマイノリティーではなく、そんな彼らはこう言います「広告収入が増加しにくい現状では、入場料収入の増加こそ、チームを安定成長させる近道だ」と。

何度も書くけど、宮スタでの損益分岐点は3万人オーバーです。ただし、チームが公的に言っている訳ではなく、あくまでもスポーツ紙などの記事によるんだけどね。そして、宮スタでの3万人オーバーが厳しい現状でも、あえて宮スタでの開催をするのであれば、そこには明確な戦略が必要となります。あのアクセスの悪さ・・・この致命的な欠点を克服できるのであれば、戦況も違ってくるのでしょうが、それがあれば苦労はしません。であれば、今度は「損益分岐点を何とか下げられないか・・・」という考えが出てきます。例えば、宮スタでの損益分岐点を「3万人オーバーから2万人オーバー」へ下げられれば、観客数の増加分が「そのまま増収」となるからね。

では、どうして宮スタでは3万人オーバーしないとペイ出来ないくらい経費がかかるのでしょうか?チームが公式に「宮スタ開催での詳細な経費」を公表はした事はありませんが、こんなのは普通に考えれば「敷地やスタジアムの規模が大きい分、警備などの人件費が大幅に掛かるから・・」ぐらいしか思い浮かびません。安全で快適なスタジアムを確保する為には、様々な部署に、それなりの人員を投入せねばならず、それらの人件費の総和が「3万人オーバーじゃないとダメダメなのよ」ということなのでしょうな。

じゃあ、どうすれば人件費を抑えることが出来るのでしょうか?長居スタ  では約3万人が損益分岐点と言われているし、埼スタでは約3万5千人が損益分岐点である事を鑑みれば、宮スタの経費だけが異常に高いと言う訳ではなく、そうかと言って「人を減らせば・・・」という単純な問題でないところが厳しいですな。簡単に「ボランティアを活用すれば・・・」で解決できればいいんだけど、これ以上彼らに負担を強いるのは気が引けるし、警備や誘導には、それなりの経験者が必要である事は明白だからね。そんでもって様々な事象を考えた末に、ベガルタンが導き出した結論は「宮スタは使わない」という戦略でした。それでも、やり方によっては入場料収入を上げられると思っているからです。

もうね、「脱原発」とか「卒原発」というネーミングをパクって、ベガルタンが唱える、ベガルタ仙台の入場料収入を増加させる公約は「脱宮スタ」なのであります。

2012年12月11日火曜日

満連プレゼンツ ACLに向けてチーム収入の方策を考える

天皇杯に負けたことで、今年は例年よりも早くシーズンオフのマッタリ感を満喫しているベガルタンです。選手も私も、早めに心と体を休めるんだから、天皇杯で早めに負けるのも悪くはありません。そうですなぁ~~、2,3年に一回くらいならばリーグ戦での頑張りを担保として、早めに負けることを許可してもいいです。もっとも、今年が早めにシーズンオフとなっても、来シーズンの稼働が例年よりも「かなり早め」になる事は確実なんだから、まー「行って来いのチャラ」とも言えますな。

ところで、私は満連(ユアスタを満員にする連合会)の会長を務めていますが、今シーズンの観客動員数はどんな感じだったのでしょうか?年度別のデータを鑑みながら、チーム収入アップの方策を考えるとします。

ベガルタ仙台 年度別平均観客数

99年 7,470人 チーム創設元年

00年 8,885人 ノリヲ、財、藤吉、リカルド、飯尾・・イリュージョンが期待できるメンバーが揃っていましたな

01年 14,011人 マルコス、テル、村上、山田、渡邊、森らのメンバーで歓喜の昇格

02年 21,862人 J1バブルの始まり、チケット難民現る!!

03年 21,708人 清水監督解任、涙のシルビ、哀しみの降格

04年 16,198人 J1バブル崩壊の始まり、ベル退団

05年 15,934人 都並体制、チケット難民の消滅、シルビ退団!!

06年 14,453人 サンタナ体制、史上最もつまらない仙台のサッカー、ロペス・ボルジェス・チアゴの3人で攻撃、後は守るだけのサッカーとなる

07年 14,685人 望月体制、人もボールも動くサッカーの登場

08年 14,080人 手倉森体制スタート、涙の入れ替え戦敗退

09年 12,951人 歓喜の昇格、しかし観客数は激減、危機感から満連スタート

10年 17,332人 J1復帰で観客数が増加、満連ひと安心

11年 15,656人 大震災おこる、観客数は自然減、満連・滅茶苦茶不安

12年 16,600人 チーム最高成績で終わるも、観客数の増加は微増にとどまる

J1バブル時代だったあの頃、02年・宮スタで行なわれた磐田戦では43,092人もの観客でスタジアムが膨張してました。今のイメージなら、宮スタはガラガラの雰囲気が濃い感じだと思うんだけど、4万オーバーものサポが集うと、こんな事が現実に起こります・・・

満員の宮スタでの当たり前の光景

1.宮スタの通路の至るところで、西公園の花見状態となり酒盛りが始まる
2.ハーフタイム前にはビールが売り切れる
3.トランプや花札で熱くなる集団が現れる
4.トイレがゲロ臭くなる
5.階段の上り下りが苦しくて途中で休む年配層が多く、階段が混雑する

まっ、チョット話は脱線しましたが、満連の望みはユアスタ(宮スタ)にあの当時の「ギラギラした活気」を取り戻すことです。この年は、ユアスタの広島戦で19,400人オーバーした試合もあり、もうね、その活気と言うか熱気を体験しちゃうと、白金の住宅地の路地裏で外人から手軽に買えるという「白い粉」で得られるトランスなんて「鼻くそ」みたいなもんです。もう一度、あの雰囲気を味わいたい・・・そう考える人は多いんでしょうな。

さて、震災の影響もあって、ここ2年は宮スタ開催がありませんでした。さらに言うと、ユアスタでも安全面からか「過剰なくらいの緩衝地帯」が設置されるので、02年の広島戦のような19,400人オーバーは現実的には不可能になっています。そうですなぁ~~、イメージとしては18,000人オーバーすると「結構満員だよな・・」と思うようになってきました。そうなってくると、チーム収入の6割を稼ぎ出す入場料収入をアップさせるには「宮スタ開催を増やすしかない・・・」と考えるのが、これまでのやり方でしたな。しかし、宮スタ開催での損益分岐点をチームスタッフに問えば、社長から部長まで「3万人オーバーが必要」と言う答えが返ってきます。現時点で宮スタ3万人オーバーを実現するには、優勝争いをしつつ、対戦相手が浦和とか鹿島などの対戦相手チームじゃないと厳しいのが現実です。

それじゃあどうするか?入場料収入の著しい増加が不可能になった場合に、チームが収入増を目指すとしたら、それほど多くの戦略はありません。考えられるのは・・・

1.チケット代の値上げ
2.稼働率のアップ
3.広告収入のアップ
4.選手人件費の抑制
5.保有選手のレンタル・売買の活性化

まっ、こんな感じですかな。


明日は、これらの戦略の中からベガルタンズチョイスをした「入場料収入増加の新戦略2013版」を書き込みます。

2012年12月9日日曜日

退団選手に想う

ん~~~、毎年の事とはいえ、この時期にチームHPへリリースされる
退団選手の発表”に関する項目をPCでクリックする際の、心に生じる“何とも言えない無念感”には何年経っても免疫など出来ませんな。結局、一度もプレー内容を試合で観ることが無かったサッコーニ。試合へ出た際に、どことなくザワザワするユアスタの雰囲気がたまらなく好きだった内山。ここ数年の苦楽を共にし、どことなく憎めないキャラクターの持ち主でサポーターを魅了し、試合終盤に“体力不足から足を攣って交代する”という避難対象の事例を連発しても「まっ、パックンだからしょうがないか・・・」という温かい目で見守られ、それでも時折、目の覚めるようなクロスを上げてチームの勝利に貢献した朴。本当にご苦労様でした。そして今年、我々に多くの感動を与えてくださって、本当にありがとうございました。

まっ、パックンと言えば「朴⇒中原」へのホットラインは欠かせませんが、彼自身のプレーでベガサポの歴史に残ると言えば、このセレッソ戦でのゴールは外せません。普段は絶対に声を出さない、私の座席のジェントルマンでさえ、吉田栄作のように「うおぉぉぉーーーー!!!!」って声を荒げて、私にハイタッチを強要してきましたから。

来年はACLに出場し、例年以上にタイトな日程となる事は確実なので、その意味で“選手層”の厚みが今年よりも必要な事に論は要りません。それなのに、ここ数年主力として活躍してきたパクを退団させたということは、チームとして「左サイドバック」に“パク同等以上の左サイドバックの確保にめどが立った”、もしくは“パクを超える選手がチーム内に出て来た”のどちらかでしょうな。仮に、そのどちらでもない状況でパクを解雇すると言う決断をチームがしたのならば、来年はチーム戦術が大きく転換する可能性すらあります。仙台が来年も今年と同じ戦術を採用し、4バックを継続するのであれば、タイトな日程となる来年にパクを解雇する理由は明確でなければなりません。朴を解雇した理由は来年の試合でしか確認できませんが、ベガルタンは明確な理由が存在すると信じています。

来年仙台は、ACLとJリーグを並立して戦うタイトな日程が待っています。手倉森監督は「来年は6月にはコンフェデレーション杯が開催されるため、リーグ戦の中断が濃厚だから、リーグ戦もACLも両方ともスタートダッシュできる。(中断期間があるため)ACL出場組も(リーグ戦で)挽回できるはず」と語っていました。では、どのくらいタイトな日程かを確認しましょう。

グループリーグ組み合わせ

【グループE】

ベガルタ仙台(日本)  FCソウル(韓国)  プレーオフラウンドの勝者  江蘇舜天(中国)
≪スケジュール≫
■プレーオフラウンド

2013年2月9日(土) TBCブリスベン・ロアー(オーストラリア) 対 ブリーラム・ユナイテッド(タイ)TBC

■グループリーグ日程
Match1 2013年2月26日(火)・27日(水)
Match2 2013年3月12日(火)・13日(水)
Match3 2013年4月2日(火)・3日(水)
Match4 2013年4月9日(火)・10日(水)
Match5 2013年4月23日(火)・24日(水)
Match6 2013年4月30日(火)・5月1日(水)

対戦相手の力量などは分かりませんが、素人目にみても「リーグ戦と並行して戦うとしたら、4月の日程は地獄じゃないのか???」と言う事は分かります。週末にJの試合をしたら、翌日には海外への移動⇒そして試合をして帰国の為に移動⇒そんでもってJの試合がアウエーだったら翌日には移動⇒仮に翌週はACLがホーム試合でも、中3~4という日程で休みなく試合をこなさねばなりません。しかも、戦う相手は韓国のチャンピオンや中国の強豪チームなんだから、ネガティブな人だったら「罰ゲームですか、これは??」と泣きが入るのは確実です。

例えば水曜に中国で試合をして、週末は日本で試合、そして翌週は水曜と週末に日本で試合をして、また水曜日にはタイで試合、帰国してすぐに日本のアウエーで試合をして、そして韓国で試合・・・・。こんな日程を現実的に、来年、我々のチームが経験すると言う事を鑑みれば、チームの戦力は少しでも厚めじゃないと厳しくなるでしょう。そこでパクの解雇という事例を出されれば、どう考えても「左サイドバックに関しては、補充ではなく“補強”もしくは、チーム内に新たな選手の成長が見られたんだろう・・・」という結論に達するベガルタンの考察にも若干の整合性は出てきます。両サイドバックの攻撃的な姿勢は誰が考えても「仙台のストロングポイント」です。しかし、その攻撃は守備に転じた場合に「ウィークポイント」となり、仙台を攻略する際には、どのチームもウィークポイントを攻めてくるようになりました。来年、我々はどんな「左サイドバック」の選手を見ることが出来るのでしょうか?

新たな選手と出逢う為には、哀しくても別れを経験せねばなりません。2年前、私たちは赤嶺と出逢いました。昨年、角田と出逢いました。そして今年はウイルソンと出逢いました。来年、私たちは、どんな選手たちと出逢うのでしょうか?そう考えることによって、別れの哀しさを紛らわせるベガルタンです。

2012年12月4日火曜日

東京戦2

「消化試合なんて無い!!」とは言いつつも、結果的に両チームともシチュエーションはドップリ“消化試合”です。もちろん、仙台は現在のベストメンバーで勝利を狙い、東京もホーム最終戦でサポーターへ勝利をプレゼントするのは、試合後に行われるセレモニーがフレンドリーで温かい雰囲気にする為のマストアイテム、メンバー的には両チームともガチで勝ちに来ていました。正直、「ひょっとしたら仙台は、来期以降の為に若手を使ってくるかも・・・」と思っていましたが、手倉森が選んだ選手は前節から「朴⇒田村」の変更のみ。ここからも仙台としては「最終戦は勝ちに行く」という姿勢が鮮明となりました。まあね、勝ちに行くことに異存はないんだけど、勝ちに行って結果的にキレて、ボコボコにされちゃうと「モチベーションを維持するのは困難だったんだろうし、だったら若手を使ってくれよ・・・」という心情にもなりますな。




矢継ぎ早にゴールを決められ続けている試合を見せられると、ベガルタンだってネガティブになりますが、だからといって試合中や試合後にブーイングを浴びせる気にはなりませんでした。この試合に関しては、ブーイングをされてもしかたの内容だったことを否定する事は出来ません。だって、2-6だよ?これでしなくて、いつするんだ?って感じです。しかし、今年の場合はリーグ最終戦という状況にフォーカスするべきではなく、リーグ戦で2位を勝ち獲ったという事象にフォーカスすべきであり、もしも、蓮舫議員がベガサポであるのなら、まちがいなくこう言ったでしょう。


2位じゃ駄目なんですか?

手倉森監督も試合後「本来ならば、前節に勝っていればここが大一番の場所になるはずだと思っていた人たちが今節も大挙してきてくれたスタジアムで、今シーズン戦ってきた成果というものを残り90分示そうと、有終の美を飾りたいという思いで挑んだ試合でした。相手も一緒だということで、つまりは激しいゲームを覚悟して、我々のサッカーを示そうといった試合でした」と語っていました。しかし、優勝争いの佳境で迎えた“ラスト5ゲーム”で「2敗3分」という結果・・・。ここからも「仙台は優勝争いをする力を付けつつあるが、優勝する力は有していなかった」と考えることに若干の整合性はあります。誰が見ても今年の仙台は頑張りました。しかし、このような状況で迎える来期の目標が「トップ10」といった消極的なものになる可能性は低く、当然多くのサポーターの願望もチームの目標も「タイトル」となることでしょう。そうなった場合でも、現時点の仙台に「その力が無い」ことは、“ラスト5ゲーム”の結果が証明しています。まだまだ「チーム力」を向上させねばなりませんな。

個人的には、鹿島に追いつかれて3-3のドローになった試合で精神力が尽きたと考えています。もちろん、試合後の選手や監督は「勝ち点差が1縮まった」とか「最後で逆転できればいい」といった「まだまだ諦めていませんから!!」系の強気なコメント連発をしていましたが、メンタル系の怖さは“自覚症状”が無い、もしくは気づきにくい点にあります。前半で3-1ともなれば、サポーターじゃなくても「この試合は貰った!!」と考えるはずです。しかし、ズルズルとラインが下がって結果的に同点に追いつかれてしまった・・・。もしもこれが逆で「1-3からロスタイムで同点に追いついた」という状況ならば、メンタルの持ちようも違っていたのでしょうが、まっ、今更どうしようもありませんな。

2012年12月3日月曜日

東京戦

 


いやぁ~~、東京って怖いところだね。久々に府中へ「絶対に負けられない戦い」と称して参戦したら4万という大敗を喫し、「こうなったらベガルタには絶対に勝ってもらわないと・・もうね、ボコボコにしちゃってください!!」と称して参戦した味スタでは2-6という「逆サンドバック」状態での惨敗!!放心状態で参加した忘年会と言う名の“準優勝祝賀会”では「集中砲火と言う名のチャンポン攻撃」を受けて、最終新幹線での“無差別ゲロ”!!もう40代というのに、帰りの新幹線ではトイレ近くでラリっておりました。仙台のお母さん、東京は怖いところです。

試合内容はと言えば、振り返るのが怖いくらいの惨敗。ここまでボコボコされたのは何時以来でしょうか?1-2で折り返した前半ですら、その内容は明らかに東京ペース。東京の選手が連動してボールを繋ぎながら攻撃を仕掛けてくるのに対し、仙台の選手と言えば「何気に動きが重い」状態で常に対応は後手後手。仙台も頑張ってチャンスを作るが中々決めらないと、東京はしっかりとビューテフルゴールを連チャンで決めてきます。ナビスコでもそうでしたが、東京は仙台の高いラインの裏を上手に狙ってきます。両サイドから逆サイドへクロスしながら走り込み、そのギャップを徹底的に攻撃。ラインを高くすることで仙台の攻撃力は飛躍的に高まりましたが、その反作用として昨年までならあり得ないような失点も増えました。だからといって、昨年のような「ドン引き」の守備へ戻ると言う選択肢は考えられません。今年はゴールシーンがたくさん見れて本当に楽しかったんだけど、この「美味しい蜜の味」を知ってしまった以上、もう「ドン引き」へ戻る事など不可能です。来期は、どんな感じの守備になるのか今から楽しみです。

そうですなぁ~~、3点目を奪われた辺りからは素人目にも「キレ」ましたな。改めて思ったのは、今年も散々言われてきた「堅守仙台」というワードの土台が、個々の選手のスキルやチーム戦術・熟成に大きく起因するのではなく、「個々の選手の気持ち」を持って戦う“選手たちの集合体”が大きな要因である事が分かります。仮に、得失点差で2位を争う展開になっていれば、絶対に6失点もしないはずです。しかし、結果として6失点もしてしまった。これは選手としても、そしてチームとしても、優勝を逃して2位を確定させた時点で、今年張りつめてリーグ戦を闘ってきた“緊張の糸”がキレてしまった証左なのでしょう。もちろん、東京は素晴らしいサッカーをしました。しかし、いくら素晴らしいサッカーをしたとしても、仙台が6失点する確率は限りなく0に近いはずです。でも、6失点もしちゃった・・・。まあ、キレたとしか言いようがありませんな。

長くなりそうなので、また明日書き込みます

2012年11月30日金曜日

明日は東京戦ですな


ふぅ~~、今年も最終戦ですか・・・。鹿島との開幕戦、大海のゴールで勝利した試合が“ついこの前やった・・”という感慨さえ心に残っていると言うのに、気がつけば明日は最終戦。このようなスピードで時間が経過していくのなら、私が介護用“おとなのオムツ”を着用してユアスタへ通う日も近いはずです。



開幕戦の楽しみの一つに、選手紹介時の映像が、どんな感じになっているかの確認があります。その年初めて見る“スターティングラインアップ”を大型ビジョンに映し出される時、何気に感動する自分に気づくし、毎年少しずつモデルチェンジするスタメンと映像に期待せずにはいられませんな。その事を会社の後輩に言ったら「それ、齢をとった証拠ですよ。生理学的には「老化」です」と速攻で言い返された。私は40代、そして後輩は20代・・・同じ「巨乳好き」という仲間ではあるが、考えてみれば“親と子”ほどの年齢差に気づいて衝撃を受ける回数も多くなりました。若いっていいですな。映像はありませんが、大海のゴールはしびれました。しかし、それ以上に“しばれる”気温にはもっとしびれた試合でした。





思い出してみると、カップ戦では負けたもののリーグ戦では「立ち直れないくらい、ボコボコにしてやった!!」という大差で勝っているんですな。しかし、この試合のメーンは大勝ではなく「怪我から復帰しようとしているリャンをピッチに送り出したい・・・」というチーム全員の“気持ち”が感じられた事・・・と個人的には思っています。

実際の試合では大勝でしたが、試合前にチェックした「J1第7節 El Golazoシミュレーション仙台 vs FC東京」シミュレーションでは、0-1の敗戦となっておりました。



何気に応援チャントもベガルタ仕様になっており、これはこれでクオリティーは高いのだが、解説はイマイチだった。恥ずかしい話だが、このデータを参考にしてtotoは「仙台・勝ち・負け」のダブルにしたのだが、何か文句ありますか?





アウエーゴールの関係から、この日のベガルタは「勝利」が必要な状況でした。それにしても、映像で振り返ると東京は徹底して、攻め上がって戻りきれない朴サイドの裏を狙って来ていましたな。朴や菅井の攻め上がりは、誰が考えても仙台のストロングポイントです。しかし、それが守備ともなれば、途端にウイークポイントとなるのがサッカーの怖いところ。この辺りからです「朴という選手を実力で蹴落とす選手が出てこないかなぁ~~」と思い始めたのは。

朴に関しては、「来年も要る・要らない」という2極化された意見を数多くネットで見られますが、原田や他の選手(補強選手も含めて)の成長を期待するにしても、現段階では「朴は必要」と言うのがベガルタンのスタンスです。原田などの若い選手には期待していますが、ベンチにも入れない選手に過度な期待を臨む程ベガルタンは甘ちゃんではありません。原田がベンチにも入れないのには、それなりの理由があるはずです。武藤が中々試合に出れない理由と、原田が中々ベンチに入れない理由を冷静に比較すれば、原田のスキルが如何に現時点では劣っているかの証左です。ウイルソン・赤嶺・柳沢・中原・リャン・関口・太田などを踏み越えねば試合に出れない武藤と、とりあえず朴さえ超えれば試合に出れる原田とを比較すれば「原田は何をしているんだ!!」という憤りを持つベガサポの心情は理解できますな。

原田とは時折、泉区のスーパー銭湯で出くわす間柄なので、その都度「頑張れ原田!!」と願っています。しかし、大卒2年目でベンチにすら入れないようでは、彼にベガルタの将来を託すという希望を抱く事は困難です。朴や田村を実力で蹴落とした時、ベガルタンは泉区のスーパー銭湯で原田に「あかすりマッサージ」をゴチする事をお約束します。

明日は東京戦、ビート東京!!

2012年11月29日木曜日

メール・フロム・東京本社

昨日、東京本社の後輩たちからメールが届いた。その内容は・・・


「先輩、仙台の優勝は夢と散ったようですが、とりあえず優勝祝賀会用に居酒屋の個室はキープしております。仙台からの参加予定者は、事前の連絡通り6名でよろしいでしょうか?こっちからは「仙台のセニョールが無茶苦茶落ち込んでいるらしいから、この際、徹底的に地獄の底まで落としてやろう\(^∀^)/\(^∀^)/」と盛り上がっちゃって、当初は参加の予定が無かった品管の笹田部長や総務の杉下課長まで参加するもんですから、第1営業部の小沢部長の「どうせなら、忘年会としてやっちゃうか?仙台のセニョールは宴会芸が豊富だから・・・」という鶴の一声で、今回の飲み会が本社・第1営業部の忘年会も兼ねることとなりました。総勢、27名くらいの参加人数ですから、仙台さんからの人数を合わせると30名を超えます。自分も、そして仲間たちも「仙台支店セニョール先輩の“伝説の宴会芸”をライブで観れる事を楽しみにしております」

嗚呼ー、なんという憂鬱メール・・・。ベガルタン自身でさえ「東京に行くのは億劫だから、横浜に住んでいる甥っ子にでもチケットを渡して、俺の分まで応援してもらおうかな・・・」と思っていたのに。なんなんだよ、仙台の残念会と本社・第1営業部の忘年会のブッキングって・・・。確かに小沢部長は俺の“伝説の宴会芸”を知っている数少ない一人だが、もうベガルタンも40代、宴会芸は引退したんだよ。いつまでやらせるんだよ・・・。そんな事を思っていたら、後輩の竹下が話しかけて来た。

竹下「リーダー、土曜日の仕事がキャンセルになったんで、僕も東京へ行くことにします」

自分「んっ!?ある意味、消化試合なのに偉いな・・だったら、よおーーし、その男気に感動したから、俺のチケットをやる!!俺の分まで応援して来てくれ!!」

竹下「要りません。もう買いました。ネットで750円、即決です」

自分「えっ!?750円?即決?そんなの、タダ同然じゃないか?」

竹下「指定席で750円ですよ?自由席なんかじゃ500円くらいでバンバン出品されています」

自分「えーー!!それって、投げ売りじゃないか!!」

竹下「これが仙台サポの出品か?それともダフ屋の感覚でチケットを抑えていた人の出品か?は分かりませんが、数多くのチケットが出品されているのは事実です」

自分「そうかぁぁぁ・・・・・プラチナになる可能性があったチケットが、タダ同然で投げ売りされているのか・・・」

竹下「優勝はなくなりましたが、最後まで応援しましょう!!」

自分「その姿勢、ベガサポとしては尊敬に値するのだが、それだけでお前が急きょ参加すると考える程、俺は甘ちゃんじゃないぞ。お前の目的は、本社の花型、巨乳の里香ちゃんなんだろう?」

竹下「リーダー、一生ついて行きますから、宴会では里香さんの隣にしてください!!」

自分「お前も俺と同じで、ウンコだな・・・」

竹下に教わりネットで調べたら、もうね、本当に投げ売り同然で数多く出品されていました。これの多くがダフ屋と言う確証はなく、私のように「優勝も決まっちゃったからなぁ~~」みたいに、ネガティブな要因で売りに出された方も居ると思うんだよね。「優勝がかかっているから・・・」となれば、普段はアウエーへ行かない人も行く気になるだろうし、そんな人たちにとって最終戦が「消化試合」となった瞬間、彼らのモチベーションが激変する心情は理解できますな。車で行くにしても、新幹線などで行くにしても、東京まで往復すれば1~2万の出費と半日の時間はかかります。これが「最終戦で優勝決定!!」みたいな状況であれば「金の問題ではない!!」となるんだけど、「勝っても負けても2位じゃ駄目なんですか!!??」みたいな状況ともなれば、途端に「交通費や時間を掛けるよりも、チケットを投げ売りした方がいいんじゃないか・・・」との、サタンからの甘言に悩む人の割合は確実に多くなります。

ベガルタンの場合は、周りの仲間のおかげでサタンの誘惑に勝てそうですが、そうじゃない人も多いんでしょうなぁ~~。最終戦は、ベガルタ仙台2012バージョンの見納めでもあります。来年我々が応援出来るのは、2013バージョン、2012バージョンとは似ているかもしれませんが同じではありません。おそらくは、これで見納めとなる選手だっているでしょう。それらの選手の為にも、最後まで応援せねばなりません。ベガルタンだって、正直、ヘタレそうになっていますが、選手同様、頑張って「府中競馬場⇒味スタ」という行程で「競馬で万馬券ゲット!!」というモチベーションを夢に、東京へ行こうと思っています。

2012年11月28日水曜日

新潟戦に想う



ふぅーー、負けちゃいましたな。正直ショックで、3日間ほどスポーツニュースを拒絶し続け、PCに触れる事もせずにネット関連の情報もシャットアウト!!とにかく、何のやる気も起きない“リストラ直前の窓際族“のような数日を過ごしておりました。今、ネットを見ておりますが、他のベガサポの方々は、どんなに苦しい結果が出ようとも“きちんとブログ”を書き込んでおり、改めて感嘆しております。みなさん、凄いです。

個人的には「仙台が勝つことによって“降格への送り人”となる」という覚悟を持って新潟戦に挑んだのですが、それがまさか・・・「広島優勝への送り人」の証人になろうとは夢にも思いませんでした。試合後の社長も「負ける事を想定していなかった」とコメントしていましたが、ベガルタンも「いくら必死に向かってくるとは言え、まさかホームで新潟には負けないだろう・・・」という想いは持っていました。なので、先制されても「まっ、前半中に追いつけば何とかなるだろう」と思っていましたし、後半になったらなったで「まっ、そろそろ赤嶺あたりが決めてくれるだろう」と思い、後半を半分過ぎても「追いついちゃえば、後はドドドォーーンって逆転するさ」と思い、残り10分を切っても「大丈夫、理由は無いけど大丈夫」とカミさんに言い、ロスタイムでも「6分あったら、2分取れる」と豪語。その結果はと言えば、試合終了直後から15分ほど“放心状態で記憶が飛んでいました”いやぁ~~まいった・まいった。

試合内容はと言えば、それなりに楽しめましたな、結果以外は。新潟が放ったシュート数は18本、そして仙台が20本。この数字だけを見ても、「どちらも勝ちにきていた」と言う事は想像できます。新潟のプレーには「気持ち」が見れましたな。この試合を見てベガルタンは、昨年のNBAファイナルで、激戦を制して勝利したチームのキャプテンがアナウンサーから勝因を問われた時の事を思いだしました。その時彼は迷わず「ハート(強い気持ち)だ!!」と答えたんだけど、この日、新潟の選手たちのプレーにも「ハート」があったような気がします。もちろん、仙台の選手だって「ハート」はあったと思うんだよ、ただ、この試合に関しては新潟の選手の方が「より強いハート」を持って戦っていたことが結果として表れてしまいました。残念ではありますが、この試合に関しては「内容よりも結果」であり、結果を残した新潟の方に「より強いハート」があったと思う事に整合性はあるでしょうな。

敗戦を受け、広島の優勝が決まってから2~3日ぶりにネット情報に接する前、ベガルタンは「どんな感じでチームは、そして選手に対して罵詈雑言が浴びせられているんだろうか・・・」と不安になっていました。しかし、いざ各氏のブログや呟きを覗くと・・・

「チームは頑張ってくれた」

「2位は素晴らしい」

「ACLにも行けるし充実したシーズンだった」

等々、負けてしまった“無念感”よりも、過去最高の2位という順位を誇らしげに感じる“達成感”を語っている方々の方がマジョリティーだったのです。

ベガルタンはてっきり「パクの野郎、いくら足が悪いからって、あんな簡単に裏を取られやがって!!」とか「何なんだよ、あの采配は??」みたいなバッシングの“雨あられ”かと思っていたのですが、ネットで得られる情報の殆どが「今年の仙台はよく頑張った!!2位じゃ駄目じゃないんです!!」といった寛容な意見のバーゲンセールでしたな。ここから推測すると「多くのベガサポにとって優勝争いに敗れた事よりも、それを経験したこと自体の方に意味を見出す人が多かった」となります。これが、鹿島や名古屋サポのように、マジで優勝を願っているサポが大多数だったら、優勝を逃してしまったホーム最終戦での敗戦後は、まちがいなく荒れる事でしょう。間違っても「2位なんだから良かった、選手たちは頑張ったよ・・・」とは、ならないはずです。

しかし、全ては仙台が強豪になる為の“ロードマップ”の1ページとするのなら、多くのベガサポの達成感も理解できます。今年ようやく、仙台は「優勝争い道路」という首都高のインターチェンジに入ることが出来ました。この首都高には、フェラーリ(鹿島)やポルシェ(浦和)、そしてランボルギーニ(名古屋)などの物凄い馬力(予算規模)のスーパーカー(チーム)がバンバン走っています。それらの車に混ざって、仙台も優勝を狙うのであれば、馬力(予算)と共に「経験」も必要なのでしょう。馬力も経験も一挙に獲得する事は仙台には出来ません。だとしたら、今年は「経験」のみで我慢する・・・という選択をしたベガサポの心境にも一定の理解は必要なのでしょうな。新潟戦後のセレモニーで「今年はよく頑張った!!」と選手たちに声援を送る人たちを見て、ベガルタンはこんな事を考えていました。

2012年11月22日木曜日

土曜日は決戦ですな


えーと、早いもので明後日はホーム最終戦ですか・・。しかも、仙台は優勝の為、そして新潟は残留の為、互いが“絶対に負けられない戦い”ではなく、“絶対に勝たねばならない試合”であります。あっちっちですな。個人的には、新潟と言うチームに特別な感情は無く、仙台が勝つことによって“降格への送り人”となってもノスタルジックになる事はありません。仙台に他チームの状況を心配する余裕など無く、そんな気持ちが少しでも芽生えれば『明日は我が身』となる事ぐらいは分かっているつもりです。

しかしながら、後輩の中には面白い考えをしているものがいて、そいつの理想は下記のような感じです。

後輩吉岡が考える最高のエンディング

次節、仙台も広島も負け、最終節、仙台が勝って広島が引き分けで仙台が優勝!!勝ち点差1のエキサイティングな優勝なんだけど、仙台の試合が終わった瞬間で広島の試合はロスタイム、しかも、広島のPKでキッカーはヒサト、そんでもってヒサトが決められずに優勝決定!!

自分「おいおい、仙台が優勝するのはいいんだけど、お前の理想だとホーム最終戦で負けることになるじゃないか・・・ベガサポで仙台の負けが理想はチョットいただけないぞ」

後輩吉岡「いやいや、大切なのは新潟が残留する事なんです」

自分「えっ、お前って、新潟が好きだったっけ?」

後輩吉岡「好きって言うか、アウエー観戦が“生きがい”なんで、新潟へ行けなくなるのはチョット・・・。新潟の降格は山形降格の次ぐらいにショックが大きいっす。ちなみに、J2の最終節では湘南を無茶苦茶応援していましたし、J2のプレイオフ決定戦では千葉を応援するつもりです」

自分「えっ、それって・・・」

後輩吉岡「はい、湘南は遠いけど京都よりは参戦出来る可能性がありますし、千葉と大分では比較する事自体ナンセンスです。自分は、他チームを応援する尺度を「アウエーへ参戦しやすい距離感」に求めているんです」

自分「えっ、湘南には誰それが居るから・・とか、千葉は出身地に近いから・・といった理由ではなく、仙台から参戦しやすい距離感やアクセスのし易さによって、お前は応援するチームを決めているのか?」

後輩吉岡「駄目ですか?」

これには驚いた。例えばベガルタンだって、新潟を応援していた時期があるし、横浜FCを応援していた時期があったけど、それは「シルビが在籍していたから・・・」という立派な感情移入要因が存在していたからだ。しかし、後輩吉岡には、他チームを応援する要因に“感情”といった情緒などは存在せず、ただひたすら「仙台から近いし・・」といった経済的合理性のみで湘南を応援し、そして千葉を応援しようとしているのだ。ベガルタンだって、カテゴリーは違っても福島や盛岡のチームがJFLへ昇格して欲しいし、山形にも再昇格して欲しいとは思っているが、それは「チーム東北」への愛情からであって、その愛情を後輩吉岡のように湘南や千葉までは広げることは出来ない。ベガルタンが他チームを応援するには、「仙台に所属していた選手が居る」という“必然性”が必要なんだけど、後輩吉岡からすれば「仙台から近いから」という“合理性”こそ、何よりも大切ということです。

自分「じゃあ、お前にとって最高のJ1チームはどんな感じになるんだ?」

後輩吉岡「札幌・仙台・山形・栃木・草津・新潟・水戸・浦和・大宮・柏・千葉・鹿島・横浜M・横浜C・湘南・F東京・東京Ⅴ・川崎・・・・ですかね」

自分「おおー、これではJリーグではなく、オールスター戦におけるJ―EASTじゃないか!!」

後輩吉岡「正直、湘南は遠いんで町田辺りだといい感じですし、将来的には岩手・秋田・福島あたりが昇格してくれれば最高ですね」

自分「確かに、将来的には岩手・秋田・福島あたりが昇格してくれるのは最高だが、何となく、違和感がないか?」

後輩吉岡「あくまでも理想ですよ、でも、大分が昇格するよりも千葉の方が何かと便利ですよね、実際」

自分「うっうぅぅ~~ん、まっ、そうだけど・・・」

後輩吉岡「新潟は仙台から一番近いアウエーなんです。そのチームが降格する事が、そんなにハッピーなことでしょうか?来年は、日本海を見れないんですよ?」

自分「確かにそうだが、新潟がこの時期に、この順位で仙台と戦う事は運命と割り切って、優勝の為に叩き潰すしかないんじゃないのか?その試合で、新潟に対して“ある種の感情”が芽生えた瞬間、仙台は優勝出来ないと思うぞ」

後輩吉岡「あくまで個人的な理想、理想ですよ。でも、昇格を決めた水戸戦のように、「えっ?どうなの?どうなの?他チームの結果はどうなの?あ゛あ゛ぁ~~携帯サイトにアクセスが集中し過ぎて繋がんね――!!えっ、マジ??したの?昇格出来たの???やったーーー!!!\(^∀^)/\(^∀^)/」みたいな、時間差攻撃も、またいいんですよね・・・」

自分「たっ、確かに・・・」

色々な考え方はあるでしょうが、アウエー観戦を“生きがい”としている者にとって、近場のアウエーが無くなるのは看過できないようです。でも、とりあえず土曜日は・・・ビート・新潟!!ですな

2012年11月21日水曜日

ベガリーノ大司教、1年振りで登場!!


ここは仙台市泉区郊外の住宅地、その奥まった公園の一角にあるのがベガータ教の聖ベガトルダム大聖堂である。そこには、ベガルタンが崇拝しているベガリーノ大司教がおり、この教会は彼の存在で常に笑顔で溢れていた。

教会の駐車場に車を止め、残っていた缶コーヒーを流し込むベガルタン。親愛なるベガリーノ大司教が直ぐそこに居ると言うのに、中々車を出れずに居る自分が歯がゆい。嗚呼ー、気が重い・・・。そんな心情で暫し瞑想していると“コンコン”と窓ガラスを叩く音が・・・すると、そこにはベガリーノ大司教が笑顔で立って居た!!

ベガリーノ大司教 「ご無沙汰してます。今日はどうされましたか?」

ベガルタン 「ベガリーノ大司教!?あっ、いっ、いや、あの・・・」

ベガリーノ大司教 「教会に用があったのでは?だとしたら、車から出なければなりませんね」

ベガルタン 「すっ、すいません・・・」

ベガリーノ大司教 「先ほど、近所の信者の方から美味しいアップルパイを頂きました。それをつつきながら、佳境に入ってきたベガルタの現状分析を、いつものように辛口のコメントで聞かせてください」

ベガリーノ大司教 「鹿島戦は残念でしたね・・・まっ、自家製のハーブティーを飲んで体を温めてください。それと、このアップルパイ、メチャクチャ美味しいですよ・・」

ベガルタン 「ありがとうございます・・・・・」

ベガリーノ大司教 「おやおや、元気が無いようですね、どうされましたか?」

普通であれば美味しいはずのアップルパイ、その酸味も甘さも感じることが出来ないくらい、ベガルタンの五感は衰退していた。その要因は鹿島戦ではなく、最終の東京戦にある事をベガリーノ大司教に分かるはずもない。いつもは元気でチームの現状を語るベガルタンに、全く覇気が感じられない事を心配するベガリーノ大司教であった。

ベガルタン 「今日は、ベガリーノ大司教の下で、神に懺悔にしに参りました」

ベガリーノ大司教 「えっ!?鹿島に勝てなかったとはいえ、最後まで優勝争いをしているチームに、何か不満があるのですか?チームも選手たちも、そしてサポーターも頑張っているじゃないですか!!」

ベガルタン 「はい、チームも選手たちも、そしてサポーターも頑張っているのは分かっています。問題は、私自身の“心”なのです」

ベガリーノ大司教 「どういう意味でしょうか?」

ベガルタン 「実は私、最終の東京戦のチケットを、まだ購入しておりません」

ベガリーノ大司教 「味スタが売り切れになる事は考えにくいですよね、別にいいじゃないですか、ゆっくり買ったって?追加で発売もあるかもしれませんし・・・」

ベガルタン 「実は私、いえ、私の心はサタンに負けてしまったのです」

ベガリーノ大司教 「貴方の心がサタンに負けた???」

ベガルタン 「先日、サタンは私の心に、こう呟いたのです「ベガルタンよ、仙台が新潟に負けて、広島がセレッソに勝ったら、優勝は決まっちゃうよな?だとしたら、そんな状況で東京へ行ってもしょうがないだろ?だったら、新潟戦が終わってから東京戦のチケットを買ってもいいんじゃね?なっ?そうだろう?そうしなって!!」と。ここまでなら、私自身だけの問題でした。しかし昨日、後輩たちから「鹿島戦じゃないけど、東京戦のチケットは、当然買ってますよね?」と問われた時、ベガルタンは「そんなの当たり前じゃないか!!俺なんか勝って優勝した時のことを考え、東京本店の綺麗どころに招集かけておいて、朝までドンチャン騒ぎすべく、優勝祝賀会の準備までしているだぞ!!優勝したら、当日中に仙台へ帰れると思うなよ!!」とまで豪語してしまったのです・・・」

ベガリーノ大司教 「チケットすら買ってないのに、優勝祝賀会まで豪語したというのですか???」

ベガルタン 「はい・・・・」

ベガリーノ大司教 「おおーーージーザス!!なんと恐ろしいことを・・・」

ベガルタン 「私は仙台支店応援部のリーダーも、ベガータ教の司教としても失格です。最低の人間です・・・」

ベガリーノ大司教 「貴方は最低の人間ではありません。ただし、反省は必要です。会社の後輩に対して、つい、気が大きくなってしまうのはよくあることです。それ自体で落ち込む必要がありません。しかし、「仙台が新潟に負けて、広島がセレッソに勝ったら・・・」といったサタンの誘惑に負けた事、これについては猛省が必要でしょう」

ベガルタン 「ベガリーノ大司教、私はどうすればいいのでしょうか?」

ベガリーノ大司教 「正直になることです。まず、後輩たちに素直に言う。それか本当に本店の人たちと連絡を取り、祝賀会は大げさでも、飲み会くらいはセッティングする。そのうえで、最初にやる事は、これから直ぐ、チケットを買うことです」

ベガルタン 「主は、私をお許しになるでしょうか?」

ベガリーノ大司教 「大事なのは、過ちに気づいたら、直ぐに反省し、行ないを改めることです。そんな信者を、主がお許しにならないはずなどありません。さあさあ、懺悔はここまで、せっかく入れたハーブティーが冷めてしまいますよ。アップルパイだってメチャクチャ美味しいんですから・・・」

聖ベガトルダム大聖堂、ここはどんなに外が寒くても温かい。その温かさは、きっとベガリーノ大司教の人格によるものであろう。

もう、とうの昔に東京戦のチケットを買われている方々に、ベガルタンは陳謝します。ごめんなさい!!本当にごめんなさい!!ベガルタンは、まだ東京戦のチケットを買っていませんでした!!本当にごめんなさい!!今日、今日買うから許して下さい!!

2012年11月19日月曜日

鹿島戦



ん~~~、勝てませんでしたな。前半を3-1で折り返した時、うかつにもベガルタンは勝利を確信してしまいした。「2点差が一番危ない・・・」という基本は知っていたのに、心のどこかに油断があり「仙台が3失点する可能性は“シーズンで2,3回あるかないか”という超激低なフラグだし、この調子なら赤嶺のハットトリックが観れちゃうかも・・・いやぁ~~鹿島に来て良かった・良かった(^O^)/」とまで思っていました。もちろん、仙台の選手たちがベガルタンのように油断する訳などありませんが、個々の選手の心の何処かに「後は安全にプレーすれば・・・」みたいな、油断とは違った「心の隙」みたいな“小さな芽”のようなものは芽生えていたのかもしれません。セーフティーなプレーを選択する方に重心が行っちゃうと、不思議なように押し込まれちゃう展開になったり、セカンドボールが奪えない展開になりがちになります。そしてセカンドボールが奪えない状況は、仙台にとって「苦境」と「=」です



ベガルタンが鹿島へ参戦するのは5回目なんですが、この日の鹿島スタジアムの雰囲気は私の町内会の「町内対抗運動会」のようなマッタリと言うか、ほのぼの感が漂う弛緩した空気が支配していました。こんな感じの雰囲気、そして少ない観客数は初めてです。15000人の観客数では「王者」を名乗る資格なんてありませんが、そこは“腐りかけても鯉”でして、カップ戦の優勝で「王者」のプライドはとりあえずキープ。なんだかんだ苦しんでもタイトルを獲る。鹿島というチームの賞味期限は、まだまだ大丈夫のようですな。

この日、私の周りにいた鹿島サポの大部分は「降格」の心配など微塵もなく、どちらかと言えば「今年も残り3試合かぁ~~厳しいシーズンだったよ・・」といった哀愁に包まれていました。カップ戦の優勝を話し合う者、他チームの残留争いレース予想を話し合う者、そしてその時々に「うちも他人事じゃないんだけどね・・・」と茶化す者、鹿島サポにとって降格とは、ノストラダムスの大予言と同列程度の物でしかないのでしょうな。鹿島サポも、そして我々他サポも、鹿島が降格する事など考えてはいませんが、考えられなかったことが起こるのもJリーグの魅力でしょう。経験上、「うちは絶対に大丈夫だから・・・」そう思った瞬間に、地獄への扉の前に立っていることが多いものです。

監督も、そして選手も「後半開始早々の失点が痛かった・・・」と試合後に話していましたが、この失点以降は鹿島が“イケイケモード突入!!”となり、仙台の苦しい局面が多くなりました。前半はあんなにも高くラインを保ち、オフサイドトラップにバンバン引っかけていたというのに、後半の失点後はズルズルとラインが下がるだけではなく、そのラインもバラバラ・・・。あれでは失点してしまうのも時間の問題だったかもしれませんな。

3失点したことで、辛辣なネットの世界では「誰それは要らねぇーー!!」みたいな激辛なコメントが数多く見られるようになりました。しかし、ベガルタンの考えは違います。特に鹿島の3点目は、真ん中・真ん中を緩ぅ~~いループパスを連チャンで使用した敵ながらナイスゴールでした。広大と鎌田は何やってんだ!!と怒っちゃうサポーターの心情は理解しますが、仙台だってナイスゴールがあるのと同様に、敵チームにだってナイスゴールが出ちゃうのはしょうがありません。仙台にだけ“ディフェンスがどうしようもないナイスゴール”があって、敵チームにはそんなものはなく、なんでマーク出来ないんだ!!守備のミスしやがって!!と罵倒するのは不公平ですな。鹿島の2点目はジュニーニョと大迫のコンビネーション、そして3点目は柴崎・本山・興梠の真ん中ループ・ループで最後にズドン!!は素晴らしい攻撃でした。あの失点のみで広大や鎌田を罵倒するサポーターは居るかもしれませんが、ベガルタンは全然そう思いません。あれは鹿島のナイスシュートです。

2012年11月16日金曜日

明日は鹿島戦ですな



明日は鹿島戦です。広島を追撃する為には絶対に勝たねばならない試合です。優勝する為には絶対に落とせない試合なんです、、、が・・・、こんだけ“燃える要素”が揃っていると言うのにベガルタン自身の心の高揚感は正直“イマイチ状態”であります。残留を争っていた頃には「嗚呼ー、早く仙台も優勝争いをするチームになって、最終盤には“ハラハラ・ドキドキ”ウィークを体験したいよ・・・」と思っていましたが、なってみると「思ったほどテンションが上がらない自分」に気づいて多少戸惑っているベガルタンです。ここまで来てもテンションが上がらないと言う事は、現時点での優勝争いに「今年優勝しちゃうのは出来過ぎなんじゃね?みたいな“出来過ぎ感”」を持ってしまっているのでしょうな。

来年も、仙台が優勝争いする確証など無い事ぐらいは経験則で分かっているつもりです。っていうか、仙台がこの時期まで優勝争いするのは、ベガルタンが生きている中では最初で最後のことかもしれません。そう思っているのに、どうして、こんなにも冷静でいられるのか?ベガルタンは懸命に考えました。仕事中に考えました。すると、下記のような要因が浮かび上がってきたのです。

ベガルタンがイマイチ燃えない要因

その1 何だかんだ言っても来年も優勝争いすると思っているから

その2 今の成績で、もうお腹が一杯だから

その3 とりあえず目標であったACLは行けそうだから

その4 優勝したら参加できるCWCがイマイチ現実的じゃないから

その5 最近寒くなってきたから

仙台は毎年のように優勝争いできるチームじゃない・・・これは本心です。しかし、“あと1年くらいならば出来るんじゃあ・・”と思っていることも事実であります。同じ監督、同じ選手、そして今年チームに足りなかったパーツを加えれば“あと1年くらいならば優勝争いが出来るんじゃあ・・”と考えることに若干の整合性はありますな。「今年の成績が出来過ぎなだけ・・・」という意見もありますが、そのような意見が妥当かどうかは来年の結果が出るまでは誰にも分かりません。昨年が4位、そして今年が優勝争い・・・これらを事象をマーケティングアドバイザー風に言えば“チームの株価は上昇トレンド中です”となります。ベガルタンがイマイチ燃えないのも、来年の活躍を信じているからかもしれませんな。

この年の目標は「タイトル、そしてACLの出場権を獲得する」だったはずです。であるのなら、たとえタイトルを逃したとしても、目標の50%は達成したことになります。この50%という数値だけをみれば「なんだよ、半分じゃないか・・・」となりますが、これまでの目標だった「残留」とか「トップ10」と言うものに対して、目標の“大きさ”や“苛酷”さを比べれば「タイトル、そしてACLの出場権を獲得する」というミッションは、とてつもなく大きい物である事が分かります。だからこそ、50%の達成でも多少の満腹感が出るのはしょうがないかもしれませんな。

なんでも、優勝すると世界クラブ選手権という大会に出られて、そんでもってそこで勝ち進めば、チェルシーなどのビッグクラブとの対戦が出来るかもしれないということを最近知りました。仙台が、世界の一流ビッグクラブとマジな大会で対戦する・・・昨年だったらバルセロナであり、今年だったらチェルシーといった“本物のビッククラブ”とガチで戦う・・・。J2時代の苦しさを知っているサポーターからすれば、本当に夢のような出来事です。しかし、この夢は、あまりにもデカ過ぎて、今現在でも「優勝したら戦えるかもしれないんだ・・」といった実感は微塵もありません。もうね、こんなことなんて「夢」以外の何物でもなく、そんな実感が無い以上、CWCの出場に現実感を見出すのは困難と言えますな。

でもね、もしも、本当にもしも、広島が次節負けて仙台が勝っちゃったりしたら・・・・如何な“燃えない症候群”のベガルタンでさえ、心に動揺が起こるかもしれません。その動揺を実体験で確認すべく、明日は鹿島へ行くことにしました。勝つことでのみ、チームもサポーターも、そしてベガルタンも、今まで足を踏み入れたことの無いステージへ立つことが出来ます。経験する事が出来ます。勝って、そのステージを経験したいですな。

明日は鹿島戦、ビート鹿島!!

2012年11月15日木曜日

ベガルタン、鹿島戦に関して後輩に叱責される!!


昨日、ベガルタンは昼休みに一端帰社。すると、後輩連中がミーティングルームで何やら“打ち合わせ中”。別に邪魔をすることもないと思い、何気にスル―しようとしたら、私の帰社に気づいた1人が「ちょうどいいから参加して下さい」とのこと。「何だよ、せっかくの昼休み、ランチをしながら東スポを読もうと思っていたのに・・・」と思ったものの、無下に断る事は出来ず、嫌々ながらも後輩たちの“打ち合わせ”に参加する事にしました。しかし、この判断が後に最悪の結果になろうとは、この時のベガルタンは知る由もありませんでした・・・・。


ベガルタン「んっ??このメンツは・・・ひょっとして週末の鹿島戦の事を話してんのか?」

佳代事務員「そうですよ、何を警戒してたんですか?」

ベガルタン「いやいや、忘年会の宴会芸の相談かと・・・」

後輩吉岡「勘弁して下さいよ。ところで、週末の鹿島はスタジアムに入ると往来の自由が無い場合もあるんで、とりあえず仙台支店応援部としては何処かで待ち合わせをしようと思って・・・」

裕子事務員「今回は車で行くチーム、ツアーバスで行くチーム、前日から新幹線で行くチームと分かれているんです。そこで、新幹線で行くチームのメンバーを何処かの駅で拾い、皆で食事でもしてから気合いを入れて鹿島スタジアムへ乗り込もうということになりまして・・・」

佳代事務員「ということですので、リーダーも3時間前くらいには鹿島周辺に到着していただき、我々と行動を共にしてくださいね」

ベガルタン「えっ!?あっ、あぁぁ・・・」

後輩吉岡「何か、気合いが入っていませんね・・・」

ベガルタン「そんなことはねーよ」

佳代事務員「じゃあ、時間の打ち合わせですが・・・」

ベガルタン「んっ?うぅんんん・・・・・」

裕子事務員「リーダー、ひょっとして、リーダーは鹿島へ行かないつもりじゃあ・・・・」

一同「えぇぇぇーーーー(+o+)(+o+)(+o+)!!!!」

別に行かないと決めている訳ではないのだが、鹿島戦のチケットは昨日の時点で買ってはなかった。まず、売れ切れる心配は皆無だろうし、前日くらいに気持ちが盛り上がったらゴール裏を購入し、そこまで気持ちが高揚しなければ指定席を買えばいい・・・そして何らかの事情が出来ちゃったら、最悪テレビ観戦でもいいや・・・と思っていたからです。しかし、私と一番付き合いが長い裕子事務員(元大学準ミス)は、私の一番痛いところへ150kmの直球を投げ込んできました。

後輩吉岡「えっ???先輩、行かないんですか?っていうか、俺には「優勝を目指す中で、鹿島には絶対に勝たねばならない。その為には俺たちの応援が必要なんだから、そんな試合を前にして「鹿島へ行く、行かない・・」なんて議論する事自体ナンセンス。ベガサポであるのなら、そして行けるのであれば、行くことを躊躇するべきじゃない」って言っておきながら、何なんすか?」

自分「別に行かないって訳じゃないから・・・」

佳代事務員「私には、「こんな状況で鹿島と戦える・・・こんな状況で鹿島スタジアムへ乗り込める・・・しかも、鹿島に勝てば広島の結果によっては首位に立てるし、そんでもって鹿島を残留争いへと突き落とせる・・・。これは仙台にとって歴史的な事なんだ。その場に、行けるのに行かない・・・という選択肢なんて有り得ない!!」って言いましたよね?」

自分「だから・・・行かないって言ってないだろう?」

裕子事務員「リーダー、失礼します。このタブレットを貸して下さい」

自分「えっ、いいけど・・・」

裕子事務員「ここ、クリックしてもいてですか?」

自分「えっ、何をする気だ??」

裕子事務員「最近、リーダーが何を検索しているかをチェックしてます。えーと、んっ!?週間天気予報が今日だけでも2回もチェック、しかも、鹿島地方の予報だけをチェックしてますねぇ~~。ちなみに私もクリックをすると・・・どれどれ・・・鹿島の土曜日の午後は・・・雨の確率が70~80%ですか・・・」

一同「えええぇぇーーー!!!!!そんな、そんな理由で行くかどうか悩んでいるんですか????」

この指摘は痛かった・・・。正直、行かないかもしれないと言うネガティブ要因は「本降りの雨かもしれない・・」という一考だけだったからだ。スタジアム内は屋根のある場所にするにしても、雨の中のロングドライブが、どうしてもネガティブにしてしまう。晴ならば、何の問題もないのだが・・・。

後輩吉岡「先輩、思いだして下さいよ・・今年の雨の日立台・・あんな劇的な勝利を見逃して、先輩は「ベガルタン一生の不覚!!」って後悔しまくっていたじゃないですか?」

自分「たっ、確かにそうだが・・・」

裕子事務員「リーダー!!雨だから行かないって、そんなことはないですよね?」

後輩吉岡「リーダーの車に我々も便乗して、私たちが運転しますから、行きましょう、鹿島へ!!」

佳代事務員「私も運転しますから、行きましょう、茨城へ!!」

自分「初心者でバックの車庫入れが出来ないお前の運転だけは、違う意味でネガティブになるから勘弁してくれ・・・」


結局、ベガルタンは後輩たちの協力と叱咤により、雨でも鹿島へ行くことになりました。めでたしめでたし。

2012年11月9日金曜日

セレッソ戦


えーと、勝てませんでしたな。しかしながら、負けなかったという現実によって、ポジティブとネガティブの間で揺れている“やじろべい”の振り子がポジティブサイドに止まっている事が出来ています。これからの試合内容を考えれば、こんな感じで“どの試合も苦しむ事”は覚悟しているんだけど、この試合くらい「えっ!?入ってないの??」とか「おいおいおい、それは入るだろう普通?」とか「どうしてそこでポスト叩くかなぁ~~」と嘆きまくったのは久しぶりです。





全くチャンスが無い試合も考えものですが、この試合のように決定機と思われるチャンスが“てんこ盛り”にあるものの、それを決めきれない試合も考えものです。このような試合を見せられれば、「これからの3試合、いずれもこんな感じで苦しむんだろうなぁ~~」と思う事に整合性はありますな。選手もサポーターも、ここからはジリジリするような試合展開を楽しむような“精神力”が必要となるのは確実なようです。

監督や選手は、メディアなどによるインタビューで「プロチームとして優勝争いの中、戦えるのは幸せです。もちろんプレッシャーはありますが、このプレッシャーを乗り越えないと優勝もできないし、チームとしても個人としても成長できませんから」と答えています、監督も選手も、このプレッシャーを体験する為にキャンプから頑張っているんでしょうな。

個人的に、選手たちのプレーからは、特段に“プレッシャー”を感じる事はありません。もちろん“勝たねばならない”という緊張感はあるんだろうけど、だからといって「緊張感=プレッシャー」という図式は当て嵌まらず、どちらかと言えば「緊張感=心地いい」という雰囲気があります。やはり、残留争いよりも優勝争いの方が“やり甲斐”はあるんでしょうな。そして応援している私たちも、何気に試合に臨むにあたっては「心地良い緊張感」という名のプレッシャーを楽しんでいる様な気がします。

さて、アメリカのスポーツ心理学の教授は下記のような論文を発表しています。

「プレッシャーには、「“眼に見えるもの、見えないもの”」「“感じられるもの、感じられないもの”」がある。プロスポーツ選手570人に協力してもらい、毎試合、血液検査と簡単な脳波チェックをした結果、優勝争いをしている選手には“明らかに医学的な体質変化”を表すデータが示されました。そのデータ結果を知らせずに、その選手に対して「今現在、プレッシャーなどによって精神的、もしくは肉体的に過度な負担を感じていないか?」と尋ねたら、恐ろしいくらいに選手のタイプによって答えが二通りに分かれたのです。

有名で実績がある選手の答え 「プレッシャーを良い意味でエネルギーに変えるよう、普段の生活から意識している」

能力があるが経験の無い若手選手の答え 「プレッシャーは特段感じていない」

そして実際の試合では、常にプレッシャーを意識している選手の方が、試合で活躍する頻度は圧倒的に多かった。データ上では、どちらの選手にも体内的には過度な体質変化が見受けられているのに、片方の選手は「常に意識している」といい、別の選手は「感じていない」という。

ここから、プレッシャー常に意識している選手は「プレッシャーを日常化する事によって、それに対応する精神的、肉体的な変化に順応しやすく、プレッシャーを感じていない選手は、感じていないだけで実際はプレッシャーを受けており、それを受けとめる準備や経験が出来てないので、結果的に精神的、肉体的な変化に順応出来ず、本番の試合では良いプレー(いつも通りのプレー)がされにくいのではないか?という仮説が成り立つ」というのだ。

選手の事は分からないので、自分の事を言えば「ベガルタンは現在、優勝争いに対するプレッシャーなど全く感じておりません。試合前に入れ替え戦のように“吐き気”は無く、降格が決まった大分戦のような“過度な不安感”など微塵もありません」と言った感じです。これは、J1という舞台で優勝争いをしたことが無いので、その「生みの苦しみ」を感じられてないだけなのかもしれませんな。皆さんはプレッシャーを感じてますでしょうか?だとしたら、ベガルタンよりも皆さんの方が「サポーターとしての経験値が高い」と言う事になります。鹿島戦辺りからは、ベガルタンにも“ヒリヒリするようなプレッシャー”が感じられればいいのですが・・・。

2012年11月1日木曜日

VEGALEAKS(ベガリークス)2年振りに内部告発を受ける!!


楽天時代からの読者ならご存知であろうが、仙台市泉区の、とある古ぼけたビルの4階に、VEGALEAKS(ベガリークス)の前線基地がある。もちろん、VEGALEAKS(ベガリークス)とはWIKILEAKS(ウィキリークス)のサッカー版であり、この前線基地には、日本サッカー協会やJリーグの運営などに疑問や不満を持つ多くの同志から、日々、内部告白が送られてくる。VEGALEAKS(ベガリークス)の代表はベガリーノ・アサンジ、現在は北欧の国の保護下に置かれながらエクアドルへ亡命を申請しており、実質的なVEGALEAKS(ベガリークス)の運営はベガルタンが行なっている。通常、内部告発と言っても、その殆どが個人的思惟などを過剰に反応した人からの“出まかせメール”が多数である。しかし、そんなVEGALEAKS(ベガリークス)に衝撃的な内部告発文が盗聴テープと共に送られてきたのです・・・。

その盗聴テープには、日本サッカー協会とJリーグ幹部、そしてそれらのOBが極秘裏に集まり「Jリーグの秋春制」について、将来行う事を前提とした秘密会議の内容が赤裸々に語られていた。その内容、信憑性に疑いは無く、強い衝撃を受けたベガルタン。当然、この件を社会にリークすれば、ベガルタンが日本サッカー協会とJリーグ幹部によって暗殺される可能性は高くなるが、それでも、このように我々サポーターを騙す“卑劣なやり方”を看過する事は出来ない。よって、本日付で、この秘密会議の全貌を公開したい。ひょっとしたら、この公開がベガルタンの最後の仕事となるかもしれないと分かりつつ・・・。

以下、盗聴テープからの書き起こし・・・


日本サッカー協会副会長 田嶋幸三 「それでは、極秘会議を行なわせていただきます。我々の計画通り、報道等では「Jリーグは日本サッカー協会の提案を受けて検討してきたシーズン制移行を見送る方針を決めた」となっており、その理由は「経営や運営で想定されるマイナス面が現状では、国際競技力の強化などのプラス面より大きいと判断した」となっております。

日本サッカー協会会長 大仁 邦彌 「我々が描いたシナリオ通りになって来てるじゃないか・・・」

日本サッカー協会副会長 田嶋幸三 「我々は、3月に開幕する現行の「春秋制」から、欧州などで主流の8月開幕の「秋春制」へ2015年をめどに移行することが可能かを討議してきました。しかし、様々な理由から、今後は戦略検討会議を設置し、継続してシーズン移行の可能性を探る・・・という立場を表向きは採っております」

大東和美チェアマン 「リーグ側としては、表面上は移行後の収益確保に対する不安や競技場利用の調整難で、15年からは不可能という結論に達しました。まっ、あくまでも、北国のチームに配慮したという“見せかけ”ですがね・・・」

前日本サッカー協会会長 犬飼基昭 「とりあえず、強烈な秋春制推進派の俺が辞めれば、周りを騙しやすくなると思ってはいたが、ここまで騙されるとはな・・・」

日本サッカー協会副会長 田嶋幸三 「寒冷地の問題については1~2月は試合を行わない、また移行期の年は6~7月に試合を行わずに18カ月で1シーズンとする案も示されましたが、選手の契約期間等の問題もありクラブ側の反発があったのは御存じのとおりです。また集客の問題も大きく、それに解決策を見出すとすればやはり1~2月をウインターブレイクとしてしまう等々、ここまでの議論は“あくまでも表向き”のものであります」

前日本サッカー協会会長 犬飼基昭 「大事なのは、J1チームの総意だ。J1チームが決定すれば、J2チームだって従わざるをえなくなる。そこで、我々は長期的な作戦を敢行した。オペレーションネームは「J1から北国のチームを排除しろ!!」この作戦の現状を説明してくれ」

大東和美チェアマン 「現在、最も北国のチームである札幌の降格が決まり、次負ければ新潟もリーチ。全ては計画通りになっております」

日本サッカー協会副会長 田嶋幸三 「昨年のうちに、山形を降格させ、今年の昇格も阻止。それにJFLからの昇格も、南国長崎にしておき、まさに“外堀は埋まった”感はあります」

前日本サッカー協会会長 犬飼基昭 「ただし、仙台の活躍だけが“眼の上のたんこぶ”じゃないか?」

日本サッカー協会会長 大仁 邦彌 「心配いりません。来年のACLの日程と対戦相手に細工をし、韓国や中国のチームではなく、中東・東南アジアなどの遠隔地と対戦させる手はずは取ってあります。そのうえで、Jリーグの日程も仙台に関しては「ACLでの試合があった週のリーグの対戦相手は、名古屋・広島・清水・柏などの強敵とマッチメイクすれば、選手層が薄い仙台が自滅するのは目に見えております」

大東和美チェアマン 「そして仙台が降格すれば、J1から北国のチームは居なくなり・・・」

日本サッカー協会会長 大仁 邦彌 「結果的に、秋春制移行へのハードルが下がる・・・」

前日本サッカー協会会長 犬飼基昭 「お主らも、中々ワルよのぉ~~」

一同 「そういう、お代官こそ、ワルじゃないですか・・・」

全員 「ワッハッハー(^O^)/(^O^)/(^O^)/」

信じる、信じないは個人の勝手です。しかし、VEGALEAKS(ベガリークス)は不正を許しません。VEGALEAKS(ベガリークス)では、皆様方からの内部告発文を常に募集しております。不正に我慢できない時は、我々へメールをください。VEGALEAKS(ベガリークス)が悪を断罪します!!

2012年10月30日火曜日

ベガルタン、後輩たちから親書を託される!!

レター・フロム・仙台

ベガルタンは昨日の夕方から仕事で札幌入り。この日の仙台は結構暖かかったけど、札幌の夜は10月だというのにシバレますな。仕事自体は簡単な打ち合わせなので、後輩たちからは「リーダーはいいっすね、日本シリーズが見れて・・・」と嫌みを言われる始末。正直「チケットがあれば観に行っても・・」とは思ったが、札幌行きが急きょ決まったこともあり、日本シリーズのチケットはゲットできませんでした。
札幌に行ったら、何を喰おうかなぁ~~・・・みたいなことを考えていたら、後輩の事務員たちが私を不意に取り個かんできた。
裕子事務員「リーダー、チョット話があります・・」

自分「えっ、なっ、なんだよ、皆でそろって・・・」

明奈事務員「これから札幌ですよね・・・」

自分「うん、そうだけど・・・おいおい、お土産は“白い恋人”で勘弁してくれよ。この間のように、どこそこのデパート地下にある絶品ロールケーキみたいなレアなものは駄目だぞ。俺は会社の経費を使って、2時間も絶品ロールケーキを買う為に札幌へ行くんじゃないんだから・・・あん時はしんどかったよ」

美紀事務員「本当に絶品ロールケーキ時は御迷惑をかけました。でも、今回はお土産の話じゃないんです」

自分「えっ!?お前たちが揃って俺のところに来る訳が、お土産お願いします!!コール以外になんかあるのか?」

裕子事務員「今、我々は優勝に向かって未知の領域へ突き進んでいます。もうここまで来ると、「勝て!!」ではなく「勝ってください!!そして広島負けてください!!」みたいに思う事は自然であり、“藁にもすがる”心境に近くなっている事はリーダーも同じだと思います」

自分「あぁ、確かにそうだけど、それで?」

裕子事務員「そんな私たちは、神頼みではなく、札幌頼みをしようと思い、札幌サポの上杉君に手紙を書いたので、リーダー直々にお渡しください」

(札幌サポの上杉君に関しては、下記のコラムを参照して下さい)

ベガルタン御三家サポをなだめる

不意に手渡された札幌サポの上杉君への手紙。これがラブレターならば、“カナダからの手紙”よろしく、ベガルタンはロマンチックな手紙を手渡す“愛の伝道師”になるんだが、彼女たちの会話からではラブレターの“ラの字”すら伺う事は出来なかった。



子供のころ、ベガルタンは畑中葉子の大ファンでした。そして青年になってからも、ロマンポルノに出るようになった彼女が大好きでした。今、彼女は何をしてるんだろうか・・・と思って調べたら・・・



震災チャリティーで美声を披露していることが分かりひと安心。だいぶポッチャリになりましたが、それもいいんだよね。

本来ならば、私的な手紙の内容を詮索する事などは無いのだが、何気に分かってしまったので、ベガルタンは彼女らを叱責しました。

自分「おいおい、よりによって、今の広島に勝ってくれ!!ってお願いするのは残酷すぎるんじゃないか?」

美紀事務員「そうでしょうか?事実として、札幌は仙台にも浦和にも勝っています」

自分「だからって、今の札幌に期待しちゃあ、あかんだろう?そんな事は期待せずに、自力で目の前の敵を倒す!!それしかないだろう?何なんだよ、札幌に期待するって・・・」

裕子事務員「確かにそうかもしれませんが、とりあえず、手紙の内容を確認して下さい」

そう言われて手紙の内容を渋々確認するベガルタン、そしてその手紙には驚愕な文面が簡潔に綴られていた。

札幌支店の上杉君へ

広島に勝ってくださいとは言いません。ただ、得失点差の事もあるので「0-5」とかのスコアーだけは勘弁して下さい。もしも、そんなスコアーで負けることがあれば、今度仙台支店に来た時、出されるコーヒーに何が入っているかの保証は出来ません。   仙台支店事務員一同より

裕子事務員「どうでしょうか、リーダー?」

自分「うむ、確かにその通りだ。その気持ちと手紙、俺が絶対に上杉に伝える」

2012年10月29日月曜日

磐田戦に想う


ん~~~勝てませんでしたな。さりとて負けた訳じゃないので、特別モチベーションは下がってはおらず、本当に“何だかなぁ~~”って感じです。まっ、仙台が勝ちたいと思っているのと同様に、磐田だって勝ちたかったんだろうから、気持ち的には“互角”だと思っていたし、磐田の調子が下降曲線かもしれないということも、磐田のホームで試合をすることで「結局は仙台・磐田、どっちが有利不利ということはなく、ガチの試合になるんだろうな・・・」とも思っていました。仙台に他チームを圧倒する“力”が無い事は分かっており、さらにリーグ終盤ともなれば、どんな相手と戦っても、きっとこの日の磐田戦のように、厳しくて時に辛い試合展開が多くなる事を、我々ベガサポは覚悟せねばならないようです



この日の観客数は10,753人、この人数が多いか少ないのかは分からないが、テレビ画面から見た限りでは“磐田サポの強烈な熱気”は微塵も感じられませんでした。あくまでも個人的な感想ですが、何となく“まったり感”が漂っていると言うか、明確な目標をチーム・サポーターで共有できてないと言うか・・・。ほら、なにせこっちは「入れ替え戦の熱気」を知っているもんだからさー、この日のヤマハスタジアムの熱気はイマイチだった様な気がします。

この試合での仙台のシュート数は「9本」。これを“多いか少ないか”と問われたら、誰だって「チョット物足りなくね?」と答えるであろう。しかし、この試合は優勝する為に絶対に負けられない!!そして勝たねばならない!!という状況を加味したならば、どのような戦術・戦略で磐田に対するかは自ずと決まってくるはずだ。もしも、この日の戦略が「大事な一戦だからこそ、ガンガン前線からプレスに行って、ガンガン攻めろ!!相手を圧倒し、自陣に閉じ込め、ドンドンとシュートの雨を降らせろ!!そしてスタメンも超攻撃的布陣にするし、バックアップメンバーも攻撃的なメンバーにする!!」であったとしたら、我々は試合後、どう感じるであろうか?

もちろん、試合に勝てば何の問題もない。このような大事な試合で、敢えて超攻撃的な布陣で勝ちきれば「さすがは名将・手倉森!!いい仕事するよ・・」となるであろうが、問題なのは結果が伴わなかった場合だ。仮に試合で負ければ「なんてバカな事をするんだ!!こう言う試合だからこそ、いつものように“しっかりとした守備からの全員攻撃”で行くべきだろう!!仙台の強みは誰が考えても“連動した全員守備”であって、そこからボールを奪ってのカウンターとセットプレーだろうが!!そんなチームがアウエーの磐田戦でガンガン攻めてどうすんだよ!!」みたいに罵倒されるのは確実ですな。

仙台の場合、勝つ為の戦略を考えれば考える程、“まずはしっかりした守備から”というワードが強調されてくるでしょう。それらを踏まえて戦った場合、これからの試合で飛躍的にシュート数が増加する事は無いはず・・・という考え方には一定の合理性はあると思っています。つまり、これからの試合は、常に磐田戦のような“ジリジリとした試合展開になる”ということを、我々は覚悟せねばなりません。浦和戦は3点獲りましたが、シュート数自体は少なかったはずですし、この日の磐田戦も少ないものでした。つまり、この事はそれだけ「チームが優勝するするモードに突入した証し」と考えられます。優勝する為には勝たねばならない・・・勝つ為に仙台が執る最良の戦術は・・・となれば、自ずと決まってくるはずですな。

これからの4戦も、絶対に負けられない闘いが続きます。いや、負けられないと言うよりも「絶対に勝たねばならない闘い」が続くと言ってもいいでしょう。浦和戦も磐田戦も、内容だけを見れば苦しい試合でした。しかし、今の仙台にとって内容は大切ではなく、最も大事なのは勝つという結果を出す事にあります。勝つ為ならば、例え相手チームサポから「ドン引きでロングボールを多用する、放り込みの縦ポンサッカー」と揶揄される事を恐れてはなりません。仙台の社長は現実に即して「ベガルタのチーム予算、選手層では毎年優勝争いをする事は困難だ。だからこそ、今年は千載一遇のチャンスだ」と語っています。

今年の仙台にとって、今のベガルタは「千年に一度訪れるか否か」という状況でリーグ戦を闘っているのです。いいですか?千年に一度ですよ?だったら、試合状況によっては「ドン引きOK!!」だし「縦ポンの放り込みサッカー、カモーーーン!!」だし、「先制したら、例え前半の早い時間であろうとも、時間稼ぎでバンバン倒れろ!!」と思う事は自明の理ではないでしょうか?毎年のようにリーグで優勝争いをするチームならば「こんな戦いでチャンピオンになっても尊敬はされない・・・。王者となる為には、それにふさわしいサッカーをすべきだ!!」と思うかもしれませんが、仙台にそんな余裕はありません。何せ、千年に一回と社長が公言しているんだからね。とにかく、これからの仙台は、少ないシュート数で勝ちきるような試合展開が多いことを覚悟して応援して行かねば・・・と改めて思うベガルタンでした。

2012年10月26日金曜日

明日は磐田戦ですな

浦和戦のコラムが中途半端になっちゃったけど、まっ、いつものことです。続きはオフシーズンにでもアップしますかな。そんなこんなで明日は磐田戦、本当にあっという間です。このままのスピードで人生が進むのならば、私が“大人のオムツ”を着用してユアスタへ通う日も“あっ”と言う間なのでしょう。


苦しみながらも浦和に勝ったことにより、仙台は広島への挑戦権をキープする事が出来ました。その後に行われた「広島対柏戦」では、広島が“まさかのロスタイム敗戦”という嬉しい出来事も追加され、嫌がおうにも広島追撃へのプロローグが始まった感は否めませんし、その期待感を維持する為にも、明日の磐田戦は絶対に勝ちたいところです。

そんな磐田ですが、チーム状況はどんな感じなんだ?と思って磐田の試合結果をチェックするベガルタン・・・

FC東京には1-2で逆転負け

ダービーでは清水に0-1で無念の惜敗!!

前節には横浜に0-4で惨敗!!

そして当然のようにリーグ戦は3連敗中!!

おおー、いい感じで“負けフラグ”が立っています。記憶が確かなら、一時は磐田と首位決戦までしてたと思うんだけど、今の順位はズルズルと後退しての8位とか・・・磐田サポからすれば「なんとかACL圏内を目指して・・・」とのことですが、3位浦和との勝ち点は「6点」であり、明日仙台に負けて、浦和が勝っちゃったりしたら、その時点で“現実的にはACLもアウト!!”となるので、磐田サイドからしても「仙台には負けられん」との意気込みは当然あるはずです。痛いよね、シーズン後半の3連敗って。

入れ替え戦以降、何かと“節目節目”での対戦が多かった磐田戦ですが、ベガルタンも磐田との対戦では必ずと言っていいほど“あの日”を思い出します。あれから4年の歳月が経とうとしているのに、あの日あの時の“ヤマハスタジアム”の情景は今でもはっきりと覚えており、それだけで何気に磐田戦は特別なのかもしれませんな。何でも、この因縁あるヤマハスタジアムも改修がされるとか・・・。そうなったら、私たちが勝手に抱いている因縁も、徐々に薄れていくのでしょうか?そうなる前に、キッチリと磐田を叩き「このスタジアムであった“忌まわしき過去”も、嗚呼ー、そう言えばそんな事もあったよなぁ~~・・・みたいな“懐かしい過去”」へと昇格させておきたいですな。

明日は磐田戦、ビート ジュビロ!!

2012年10月24日水曜日

浦和戦「ベガルタン、隠れキリシタンとなる!!」3



試合が始まる前、副社長は自分に対して「おいおい、それにしてユアスタの芝は酷過ぎないか?」と愚痴ってきた。この件に関しては、多くのベガサポも「いくらなんでも、あれは・・・」との思いを共有していますな。まあね、公共施設と言う性質もあり、そんでもって、この時期になればガンガン“ラグビー”も行なわれるから、どうしても芝の維持管理には苦労します。特に、残暑の影響が大きかったのか、今年の劣悪具合は近年稀にみる程の酷さですな。ここまで酷くなったのは・・・・記憶にありません。

そのような想いが強いベガサポは「芝管理会社は何をやっているんだ?」とか「ラグビーはやらせるな!!」等々、現状の状況に憤りを隠せません。しかし、ユアスタが公共施設である以上、根本的な解決策を見つけるのは困難で、せいぜい管理会社に業務を発注している仙台市に対して「何とかしてよ」と意見するのが関の山ですな。じゃあ何もしないで、黙ってこの酷さを受け入れるしかないのか?と言えばそうでもありません。何故かと言うと、問題の本質が“使われる頻度”と“維持管理に必要な十分な予算”にある事が分かっているからです。

まず“維持管理に必要な十分な予算”を確保するにはどうしたらいいのか?現在の芝管理業者だって、限られた予算内で一生懸命やっているはずです。ここで仮説を提示してみます「もしも、芝管理の予算が現在の3倍になれば、こんな状況にはならなかったのではないか?」つまり、芝育成の財源不足が問題の根本と言う仮説です。ただし、現状の仙台市の財政事情を鑑みれば、ユアスタの芝育成のみに予算の増額をするのは誰が考えても不可能でしょう。これには、ベガルタがチームとして協力する姿勢を明確にしないとだめですな。つまり、芝管理業者とベガルタが共同持ち株会社を作り、仙台市の入札に対して協力可能な範囲の金額を提示し、自らの責任で管理するのです。鹿島スタジアムの全ての管理責任は鹿島アントラーズが担ってますが、ベガルタの場合は、その方針を芝育成・維持にフォーカスするという現実的な方法です。

これだと、拠出する予算はチームから出せるし、いざとなればグッズ販売やサポーターからの募金で賄う事が可能となります。さらに、チームとしても新たに社員を増やす必要はなく、固定費が増える事はありません。なによりも、あのような酷い芝で試合をするという状況の回避が、スタジアムを訪れる多くのゲストに対しての最大の責務であり、現在のチームは「うちが管理している訳じゃないんで・・・」みたいな感じで“その責務”を放棄しているように思えますな。

次の問題は“使われる頻度”で、これは“維持管理に必要な十分な予算”よりも厄介な事案です。ある意味、金で解決可能な問題だと「その金をどこから持ってくるのがいいのか?」を考えればいいのですが、“使われる頻度”が問題の場合、その解決策を用意するのは簡単ではありません。ユアスタの場合、高校サッカー(今年は別の会場でやったようです)や高校ラグビー、さらにはアメフトやラグビーのトップリーグ等々、ベガルタ以外の興業でもユアスタは結構使われています。これら全ての興業に対して、「ベガルタの試合を優先し、良いコンディションで試合をさせたいから、使用頻度を制限させていただきます!!」という提案でもすれば、それこそ“税金で運営しているくせに、ベガルタだけ特別扱いする気か?”というバッシングの雨あられ状態になるのは確実です。

じゃあどうすればいいのでしょうか?現実的な方法としては“宮スタ”との併用ですが、宮スタはアクセスも劣悪なんだけど、開催する経費の損益分岐点が半端なく高い為、どうしても二の足を踏んでしまいます。ラグビー専用のスタジアムを建設するのが現実的な提案かもしれませんが、そんな金などどこにもありませんし、公共施設である以上、ラグビーは他でやってくれ!!という提案も出来ません。これに関しては、“公共施設”である以上、考えても答えなど出ませんな。じゃあ、“公共”で無くなればいい訳ですが、買収は現実的ではなく、それが無理ならば、ベガルタが鹿島のように「ユアスタ管理の責任会社」となって、一元的に維持管理運営するしかありません。

当然、そうなった場合(“ベガルタがユアスタの管理運営の責任者、もしくは責任会社になれるかどうかは確認できなかった”)は、ベガルタには責任と応分の負担が生じ、当然のように、新たな人材などを雇用する必要から固定費も増えるはずです。しかし、何もしなければ、毎年のように“芝問題”に悩む事になります。専用の練習場の確保が何とかクリアー出来そうな今、次はユアスタの芝問題にも真剣にチームとして取り組む時が来ているのかもしれませんな。

えーと、浦和戦のこと、全く書き込めませんでした。ごめんね、続きは明日書き込みます。

2012年10月23日火曜日

浦和戦「ベガルタン、隠れキリシタンとなる!!」2


座席をキープしたので、早めに昼食です。なんでも副社長曰く「選手のアップが始まったら、ひょっとしてここも激熱の応援ゾーンになる可能性が高いから、今のうちに喰っておいた方がいい・・・」ということなので、私も支店長もその提案に従いました。それにしても、このような早い時間からアウエーゴール裏がびっしりになるのはレッズくらいでしょうな。山形の場合だって、もうチョット満員になるのは遅いような気がします。さらに言えば、Sバックの至るところも堂々と赤レプを着用しているレッズサポが浸食しており、試合前から“きな臭い不穏な空気”があっちこっちに・・・。試合後のカミさん情報によると、過度に応援するレッズサポに対して、それを看過できない熱いベガサポの方々が「ここはベガルタを応援するエリアだから、もうちっょと控えてくださいよ・・」みたいな問いかけが結構あったとか。闘いは、試合前から始まっていたようです。

それにしても、レッズサポによる指定席への浸食は敵ながら天晴れである。Lゾーンに至っては、最前列辺りから殆ど真っ赤っかだったし、SSSゾーンにも赤い集団が鎮座しており、その全員が赤のレプユニを堂々と着用していた。普通のベガサポなら“チョットぐらいは遠慮や配慮があっても・・・”と思うだろうし、実際にカミさんの話だと「何でこんな所に赤が居るんだ?つまみ出すのが無理でも赤ユニぐらいは脱がせろ!!」とご立腹していた方々もいたそうだ。しかしながら、ベガルタンの考えは違います。ベガルタン的に、これらの事象についての率直な考えは・・・

「レッズサポに指定席を侵食され、そして堂々と赤レプを着て応援している事に対して不満や憤りを持つよりも、ベガサポだけでは満員にできない哀しい現実を嘆くべきではないか?ベガサポだけで、常に満員となるような状況を作り出せないという事実に眼をそむけ、その隙間をレッズサポたちによって浸食されたからと言って、「ここはベガルタを応援するゾーンだ」というプライドを押しつけても、どうしようもないじゃないのか?我々は今、自力でスタジアムを常に完売する力は無いことが、この日のような状況を作り出してしまっている。我々の聖地で、堂々と赤ユニを着て応援されれば面白くないのは当然ですが、その事に憤るよりも、中々ユアスタを満員にできないベガサポの現実に嘆く自分が居ます。レッズサポによって、幸か不幸か、そのような問題点が炙り出されました。ベガルタン的には、そっちの方に感謝すべきであって、憤るのは筋違いなのではないか・・・」であります。

そんなこんなで選手のアップが始まろうとするや否や、もうね、コーナーの端っこなんて関係ないくらいの爆発的な応援のスタート。ん~~~、ベガサポとしては正直「うるさいよ、こいつら・・・試合の40分前から、こんなテンションで応援していたら、試合までもたないじゃないか・・・」との思いは禁じえないが、まあいい、この相手チームを圧倒するような気迫で応援するのがレッズサポのプライドでもあるのだろう。大の大人が、自らの意思で懸命に応援するって、敵チームからすれば厄介ですな。



副社長曰く「選手たちが入場するまで、このラララの応援は続くからな」と言われてからは、ベガルタンは心の中で“お願いします、レッズの選手たち、早く出てきてください”と懇願していました。しかし、これはミスジャッチ!!選手たちが出てきても、この応援が止む事は無かった。副社長のバカ・・・。



いつまでも終わらないラララの応援に嫌気がさしたベガルタンは、副社長に「いくらなんでも、選手紹介になったら、この応援も終わるんでしょ?」と質問。その問いに関しての副社長の答えは「バカも休み休み言え!!」である。事実として、選手紹介時も、この応援が止む事は無かった。応援しないベガルタンでしたが、このラララのエンドレスにはまいりました。ベガルタンにとっては、このラララは“単なる騒音”でしかなく、聞いているだけで心が滅入りました。ラララと言えば、ベガルタンはこれだからね。



ラララと言えば、条件反射でこの歌を思い出すベガルタン。この歌は40代の中年オヤジで、バブル期を堪能した世代にはたまらない曲だ。

そんな事を思っていたら、試合が始まった。この続きはまた明日ね

2012年10月22日月曜日

浦和戦「ベガルタン、隠れキリシタンとなる!!」


何とか勝ちましたな。終盤は押され気味となり、かなりヤバイ場面もありましたが、林を中心にした選手たちの頑張りと、そして勝利を願うベガサポの気持ちが“浦和の勝利を願う気持ち”を上回ったのだと思っています。

さて、この日のベガルタンは、上司2人とビジターゴール裏で観戦すると言う、「何なんだよ、この罰ゲームは?」的な状況での試合観戦。正直、“こんな試合こそ、いつもの場所で観戦したいよ・・・”との思いは禁じ得ませんが、この日カミさんと初めて観戦したカミさんの同僚がプチベガサポになってくれたらしく、「次回のセレッソ戦も来ます!!」と言ってくれたのが、せめてもの救いです。ユアスタ初体験の試合が“こんな状況での浦和戦”、そしてスタジアムの熱狂はマックス状態とくれば、サポーターになるのは自然の流れなのでしょうな。

そんなこんなで上司二人とユアスタへ到着。いつも来ているユアスタですが、ビジターエリアから入るのは初めてでして、そんでもって周りは“真っ赤っ!!”なもんだから、入る瞬間は微妙な緊張感に襲われます。行列に並んでいる時、ベガルタンは1人で妄想の海へとダイブしていました。

ベガルタンの妄想・・・・

「嗚呼ー、もしもレッズサポがベガサポ侵入を防ごうとしてスパイ狩りをするため、入場ゲートにリャンや関口の“踏み絵”を用意していたらどうしよう・・・そして「レッズサポなら、この絵を踏めるはずだ!!さあ、踏んでみろ!!」と詰め寄られたらどうしよう・・・。いや、どうしようっていうよりも、そんなのは出来るはずもないし・・・じゃあ、誰だったら心を鬼にして俺は踏めるんだ?柳沢や赤嶺は無理だ・・彼らの絵を踏むくらいなら、進んでリンチを受けた方がいいし、ウイルソンや角田の絵を踏むくらいなら、進んで自殺した方がまだましだ・・・じゃあ、誰ならば、誰ならば、俺は踏めるんだろう・・・う~~~~ん、手倉森監督なら後で「ごめん、ごめん、しょうがなくてさ・・・」って言えば許してくれるそうな気がする・・・・」みたいなことを考えていたら、行列が進み始めました。こんな事を考えてること自体、バカですな。

通常のホームの試合ですら、開門前なんかに並んだことは無いのに、この日は上司も気合いが入っており「とりあえず、試合前に座席を確保するので疲れるのは嫌だし、試合中は立って応援してても、試合前くらいは座っていたいから、早めに行って、コーナー付近の上層部でもいいから座席はキープしたい」との申し出という名の“業務命令”が炸裂。泣く泣く、3時間前くらいに行列へ加わりました。ホームの試合で、しかも指定席族の私が、試合開始3時間前に入場の為に並ぶなんて、おそらくは最初で最後でしょうな。

正直、この時間に並んでも座席をキープできるかどうかは疑わしいくらい、ビジターエリアは開門を待つレッズサポで溢れていました。おそらくは、ビジター自由席というチケットを持っていなくても、“ユアスタへ入ってしまえば、あとは数の力でビジターゴール裏エリアに、なだれ込めばいい”と考えている人たちも多いだろうから、ビジター自由席というチケットは持っていても、絶対に座席を確保ではない人たちも出てくるはずです。そうはなりたくない為の“早や出”なんだけど、この人数ではどうなることやら・・・と思っていたら、ようやく入場が始まりました。

そしてベガルタンたちの順番なんだけど・・・あれ?チケットが“モギられない?”俺たちだけか?いやいや、俺たちの前後の人たちも「おいおい、ユアスタって、チケットのチェックしないのか?これなら、チケットが無くても入れるじゃないか?」とか「ユルユルだなぁ~~ベガルタの試合運営って、これって、観客を信じてるのか?性善説で?」みたいなことを話し合っていたので、モギられなかったのは自分たちだけではないはずです。これって、いいの?ちなみに“モギリの半券”って、この日の入場者数を発表する時の大切なデータの元になると思っていたけど、実際は違うんだね。大切なデータ管理の元になるような資料なら、絶対に“モギらない”訳は無いから、現実に発表されている入場者数って、実は高いところから双眼鏡かなんかで日本野鳥の会の協力を得て、目視で数えていたんだね。う~~~ん、新たな発見だ。そういえば、チケットが完売になったこの日の入場者数は17,711人。完売ならば、最低でも18000人は軽くオーバーしなきゃおかしいでしょ?少なくとも、われわれ3人の分はカウントされておらず、さらに言えば、数十人、いやいや、ひょっとしたら数百人単位でカウントされてないということが、その原因ではないか・・・と思ってしまったベガルタンです。試合運営に携わっている方々、これでいいんですか?

そんでもってコーナー付近の上部エリアで3名分の座席を何とか確保、とりあえずは“ほっ”とするベガルタンです。何せ試合開始まで2時間くらいあるから、座席が無いと何かと面倒だからね。早速、ベガルタンは用意してきた食材を出したんだけど、この続きはまた明日ね。

2012年10月19日金曜日

報知によれば・・・

報知によれば・・・

 ブラジル戦後にスタッフミーティングを行った指揮官は、アグレスティ・コーチらに現地で欧州組の体調チェックを指示。監督自身は、国内戦力の発掘や再評価に集中する方針だ。その第一歩が今週末のJ視察。代表関係者によると「確定ではありませんが、仙台―浦和戦を視察する予定です」と明かした。

 V争いを繰り広げる2位・仙台と3位・浦和の一戦は今節最大の好カード。今年2月の国内合宿以降、ザック・ジャパンを離れている10年W杯16強進出の立役者・阿部や、万能型の槙野ら浦和守備陣は最大のターゲットになりそうだ。ブラジル戦で得た現状を踏まえ、世界との距離を縮める戦力充実を図っていく。
とのことです。

この記事を読んでの率直な感想は・・・

えーと、角田辺りなんかは、どっちも出来るユーティリティーがあるけど、全然問題外なのか?
赤嶺なんて、なんでも鑑定団風に言えば「いい仕事してますねぇ~~」なんだけど、まったく眼中にないのか?
まあ、鎌田や大海が代表レベルか?と問われれば答えに窮するけど、もしも仙台へ来るんなら「仙台や浦和には良い選手が居る・・・」くらいのリップサービスは、あってもいいよね。

守備のチェックなら、中澤やトゥーリオの出る試合を観戦する方がよほど合理的じゃないのか?とは感じました。

でも、敢えて仙台へ来るという事は浦和の選手だけをチェックに来る訳ではないのかも・・・と考えることに整合性はあります。もちろん、それは単なる期待値に過ぎず、結局のところは「仙台に今の代表に呼ばれる選手は、現在の代表選手に余程のアクシデントがないと厳しい・・・」という現実を拒絶するための詭弁にすぎない事は知っているつもりです。でも、わざわざ代表監督が来て、その中で仙台の選手に全く興味などない・・・チェックしたいのは阿部と槙野だけだ・・・じゃ、仙台サポとしては辛いよね。5年前なら(J2時代当時)、仙台の選手が代表に呼ばれる可能性を議論するなんてナンセンスでした。しかし、現在の仙台で、その可能性を話し合う事は、決してミスリードと感じることはありません。

赤嶺・角田・大田・関口・富田・林・・・等々、100%の主観目線では「代表に呼ばれても、ちっとも驚かない」というスタンスのベガルタンですが、その考えている状況で、「今年2月の国内合宿以降、ザック・ジャパンを離れている10年W杯16強進出の立役者・阿部や、万能型の槙野ら浦和守備陣は最大のターゲットになりそうだ」 という内容の記事のみでは大いに不満です。っていうか、そんなことなどあってはなりません。絶対に仙台の選手もチェックしに来るはずです。そう信じれば「明日頑張れば、ひょっとしたら代表に・・」という、首位決戦とは違うモチベーションも加わるかもしれない・・・仙台の選手たちよ、明日はチームの為、サポーターの為、そして自分の為に闘い、そして勝って下さい。

明日はレッズ戦、ビートレッズ!!




2012年10月18日木曜日

浦和戦は攻撃的に戦って欲しいものです

基本的に、ネットオークションを使う事など殆ど無いが、今回の浦和戦に関しては“泣く泣く”利用し1枚をゲット(定価の2倍以上)、残りの2枚は副社長が独力で購入してくれました。

副社長「こっちで2枚は確保しといたから、お前は自分の分だけネットから買うだけでいいぞ」

自分「(ベガルタン、心の叫び・・・“だったら、支店長と2人でアウエーゴール裏へ行けって!!俺を巻き込むなよ、頼むから”・・・)それは良かったです。流石は副社長、“人脈とコネ”を持ってますね」

副社長「おだてても今年のボーナス、管理職は一律15%減額だからな」

自分「・・・・」

現実的には、いったい何チームに優勝の可能性があるのだろうか?もちろん「広島が6連敗して13位の鹿島が6連勝すれば・・・」という可能性を否定するものではないが、それは「私がナンパに成功してベットの上でハットトリックをする」可能性と同じくらい低い、っていうか無理です。そうなると、広島を“勝ち点差10”で追いかける「清水をどう考えるか?」によって見えてくる景色は違ってきますな。清水が無理ならば、それ以下である磐田などのチームの可能性は激低となります。正直、清水と言うチームのモチベーションは分からないので、清水サポの先輩とコンタクト・・・

自分「先輩、ぶっちゃけ、清水は優勝を諦めずに狙っているんですか?」

先輩「もちろん狙っているさ、ヤマザキのカップ戦だけどな・・・。正直、可能性があるとはいえ“勝ち点差10”を追いかけるのはしんどいよな。こっちが6連勝しても、広島が3勝すれば追いつけないんだから・・・。まあね、チーム力に自信があって、仙台・磐田を連破し「こっから最後まで6連勝、そして最終的には8連勝は堅い」っていう感じならば、まだまだこれから・・・とも思うんだろうけど、いくらなんでも、それは現実的じゃないから、とりあえず4位はキープしつつ、カップ戦で優勝してくれればいいかな」

なるほど、他チームからすれば2位仙台は目標ではなく、あくまでも広島がターゲットなんですな。すると、“勝ち点差12”以上離されている磐田以下には殆ど可能性が無いような気がしてきました。そうなってくれば、仙台と浦和にしか可能性の芽は残されておらず、広島を“勝ち点差6”で追いかける浦和からすれば戦略は一つしかありません。その戦略とは「浦和が連勝しつつ、広島の取りこぼしをアリ地獄のように待ち、直接対決で追いつく」ですな。そんな浦和からすれば、文字通り仙台は“眼の上のたんこぶ”であり、勢いを増す為にも絶対に勝たねばならない相手なのでしょう。こういう状況で浦和とホームで戦えるって、ある意味楽しみですな。

長いリーグ戦も残り6試合しかなくなれば、追いかけるチームからすれば“一試合にかかる比重”は桁違いに重くなります。浦和の選手たちも「仙台に負けたら終戦・・・」との想いは少なからずあるでしょうし、“引き分けすら負けに等しい”という感覚で試合に臨むはずです。そうなった時、仙台はどのような戦略で浦和と対峙するのでしょうか?埼玉での試合では、シュート数が少なく守備的で“引き分けOK”の姿勢が見て取れた仙台ですが、あの戦術をホームユアでやるとはおもえません。あの時と違って、選手もベストに近く、コンディションもユアスタのピッチを除けばマズマズ、スタジアムは満員、そんな首位広島への挑戦を掛けた闘いで、“超守備的で相手の出方を伺い、攻めさせておいてカウンターを狙う”という戦術が採れるでしょうか?個人的な感想を言えば「その答えはNO!!」であります。

大事な試合だからこそ、勝たねばならない試合だからこそ、攻撃的な守備から怒涛のような攻撃を仕掛けて浦和を撃破しなければならない・・・。そうなった時こそ、仙台のチームスキルが、次のステージへアップした証しになると思っています。ステージアップ、したいものですな。

2012年10月17日水曜日

浦和戦における心理戦は、もう始まっています

浦和戦を週末に控えてはいますが、だからといって「絶対に勝ってやる!!」とか「負けられんねー!!」みたいな高揚感は微塵もありません。どちらかと言えば「はぁ~~、週末かぁ・・気乗りしねーよ・・」と言った感じですかな。どんなことがあっても勝たねばならない試合、対戦相手は直近のライバルチーム浦和、そしてホームユアスタでの試合となれば「立ち直れないくらいボコボコにして、赤軍団の奴らを強制的に“終戦記念日”としてやる!!」という気概が自然と込み上げてくるのが普通なんだけど、何せ今回の浦和戦はユアスタなのに「副社長と支店長と一緒に、ビジターゴール裏で観戦」という事が確定しているので、イマイチ燃えないベガルタンです。

そんなベガルタンの耳には、週末に大挙して押し寄せるレッズサポの情報がテンコ盛りで入って来ています。

大学の後輩「6名で前日仙台へ入ります。宴会のセット、お願いします」

会社関係の知人「3名で当日の昼間、仙台へ入ります。牛タンの美味しい店で一緒にランチ、如何ですか?」

部活の後輩「8名でサンプラザに宿泊します。当然、風俗には付き合ってくれますよね?」

本社事務員「自分・ペコ・ドン・ミナ4名、8時の新幹線で仙台へ向かいます。ランチの美味しい店の情報教えてください」

ああー、やだやだ、どうしてこんなにレッズサポはアグレッシブなのであろうか?まるで、負ける事など想定すらせず、ひたすらチームの勝利を信じて応援する様にはリスペクトせずにはいられません。しかし、仙台だって負けられない試合には違いないんだから、サポーター同士の闘いはすでに始まっていると考えるのが当然でしょう。そこで、ベガルタンは上記のメールに対して、下記のような返答をしました。

大学の後輩への返答「前日の夜は上司と飲むから宴会へは参加できない。そこで、マキシムという店を杉本の名で6名分予約しておいた。料理もサービスもいいから、きっと気に入ってくれると思う」ここまでは良い先輩だが、実は、マキシムは高級ソープであることを彼らは知らない。

会社関係の知人への返答「当日は忙しいので、勝手に仙台駅で食べてきてください。もしも、仙台駅で真っ赤な人たちとランチをしていることがバレたら、ベガサポからボコボコにされます。あと、間違っても行列に並んでいる時に、レッズの応援チャントは歌わないでください。中国のようにペットボトルやツバを吐きかけられます」

部活の後輩への返答「わかった俺は行けないが、サンプラザからほど近いところに“やすらぎの杜”というスペシャルなサービスをしてくれる店がある。そこに、お前の名前で8名の予約を入れておいた。時間は当日に連絡してくれ」ここまでは良い先輩だが、この店が単なる整体であることを彼らは知らない。

本社事務員への返答「当日は副社長と同伴だからランチは無理。でも、駅から、こー行って、あー行ったところに、仙台のOLがこぞって行くオシャレで美味しいランチの店“はんだや”があるから、そこでスペシャルカレーでも食べてきてください」ここまでは良い先輩だが、はんだやとは、仙台のサラリーマンがこよなく愛する大衆食堂であり、スペシャルカレーとは超大盛りのカレーである。

このことを「そんな大人げないことをしても・・・」と思われる方も居るでしょうが、闘いは、もう始まっていると言うのがベガルタンのスタンスです。負けられませんな。

2012年10月12日金曜日

ベガルタン、パワハラを受ける!!

昨日、支店長との打ち合わせで・・・


支店長「昨日は負けたんだな、ベガルタ」

自分「はい、残念ながら・・・」

支店長「まあしょうがない、リーグ戦に集中だな」

自分「天皇杯とリーグ戦は日程的に両立出来ると思ったのですが・・・ついでに言うと、元旦の予定も開けておいたんですが、全ての予定というか願望が水泡に帰しました」

支店長「まあいいじゃないか、世の中、そんなに甘くは無いと言う事だ。ところでな、常務の水嶋副社長が来週末仙台に来るんだが、ついでに「浦和戦を観戦したい」というんだ。何とかなるか?」


水嶋副社長がライトなレッズサポと言う事は知っていたが、それにしてもタイミングが悪い。チケットは、とうの昔に売り切れており、買えると言えばネットオークションで定価の2倍以上と超高額になった物ばかり。基本的に水嶋副社長だから「金」の心配はいらないが、定価4000円のバックスタンドで1万円もしちゃうと、正直「なんだかなぁ~~」の想いは禁じえない。事は急を要するので、iPADでネットオークションをチェックするベガルタンでした。


自分「定価で買う事は不可能です。ネットなら、2~3倍も高いですが、何とか」

支店長「それって、メインの一番良い席でも買えるのか?」

自分「元々、SSS席は数も少ないので無理です。副社長が立って、熱く応援するならビジター自由のバラが7~9千円くらいで売りに出されています」

支店長「元の値は?」

自分「確か、2千円チョットだったと・・・」

支店長「それは高いなぁ~~」

自分「このような試合の価格は、需要と供給のバランスによって大きく変動する事はしょうがありません」

支店長「バラは駄目だ、俺も付き合うんだから座って観戦したい。出来れば、メインの裏を寄りが良いな・・・」

自分「即決じゃない限り、オークションには時間制限があるんで、仮に、今現在の最高値で入札をしても、その後、その価格を上回る入札者が居た場合、チケットを購入する権利は得られませんよ」

支店長「そうか・・・チョット待て、副社長に電話してみる」


仮に、浦和との試合が宮スタで行なわれるとしたら、チケット問題なんて存在はしなかったはずだ。互いのチームが、この時期まで優勝を争う位置をキープできているところに、今回のようなチケット争奪戦が起きてしまった要因であろう。ただし、そんな状況であったとしても、宮スタの利益分利点である「3万人オーバー」が確実であったかどうかは極めて疑わしい。今のベガルタに、というか震災があった仙台・宮城で、3~4万も集まる試合は存在するのであろうか?


支店長「指定が無理なら、自由席でも良いそうだ。自由なら、バラの入札でも3枚くらいは購入出来るだろうから「頼む」とのことだ」

自分「えっ、3枚ですか?支店長と副社長、そして誰ですか?」

支店長「お前だ」

自分「えーと、えーと、えぇぇぇぇーーーー!!!!優勝争いの為には絶対に負けられない浦和との試合で、自分もビジターゴール裏で観戦するんですか???」

支店長「これはプライベートではなく、あくまでも打ち合わせという社内行事の一環だから、副社長曰く「お前に拒否権はない」ということだ。とりあえず、チケットの事は頼んだぞ、金は全額副社長持ちだから心配するな」


浦和戦、ベガルタンはビジターゴール裏最上部での観戦することが濃厚となりました。こんなことって・・・。

2012年10月11日木曜日

熊本戦

いやぁ~~、延長戦での敗戦は堪えますな・・・。正直、心の95%では「PK戦は、どっちのゴールでやんのかなぁ~~」と思っていましたが、そんな慢心を打ち消すかのようにゴールを決められた瞬間、悔しいと言うよりも淋しかったです。このことにより、「仙台はリーグ戦に集中出来る」というポジティブな考えを持たれる方も居るようですが、ベガルタン的には「今年は12/1でベガルタの試合がラストか・・・」という想いの方が強いですな。


毎年のように、チームを去ってしまう選手が居て、そんな選手たちを応援する為にも天皇杯で勝ち進む事は、個人的に重要案件でした。12月の半ば以降になっても、ガチでベガルタの試合が観れるって、サポーターとしては幸せな事だからね。しかし、今年は「その幸せ」が無くなってしまいました。だとしたら、リーグ戦で、「その幸せ」を補って余りある「別の幸せ」を我々は求めなければなりません。もちろん、「別の幸せ」とはタイトルですな。

延長戦で熊本の選手のゴールが決まった瞬間、ベガルタンは何気にキーパーの南を見ていました。当然、その理由は「PKだとしたら、相手は南かぁ・・・」みたいなことを考えていたからです。しかし、そんな慢心を打ち消すゴールが決まった瞬間、南は20名ぐらいで懸命に応援していた熊本サポの前まで、両手でガッツポーズを作りながら走りだしました。この時、ベガルタンは「南はサポーターと一緒になって戦っているんだなぁ~~」と言う事を再確認しました。柏から出場機会を求めて熊本へ行った時、本人からしてみれば「都落ち」のような無念の気持ちがあったはずと勝手に思っていました。そして、その考えが間違っている事を、昨日の南の行動から知ったのです。あのガッツポーズをしてサポーターの前へ走りだす南の姿は、決して「都落ち」にあった貴族のそれではなく、新しく出逢った仲間の為に「ひたすら頑張ることに生き甲斐」すら見出している侍(さむらい)の姿でした。

昨日はミスが多く、失点もミスがらみの物でした。そのことによって、上手く活躍できなかった選手たちにバッシングを浴びせる輩が跋扈(ばっこ)しているようです。「柳いらねー」「内山消えてくれ」等々、ネットの世界には「容赦」という2文字は存在しません。しかし、ベガルタン的には違った感想を持っていて「柳は彼のコンディションと赤嶺のコンビネーションを確認したかったんだろうな・・・」とか「内山は広大、鎌田、田村との相性の確認と、松下、富田を絡めたバランスのチェックを見たかったんだろう・・」みたいな理由から、実戦形式のテストを、あえてこの時期にトライしたんだと思っています。彼らのテストの成績は、我々サポーターの感想と手倉森のとの感じ方では違いと思いますが、合格点が出たかどうかは怪しいものですな。とにかく、こんな時はきぶんてんかんするしかありません。

2012年10月4日木曜日

ベガルタン、御三家サポをなだめる!!

ベガルタンも経験があるけど、残留争いって精神的にキツイんだよね。特に、仙台の場合は「最終戦は勝たなきゃダメ」と言うシチュエーションだったから、なおさらです。最終戦が、せめてホーム仙スタならば良かったんだけど、アウエーで大分、そして大分もモチベーションが高いとくれば、始まる前から厳しい戦いになることは何気に想像できましたな。ベガルタの歴史的な一戦とくれば、磐田との入れ替え戦を上げる人は多いと思うけど、個人的には残留を掛けた大分との最終戦も激熱の一戦だと思っており、そうですなぁ~~、入れ替え戦が東の横綱で、大分戦は西の横綱と言ったところですかな。理由としては、入れ替え戦が昇格を争う(仙台サイドから見た場合)「天国への扉」を開けるか否かの戦いだったの対し、大分戦は残留を争う「地獄への扉」を“なすりつけ合う”闘いでした。イメージとしては、入れ替え戦の方がインパクトは強いんだけど、試合後、顔を上げられずに泣き崩れるシルビの涙を見せられれば・・・シルビストとしては、この試合の偉大性を評価せずにはいられません。

ガンバサポの豊嶋課長の場合で言えば、体調的な不良の要因が「ガンバの不調」である事は明らかだ。しかし、周りで「ガンバは大丈夫だって!!」とか「落ちる訳ないじゃん、ガンバが!!」と言えば言う程、豊嶋課長は不安になってくる。こんな時は、経験則に裏付けされたアドバイスが何よりの妙薬になるはずと思い、大宮サポの小川君に助け船を求めることにした。

ベガルタン「小川君、渡辺君がまいっているようだからさ―、何とかフォローしてよ」

福岡サポの稲田君「そうそう、こんな時は小川君のアドバイスがなによりだよ」

大宮サポの小川君「んーーー、確かに毎年のように残留争いに巻き込まれ、そして毎年のように残留してるけど、毎年必死なだけで、特別に、アドバイス出来るようなことは・・・・」

ベガルタン「そんな事言わないでさ、必死で毎年のように戦っていれば、その中で得られる経験とか智恵があるでしょ?くどいようだけど、毎年なんだからさ―。そんな君たちからすれば、当たり前のような経験則から得た智恵というか、アイデアの一つ、何でもいいから教えろよ」

名古屋サポの熊田君「毎年のように苦しんでいるんだから、何かあるだろ?って言うか、自然な防衛本能として身についた「何か」は絶対あるはずだろ?お前としては、どうって事の無い当たり前のような知恵でも、今の渡辺君からすれば珠玉の智恵かもしれないんだから、とにかく何かないのか?」

事“残留争いを勝ち抜くすべ”について論じる場合、大宮サポの経験値は絶対に外せない。どんなに苦しくても粘り強く戦い、本当に土壇場が近付けばNTTの財力を使ってピンポイントで補強!!終盤戦に、そして残留争いが苛酷になればなるほど発揮する“勝負強さ”を見せられれば、『どうしてリーグ序盤から、この戦いが出来ないんだ・・・』との想いは禁じえないが、まあいい、今はその経験値を豊嶋課長のメンタルケアに生かす時が来たのだ。

大宮サポの小川君「ん~~~、根本的にガンバと大宮とでは、チームポテンシャルが違いすぎるし、ガンバは力があるので参考にはならないかもしれませんが、うちらサポは空気を大切にしてますね?」

浦和サポの横川君「えっ、空気?」

大宮サポの小川君「そうです、空気です。昨年、浦和も残留争いに巻き込まれましたが、その状況って言うか、空気が相当荒れてましたよね?自分たちの場合は、情けない成績になることを悔しいけど自然体で受け止めて、それでもチーム全体やサポーターの気持ち全体の空気がネガティブにならないよう、「とりあえず前を向いて皆で頑張ろうや!!」と言う感じで、選手たちが置かれている環境を可能な限りポジティブになるよう、空間っていうか、空気を作るようにはしてますね。

甲府サポの長谷川君「ん~~~、分かるような、それでいて分からないような、微妙なアドバイスだよなぁ~~」

ベガルタン「それって、“うちの子は褒めて伸びるタイプです作戦”のようなものか?」

大宮サポの小川君「チーム毎に、危機に対しての対応が違ってくるのは当然ですが、大宮に特別な能力がある訳ではありません。結局は、“如何にしてサッカーを楽しめるか、楽しんでるか”に尽きると思うんですよ。だから、ある意味「残留争いでも楽しもうや!!」というフランクな空気をサポもチームも共有する・・・。これくらいしか言えませんね」

札幌サポの上杉君「えーーと、うちらも、その「空気を作る作戦」したら、なんとかなりますかねぇ~~」

一同「・・・・・」

ベガルタン「いいか豊嶋、Jリーグにはな、お前よりも深く傷つき、そして降格という現実から逃れないチームサポだっているんだよ!!それなのに何だ、チョット苦しくなったくらいで、「会長の職を辞したい・・」みたいに弱気になりやがって!!下には下が居るんだよ!!分かったか!!

福岡サポの稲田君「札幌を見ろよ、ボロボロじゃないか!!可哀想過ぎないか?」

浦和サポの横川君「勝つという意欲が微塵も感じない、そんな試合が毎試合だぞ!!悲惨だと思わないか?」

甲府サポの長谷川君「相手チームの選手から「勝つ気あんのか?」は痛いよね」

川崎サポの道上君「僕だったら、死んじゃうよ」

札幌サポの上杉君「えーと、確か、今現在の趣旨は“豊嶋課長を励まそう”だったはずなのに、いつの間にか“今年の札幌はひど過ぎないか?”に変わっている様な気がするんですけど・・・」

我々の総意として豊嶋課長には「下には下がある」と言う事で頑張ってもらおうと言う事になりました。札幌サポの上杉君には申し訳ないが、豊嶋課長を励ます為に我慢してもらう事にしましょう。めでたし、めでたし。

2012年10月3日水曜日

ベガルタン、御三家サポをなだめる!!2

確認するまでもないが、“社内サポーターズミーティング会”とはオフシーズンに飲み会を開く為の口実作りのようなものであり、もっとハッキリ言えば「暇つぶし」の会である。それなのに、今年会長である豊嶋課長は、会の冒頭で「会長職を辞したい・・・」と懇願してきたのだ。一体、彼はどのような心境に至り、そして、会長を辞したいとまで思うようになったのか・・・。

ベガルタン「おいおい、急にどうしたんだよ?」

豊嶋課長「苦しいんです・・・試合を観るのが。辛いんです、試合当日の朝が・・・。滅入るんです、試合結果に・・・。今までなら、楽しみで楽しみでしょうがなかった試合当日の朝の「ワクワク感」が、今では不安で不安で、どうしようもない「ハラハラ感」に変わり、スタジアムへ行くのが恐くなっていく・・・。そして考えることと言えば「ああーー、今日負けて、新潟や大宮が勝ったら・・・」みたいにネガティブなものばかり。そんな毎日を過ごしていたら、体調まで崩しちゃって・・・」

確かに、若手ガンバサポの豊嶋課長にとって「残留争い」は初体験で辛いものかもしれないが、リーグ創生期まで遡れば決して強豪チームではなく「Jリーグのお荷物」とまで言われていた過去もあったと聞く。彼がガンバサポのベテランであれば「あの頃の経験」が生きるのであろうが、残念ながら彼がサポーターになったのは、ガンバが常にタイトル争いをするようになってからであり、それだけに今年の状況に対しての「免疫」は全くと言っていいほど無いのであろう。つまり、豊嶋課長は“タイトル争いの厳しさ”に対しての免疫は持っていたのだが、“残留争いの過酷さ”に対しての免疫は持っておらず、そんな状況で「いきなり残留争い」という局面を身体全体で受け止めなくてはならなくなったので、体も心も病んでしまったのであろう。そんな彼を心配したのか、草津サポの杉浦君が励ました。

草津サポの杉浦君「心配する気持ちはわかるけど、大丈夫だって。ここに居る全員が、ガンバが降格する事なんて思っちゃいないし、君が思っている程弱くは無いよ、ガンバは。信じて応援すれば、大丈夫だって・・・」

東京サポの渡辺君「俺たちも、信じて応援してたけど、結果は・・・・」

大宮サポの小川君「止めろよ、不安を煽ってもしょうがないだろ?豊嶋君、結果は後からついてくるだけだから、必要以上にナーバスとなっても良い事無いよ」

一同「おおー、さすがは残留争いベテラン、いいこと言うよなぁ~~」

札幌サポの上杉君「僕なんかから言わせれば、ガンバさんなんて「かなり有力な希望」が残っているだけで全然問題なし。うちなんて、週末に負けたら「リーグ史上最速で降格決定の可能性も!?」ですよ?豊嶋課長が受けているプレッシャーなんて、僕らから言わせたら「台風通過後の暖かい南風」ぐらいですって」

川崎サポの道上君「じゃあ、札幌サポが受けている風って?」

札幌サポの上杉君「猛吹雪のブリザード。視界はゼロメートル。奈落の底って感じですかね」

湘南サポの国吉君「J2に来ると、結構勝てるから、これはこれで楽しい時もあるから安心して落ちてきて、奈落の底に。でも、僕たち昇格しちゃう予定なんで、戦えないかもしれないけどね」

豊嶋課長を励ましていたら、話はそれにそれて、不幸自慢のよう会話になってきた。J2サポ歴が長いベガサポからすれば、降格が決まった瞬間は「もう俺たちの人生は終わった・・・」的な絶望感が心を支配する事は否定できない。しかし、戦ってみると決してj2は「奈落の底」ではなく、そこにはJ1を目指して共に切磋琢磨する“仲間”との共闘があるだけだ。サポーター同士の関係も、どちらかと言えばJ1ではありがちな「何だこの野郎!!」的な殺伐とした雰囲気は無く、どのアウエー会場に言っても「遠路はるばるようこそ!!」的なフレンドリー感を得られる場合が多い。今年からは「J2⇒JFL」への降格もあるらしいが、今まではJ2からの降格は無く、その意味でもJ2で競い合うチームは、良い意味で「仲間」のようなイメージを抱くのは自分だけだろうか?

東京サポの渡辺君「俺は分かるよ、豊嶋課長の気持ち。周りから「東京は大丈夫だ」とか「ホーム最終戦で浦和が神戸に負けるはずはないよ」って言われれば言われるほど、不安になってくるんだよね。事実、降格が決まった最終戦当日の朝、俺、二日酔いでもないのに気分が悪くなって吐いたもん。そこから得た結論は、残留争いは優勝争いよりも“降格”という厳しい現実があるだけ“苛酷”だという事実だね。タイトル争いは「優勝か準優勝か」という名誉を争う戦いなのに、残留争いは「天国か地獄か」というプロのサッカー選手として“存在理由”を掛けた闘いなんだよね。別にJ2へ落ちたからって選手個人のスキルが落ちる訳じゃないけど、周りのレベルやチームを取り巻く環境のレベルは絶対に落ちる、当然、収入も落ちるだろうし、メディアなどへの露出も落ちる。そんな状況が分かっているからこそ、チームも選手も、そしてサポーターも降格が恐いんだよ」

ベガルタン「でっ、1年間J2戦ってみての感想は?」

東京サポの渡辺君「初めて行く場所も結構あったけど、どこのサポーターも温かかったですね。特に、鳥取はメッチャ、温かかった。」

甲府サポの長谷川君「悪くないっすよ、J2も。ただ、来年は昇格しちゃうけど」

福岡サポの稲田君「余裕だよな、甲府は・・・。羨ましいよ」

浦和サポの横川君「残留争いも降格もキツイんだけど、落ちて見ればJ2は地獄じゃ無かったよ、日程はタイトだけど」

降格の経験があるチームサポは、J2時代の話になると、どことなくセンチメンタルに浸る傾向があるけど、この場合大事なのは「如何にして豊嶋課長を励ますか?」である。

この続きはまた明日

2012年10月2日火曜日

ベガルタン、御三家サポをなだめる!!


先週は東京で中間期決算と第3四半期の会議。その後は、恒例の「社内サポーターズミーティング」で盛り上がりました。この会は、社内で各Jリーグサポ同士の交流を図るべく、ベガルタンが7年前に会社非公認で6人の仲間と設立した会であり、会是は「エンジョイ・フットボール!!試合中は喧嘩しあっても、試合が終わればノーサイド。その後はビールで乾杯」である。現在の会員は31名、その内訳は・・・札幌・仙台・浦和・鹿島・大宮・東京・名古屋・ガンバ・川崎・横浜m・草津・横浜c・甲府・湘南・福岡です。ちなみに、創設時6人のオリジナルメンバーは「仙台・草津・湘南・甲府・横浜c・福岡」である。

時代が流れ、メンバーが増えてくると、会を円滑に運営する為に規則のような物がどうしても必要になってくる。この会は「社内の上下関係が一切通用しない」と言う決まりとなっているので、部長だろうが新人だろうが会の中ではフラットな“仲間”だ。でも、会をする上では様々な局面で協力をもらったり、時には命令口調で指示をする場合が出てきた。その際には「どうしても会の運営を束ねるリーダー」が必要になり、結果的に『リーグで最上位のチームサポが翌年の会長、その次の順位のチームサポが副会長、その次が会計、その次が・・・』みたいな感じで、“猿山のボスザル”的な階級が便意的に決められたのです。

最初の頃は『どうせ毎年のように会長は変わるんだろうから・・』みたいな感じで、階級制度を安易に採用したのですが、実際はと言うと、江戸幕府のように「御三家」のようなチームサポが出てきました。鹿島のように3連覇したり、マリノスやガンバのようにタイトル争いを多くするチームサポが、自然と会長や副会長の椅子を長年キープするようになって来ました。そうです、格差社会の問題が問われるずっと以前から、この会ではカースト制度も真っ青なくらいの格差が存在するようになったのです。ちなみに、この会の役職チームサポと江戸幕府の役職をリンクすれば、下記のようになります・・・。

将軍 なし(本来なら柏だが、この会に柏サポはいない)

御三家 鹿島・マリノス・ガンバ

大老 なし(本来なら磐田サポだが、この会に磐サポはいない)

老中 名古屋・浦和・

居留守 東京・川崎

町奉行 大宮

御庭番 仙台・福岡・札幌

勘定奉行 湘南・甲府

御家人 草津・横浜c

上記の事を理解したうえで、本題である「飲み会での会話」について書きこみます。

ベガルタン「えー、それでは、今年の会長である御三家ガンバサポの豊嶋課長より、ご挨拶を頂きたいと思います」

豊嶋課長「皆さん、本日はお疲れさまでした。経済状況が苦しい中でも、皆様の頑張りで何とか黒字を出す事が出来、大変嬉しく思います。さて、本題である「社内サポーターズミーティング」の飲み会にはいる前に、皆様にご承認して頂きたいことがあります。それは、今日をもって、“社内サポーターズミーティング会長”の職を辞任したいのですm(__)m・・・」

一同「えぇぇぇーーー!!!\(◎o◎)/!!」

ベガルタン「ちょっと、どうしたんですか?」

豊嶋課長「ハッキリ言って、今年のガンバは残留争いが精一杯です。この週末の鹿島戦(結果は引き分け)に、もしも負けて、そして大宮や神戸が勝てば、限りなくヤバくなることは否定できません。そんなチームサポである私が、会長として、この会を切り盛りするプレッシャーに堪えられなくなったのです。今現在でも、メディアの論調は「ガンバは強いから大丈夫」とか「ガンバは底力があるから」とか「ガンバが降格する訳がない・・」みたいな“ガンバ安心理論”を説く輩は大勢います。しかし、その理論は過去にもあった「広島は大丈夫」とか「東京が落ちる訳ない」といった論調と同じじゃないですか?もう、毎試合のように残留争いをしているチームの勝敗を気にしているだけで、それだけで耐えきれないようなストレスを感じるようになり、体調が不安定になってしまった以上、この“社内サポーターズミーティング会長”という名誉職を辞するしかありません。“社内サポーターズミーティング会長”チームが、翌年降格するするなんて、あってはならないことですから・・・」

いきなりディープな話題で静まり返る“社内サポーターズミーティング”この後どのような展開になったのか?この続きはまた明日。

2012年10月1日月曜日

清水戦


ん~~~、負けちゃいましたな。数的不利になる前ぐらいまでは、何気に勝ちきりそうな雰囲気もあったんだけど、数的不利になった瞬間からあたりから「ガラッ!!」とスタジアムの雰囲気が変わり、もうね、あとは清水が“イケイケモード”になったことを黙って見守るしかありませんでした。正直「1人少なくなっても、ある程度は守れるんじゃあ・・・」と思っていたんだけど、上本が退場してからは、やられ放題の“サンドバック”!!サイドからバンバンクロスは放り込まれるわ、セカンドボールはことごとく清水に拾われるわ、後半のシュートは0本だわ、もうね、久々に見ているのが辛い試合でした。昇格した2年前くらいなら、こんな試合も結構あったんだけど、最近は勝つ場合が多かったので「惨敗アレルギー」の免疫が無くなっているのを清水戦で再確認しましたよ。惨敗って、精神的にも厳しいけど、ガクッ!!ってくるから体力的にも厳しいんだね。それを思えば、札幌サポの皆さんの健康が心配です。


清水のスタメンを確認しての第一感は「大前と平岡、百歩譲っても高木までしか知らない・・・・」といったものだった。なんでも、清水の売りは「仙台よりも平均年齢が5も違う“若さ”」であるらしい。確かに、小野やアレックスが移籍し、高原なんてベンチ外、その前年には多くのベテラン選手が移籍しちゃえば、残った選手は嫌でも“若手”にはなりますな。それでいて、この順位をキープするところが「清水の地力」なのでしょう。しかし、ベガルタン的には「清水と戦って、小野や高原のプレーを見れないのは、クリープを入れないコーヒーと同じだ」との想いは禁じ得ません。小野と高原って、もう駄目駄目なの



ベガルタンはストック出来る試合はチーム毎に録画保存しているんだけど、当たり前のように清水戦は残念な記録しかありません。今年なら・・・という淡い期待を持っていたことは事実だけど、清水戦におけるウハウハの録画は来年以降への課題となりました。それにしても、ここまで相性の悪い相手って中々ないよね。まっ、ここまで悪いと、逆に気になるって事はありますな。来年こそは、あの、ノリノリでサンバチックで軽快な応援を黙らせたいですな。

退場した鎌田は「カッとなってしまった…。チームに迷惑をかけてしまった」と試合後語っています。仙台と対戦した他チームサポ間では、よく「仙台のプレーは荒いから・・・」というフレーズが使われますが、鎌田の退場は、何気にその事を証明するような結果となってしまいました。しかし、こういうことは「特定の試合内容」のみに特化して、低次元で感想を述べ合うのは間違っていると言うのがベガルタンの考えです。こういのは、年間を通して出て来た“記録”を元にして話あってこそ、互いの認識や議論が深まります。

例えば、仙台の「反スポーツ的行為」や「ラフプレー」などの、いわゆる“イエローカード”の対象プレーとなった総数は現時点で「36件」で、レッドカードは「1件」ですが、それを清水に当て嵌めるとイエロー「53件」、レッド「7件」となり、データから見れば「仙台よりも清水の方が明らかに危険なチーム」と言う事が導き出されます。田村の件で仙台のプレーを悪質と考えている人が多い浦和だって、イエロー「39件」、レッド「2件」と仙台よりも総数的には上回っています。これだけで、どちらのチームが危険か?という断定はできませんが、どちらのチームのが「よりラフプレーを多くするか?」という参考にはなります。

清水も仙台と同じで、タイトなプレーが心情なようです。悪質と言う意味ではなく、“ハード”というワードをコンセプトにして戦わないと、決してビッグネームが居る訳でもなく、潤沢な資金もないチームは戦えないんでしょうな。そんな清水だからこそ、来年こそは勝ちたいものです。

2012年9月29日土曜日

ベガルタン、後輩を諭す!!


え―9月は非常に忙しく、書き込み頻度も激減してしまいました。こんなに忙しかったのは、バブル期以来のような気がします。そんな第二四半期の多忙な月末に、またもや事件は起こりました。社内の後輩の二人が、朝一で私の所へやって来て「リーダー、チョット相談したい事があるんですが・・・」と懇願してきたのだ。

自分「なんだ?言ってみろ・・」
後輩吉田「チョットここでは・・来客ブースでお願いします」
自分「数字が厳しいんです!!みたいな話ならお断りだぞ」
後輩小川「大切なお話なので、よろしくお願いします」
自分「えっ、真田、お前ひょっとしたら、付き合ってる総務の久美ちゃんと結婚でもすんのか?あれあれ、できちゃった?」
後輩小川「違います、もっと大切なことです」
自分「おいおい、月末、決算末の金曜日に、仕事よりも大切な事って何だよ・・」

そんなこんなで来客ブース

後輩吉田「リーダー、この記事を読んでください・・・」

それはzakzakというネット媒体で、ベガルタ関連の記事が掲載されていた。しかも、記事のネーミングが「仙台“古いサッカー”で快進撃!Jリーグは大丈夫?」と超刺激的!!とりあえず、吉田のipadで熟読するベガルタン。

熟読・・・2分後・・・

後輩小川「こんなバカにした記事を、現在優勝争いしているチームに対して書くなんて、おかしいと思いませんか?」
自分「う~~~ん、確かにそうだが・・・」
後輩吉田「個人的には「昨季は夏場に大失速したが、今季はまだ奮闘を続けている」の「まだ」に強烈な嫌悪感を抱きます。何気に「もうそろそろ失速しそうなくせに・・・」みたいな悪意すら感じますから」
自分「う~~~ん、うがった見方をすれば、そう取れなくもないが・・・」

後輩小川「自分的には「アクチュアルプレイングタイム」(APT)を使って、バルセロナやレアル・マドリードが所属するスペインのリーガ・エスパニョーラと比較し、さらにはJリーグの昨季の平均は54分39秒を強調!!そして結果的に「しかし今季の仙台は50分台をうろうろしており、常に下位を低迷しているのだ」と暗に「仙台のサッカーはボールが全然動いおらず、ボールが止まってばかりいる「時代遅れの、つまらないフットボールだ」と言わんばかりじゃないですか?こんな事を書かれたら頭にも来ますって・・」

まあね、「時代遅れの戦術がリーグ優勝なら、他のクラブのだらしなさばかりが目立つことになる。(K)」と断言されれば、ベガサポとしては「表に出ろ!!このバカ野郎!!」と言いたくなる心情は理解できます。後輩たちも、きっと想いは同じなのでしょう。しかし、そんな後輩たちに対し、ベガルタンは諭すように話し始めました。

自分「お前たちの気持ちは分かるが、冷静に考えろ。もしも、仙台の順位が新潟や大宮の位置ならば、こんなネガティブキャンペーンみたいな記事を掲載するだろうか?もしも、仙台のサッカーが時代遅れの代物だとしても、優勝争いをしている現実を非難されるだろうか?同じように「堅守」を売りにしている鳥栖の頑張りをバカにする奴がいるだろうか?こう言った記事はな、強くなったり、結果を残し始めたチームに対する「有名税」みたいなものだ。こんな時はな「仙台と言うチームも、アンチの記事が書かれるようになったんだ・・・」と感慨にふけなきゃ駄目だ」

後輩吉田「でも、いくらなんでも・・・」

自分「レアルのモウリーニョがな、極端なディフェンシブなサッカーでバルサに勝った事や、その戦術を批判するメディアに対してこう語ったんだ。

記者
「ドン引きの、カウンターに特化した戦術で勝つサッカーに、将来性を感じているのか?」

モウリーニョ
「我々に敗れたいくつかチームやスペイン国内には、正しいサッカーは1つしかないと思っている人がいます。しかし、それは間違った考え方だ。そんな考えを持つ人の知識が如何に貧弱で可哀想であるか・・・。サッカーとは、もっともっと偉大なものです。パスサッカー、ポゼッションサッカーが全盛のように言われているが、リーガは我々が勝ち、チャンピオンズリーグはチェルシーが勝った。勝ったチームよりも負けたチームのほうが称賛されるのは、アマチュアの世界だけで十分です。プロである以上、勝った方が称賛されるべきだ」

後輩小川「でも、いくらなんでも・・・」

自分「お前の気持ちは分かるが、月末の忙しい朝に、こんな話題で1時間もサボるのは俺たちだけだぞ・・・」

スケールは違うけど、ドン引きカウンターサッカーが非難の対象となるのは世界共通のようです。厳密に言えば、今年の仙台は「ドン引き」ではありませんが、名古屋戦や浦和戦のように、戦略上、極端なまでに守備的なサッカーをする事があり、そんな事例が「仙台=ドン引きカウンター」の、つまらないサッカーと言われてしまう要因かもしれませんな。しかし、チーム運営上、仙台のサッカーは費用対効果を見れば群を抜いており、コストパフォーマンスで考えた場合「Jリーグ最強」とも断言できます。
「仙台“古いサッカー”で快進撃!Jリーグは大丈夫?」は超刺激的なタイトルだが、そんな事を我々が心配してもしょうがありません。「古いサッカー」かもしれないが、全てのチームがバルサのようなサッカーが出来る訳ではないし、絶対に「そのサッカー」を目指さなくてはならないという決まりがある訳ではない。この記事を読んでの感想は、こんなところですかな・・・。

今日は清水戦、ビート清水!!

2012年9月26日水曜日

ベガータ教の懺悔室 「信じる、それ以外に何もありません」



先週末、久々に、いつもの店で懺悔室という名の飲み会が行なわれました。神戸に対し、劇的な勝利を勝ち得て迎える飲み会では、皆の笑顔が満タン!!司教としても、そんな彼らを笑顔で迎えるべく、集合時間30分前には居酒屋へ到着し、先乗りでビールを注文。店員からは「えっ、2時間飲み放題のコースなんですけど、もうスタートしちゃってもいいんですか?」と問われたが、「何だよ、いつも使ってる常連に対して・・・この一杯はサービス、サービス」みたいな感じで正面突破!!結局、皆が集まるまで2杯も飲んじゃいました。2杯目の時なんか奥から店長が出てきて「ベガルタンさん、勘弁して下さいよ・・・これで最後ですよ!!」と念をいれられてしまいました。おおー神よ、こんな罪深き私を、どうかお許したまえ・・・。

全員集合して乾杯、やはりみんな笑顔だ。広島も劇的勝利した瞬間の情報が入った時だけ「おいおい、広島も勝っちゃったよ・・・」みたいな感じで暗くなったが、「まあいい、まあいいよ、とりあえず仙台も勝ちつづけて、広島にはプレッシャーを掛け続けますか・・・」というコンセンサスで再び乾杯!!今年は幸せな“乾杯”が多くでき、ベガータ教の信者としては望外の喜びです。主よ、ありがとうございます。そして、より多くの幸せをベガータ教信者にお与えください、アーメン。

ベガサポの我々でさえ、現在の順位と状況は“嬉しい誤算”。期待としては「去年よりも・・・いやいや、去年並みでもいいし、奮戦して4~7位くらいでもいいから我々を楽しませて欲しい・・」と思っていた方々がマジョリティーだし、悲観論者なんかは「残留してさえくれればいい・・」と思っている人もいた状況で、首位広島と「“勝ち点2差”での2位」という現状は、天国に居る親分だって「天晴れ!!」と言うはずですな。そんな状況でのミサにもかかわらず、信者の中には不安に苛まれている方がいらっしゃいます。どんな不安か、そろそろ懺悔室に移りましょう。この方々の不安は、深層心理での“我々の不安”でもあるのですから。

ベガルタン司教「さあ、最初の方、貴方のお悩みを主に語ってください」

主よ、私は信者歴3年目のOLです。ということは、皆様方が体験した「降格の悲劇、そして地獄のようなJ2時代」という体験はしておりません。それでいて、出来過ぎとも言えるくらいの今年の成績に、正直言って戸惑っています。もちろん、勝った瞬間は嬉しいんですよ。でも、1人でベガルタの事を考えていると、とっても不安になるんです。“ここから連敗したら” とか“怪我人が出たら”とか“累積で次から次へと出場停止となったら”・・・と、とにかく不安になってしまうんです。そんな私に、どうかお救いの手を差し伸べてください・・・。

主はこう仰いました

いささかも疑わず、信仰をもって願いなさい。疑う者は、風に吹かれて揺れ動く海の波に似ています。『ヤコブの手紙』1章6節

祈りは信仰をもって祈らなければなりません。そして、本当に信仰に立って祈ろうとするならば、すべての願いを神様の愛にまったく委ねて、「主よ、私の願いではなく、あなたの御心をなしてください」と祈るべきであり、それはベガルタの試合結果についても同じです。つまり、我々が出来る事は、勝っても負けても「それが主のおぼしめし」と真摯に捉え、全てを受け入れることだけなのです。

「祈りは聞かれる」というは信仰の基本ですが、ところが実際は、祈りがせっぱ詰まったものであればあるほど、「もし、この祈りが御心でなかったらどうしようか」、「この願いを諦めろという御心だったらどうしようか」等々、巨大な恐怖の感情が、神様への信頼をぐらつかせてしまうのです。場合によっては、祈りが神様への訴え、強要、時には非難めいたものにさえなってしまいます。実は、私もそのようなことをしばしば経験してきました。降格初年度の開幕戦で横浜Cからボロクソにやられた時、都並時代の最終戦「これに勝てば入れ替え戦」と言う試合で負けた時、サンタナ時代における選手起用や戦術に対する「どうしようもない倦怠感」に苛まれた時・・・。とにかく、我々が体験した事は「この試合こそ、主のお力をお借りしてでも勝たねばらない!!」という試合と言う試合で、神は我々にお力をお貸しにならず、ともすれば「我々を地獄の入口」へと誘うような仕打ちに悩んだものです。今思えば、それは神がおお与えになった“試練”とも知らずに。

祈る場合、私たちは必ずこの壁を乗り越えて行かなければなりません。イエス様は「恐れるな。私を信じなさい」とお語りになっておられます。信仰が、そしてチームの敗北という恐れに勝たなければならないのです。その信仰とは、たとえ私の祈りがそのまま実現しなくても、私がもっとも恐れている事態が起こるとしても、イエス様は私を愛してくださっていることを信じる、チームを共にサポートしている仲間を信じる、という信仰です。この信仰こそ、私たちをすべての恐れから解き放つ信仰なのです。

「神様はどんな祈りも聞いてくださる」という信仰と、「たとえ聞かれなくても、神様は最愛をもって御心をなしてくださる」という信仰は、なかなか一つに結びつかないように思えます。私もうまく説明できないのです。けれども、実際は一つのことです。みなさんが、どちらも心から信じて祈るとき、きっとその答えが分かることと思います。そしてその答えを、我々は最終節に神から受け取ります。心配する事はありません。全ては神のおぼしめしです。

続く

2012年9月25日火曜日

刃でノレない方々へ

昨日、営業先でベガルタの話となり、その知人は応援スタイルについて私に不満をもらしてきた。そして私の答えは「まあまあ、チームも調子がいいし、そんな細かい事に不平を言うよりは、今の応援を今年は頑張りましょうや」である。彼だけでなく、ネットに駄文を書き込んでいると、たまに応援スタイルについて問われるんだけど、私の見解は常に同じです。それは・・・・


 「実際にチャントを作った方々が、そして声を張り上げて応援している方々が、気持ち良く、そして楽しく応援されているのであれば、例え個別のチャントや応援スタイルが気にいらなくても、何の不平不満はない」といったものです。
知人曰く「試合中に、何度も“刃”を歌うのは滅入るんですよ。別に、特定の歌詞が気にいらない訳じゃなく、前後半に1度くらいなら問題ありません。しかし、偏って何度となく歌われると、応援する為の高揚感が、どんどんと削がれてしまうんです。“刃”のメロディーって、何気にバラード系の香りがプンプンじゃないですか?原曲を知らないんで何とも言えないんだけど。メロディーが綺麗なんで、ノリノリになれず、試合を応援している気にならないんですよ。あのチャントって、試合の応援じゃなく、穿った見かたをすれば、その試合を応援している自分たちの為のチャントっぽくないですか?何気に、ナルシズムっぽいですよ、あのチャント。だから嫌いじゃないけど、好きにはなれないんです」ということだった。


“刃”

♪立ち上がれ死んでもゆずれないものがある

♪振り向くな後ろに道はない突き進め

♪いざ行こう信じたこの道をどこまでも

♪いざ行こう仙台がある限り

応援スタイルや、特定のチャントを「どう感じるか?」は、突き詰めれば個人的な趣向の範疇だ。まっ、恋愛に例えれば「あばたもエクボ」ですな。ただし、知人が感じた“刃”に対する嫌悪感は、多少なりとはいえベガルタンも感じたことがあります。歌詞自体には何の違和感もないのだが、あのメロディーを連チャンでされれば、知人のように「ノレない・・・」と感じる人は結構多いように思います。あくまでも個人的な見解ですが、“刃”ってチームを応援すると言うよりは、そのチームを応援している自分たちの為の「チャント」のような気がする・・・と言えば言いすぎでしょうか?

知人だけじゃなく、私の住処であるSバックの住民も“刃”が連チャンされると、確実にテンションが下がります。他の応援ならば結構追随して一緒に歌うんだけど、“刃”に関して言えば、追随率は限りなく0%に近い物があります。ここまで追随しないチャントは、ハーフタイムに歌われる、えーと、名前は忘れましたが、メロディアスな奴ぐらいです。結局、試合中のチャントはコールリーダーの判断になるので、どの局面で、どのチャントを使うかは「彼のセンス」に左右されます。応援を批判すると言う事は、「彼のセンス」を批判する事と同じになるのでしょうな。コールリーダーなんて、誰がやっても批判される厳しいミッションです。そんなミッションを頑張っている方々を、批判するなんてベガルタンには出来ません。しかしながら、何気に知人の気持ちも分かるベガルタンでした。

2012年9月24日月曜日

神戸戦に想う


何とか勝てましたな。鎌田のゴールはエクセレントであり、あの瞬間のスタジアムは最高の雰囲気でした。15000人でも、あのくらいの雰囲気が出せると言う事を確認できたのは大収穫です。ベガルタンの偏ったイメージとして、試合中は「神戸ペースという訳じゃなし、とりあえず主導権は仙台が握っていそうな気がするんだけど・・・」という感じで試合を見ていました。しかしながら、公式スタッツや試合後のコメントをメディアで確認すると「どっこい・どっこい」ぐらいの感じだったんだね。何気に「カウンターとセットプレーだけをケアすれば、そんなに怖くはないよな・・・」って思っていたけど、実際に勝てた要因を西野監督のコメントを引用すれば・・・

「非常に…強く感じるのは、わずかな差が積み重なると、こういう大きな差になるのかな、ということです。決して大きな力の差を感じながら選手は試合をしているわけでもなく、我々も充分首位を争っているベガルタに対して、非常にアグレッシブな戦いができたと思うのですが、最後はスタジアムの雰囲気に押され、圧力に屈した。アグレッシブに戦えたと思うが、わずかな差が積み重なるとこういう結果になる。仙台の試合運びには余裕というか、結果が伴っていることの自信を感じる」ということであり、現実的に勝てたのは「僅かの差」と「ホームコートアドバンテージ」のおかげだそうです。そう言われればそうかもしれませんな。





先制されるのは最近のお約束だから我慢もできるが、看過できないのは“ピッチコンディション”だ。公式のスタッツにも、ピッチコンディションは「不良」と明記してあり、雨が降ってないのに「不良」と選択するしかない程のコンディションは異常と言えば異常である。朝日新聞でも、その理由は「猛暑と酷使」ということになっているが、あの状況をユアスタの芝生管理業者は、どのように思っているのであろうか?

まっ、ユアスタのピッチコンディションが、この時期に劣悪となるのは恒例と言えば恒例なので、管理業者からすれば「毎年のことだし、今年は例年にない猛暑だから、しょうがないよ・・・」との思いはあるかもしれないが、サッカー選手も管理業者も「その道のプロ」なんだから、“結果”は何よりも優先されるはずです。ユアスタの管理業者を罵倒する気はないが、結果責任は絶対にあるはずであり、その意味では、こんなピッチコンディションとなってしまった要因を公式にリリースすしなければなりません。不良のレベルも「ところどころハゲている・・・」ぐらいなら我慢はするけど、選手たちが何もない状況でも滑って転んでしまう状況が多発するのは喜劇ではなく悲劇でしかありません。おそらくは、低予算の中で頑張ってくれているとは思うけど、管理業者の方々、頑張ってください。

田代の先制ゴールについては、角田の「セットプレーで自分が田代さんのマークを外してしまった。チームというよりも個人の問題」という事で納得はするが、それにしても最近の“先制されちゃう症候群”は尋常ではありません。仙台が「後半に強い」ということは、公式スタッツで「前半よりも遥かに多い数のゴールを後半に決めている」というデータで立証されています。仙台のイメージとしては「堅守速攻」であり、決して多くは無いチャンスを確実に物にし、そして堅守で逃げ切る・・・が一般的です。しかし、最近の仙台はと言えば「スロースターターで、前半はマッタリペースで相手の出方を伺いつつ、後半になったら一気呵成に攻め込む・・・」というイメージが定着してきました。
西野監督のコメントでは・・・

「仙台の最近の試合運びは、がむしゃらにプレッシングを厳しく取ってきた時期では今はないと思いますし、ボールの動き方もダイナミックにボールを動かしてきたところから非常にポゼッションで保持をして、そこから入ってくるような傾向は、最近夏場の戦い方に移行してそういうかたちにしているのか、非常に余裕があるというか、自分たちの戦い方に自信があるのか、多少スローテンポな戦い方が多いのですけれど、やはりその彼らの戦い方のプランとかにはまっていく各チームがあって、自分たちも今日はそういうところも多少感じながら、戦前にそういうなかにペースを合わせないで自分たちからアクションを起こしてテンポを上げていくという余裕というか自信というか、結果を伴ったなかで生まれてくるベガルタの現状が今はあると思います」ということですな。

そうですか・・・今の仙台には「余裕」があるのですか・・・。素人が見れば「何だよ、また先制されやがって・・・緊張感が足りねーんだよ!!」という感じになるのですが、そーじゃないんだね。先制されたって「いいよ、いいよ、どうせ追いつき、追い越すんだから、何にも慌てる必要はない。これは逆転を喜ばせる為の演出、水戸黄門で言えばハチベイが腹痛を起こすような物だから、なんの心配もない」と思えばいいんですな。勉強になりました。

2012年9月20日木曜日

ベガルタン、ベガルタレディースの活況を考える

えーーー、連休のベガルタンは仕事の一環で会議&ゴルフ、当然のようにベガルタレディースの試合をライブで見る事は出来ませんでした。とりあえず、カミさんはライブで観戦し、自分は録画で観戦。スポーツ報知によれば・・・

「ベガルタ仙台レディース(L)は16日、ユアスタでAC長野戦を行い3―0でリーグ戦再開を白星で飾った。“デビュー戦”となったなでしこジャパンの鮫島彩(25)は後半から左MFで出場した。チームは中断期間中に、大幅に改造。7月に加入したMF川島はるな(19)が初スタメンで初ゴールを決めるなど、レベルアップ。鮫島加入を追い風に、1部昇格へ視界も良好だ。今季最多8658人が詰めかけた“鮫ちゃんデビュー戦”で、新生ベガルタレディースをアピールした」ということです。
そして、夫婦揃って試合内容の第一印象は「イマイチ、盛り上がるポイントが少ないと言うか・・・どうしても男子と比べちゃうから迫力とかスピードが物足りないと言うか・・・」みたいな感じでしたな。いくら鮫島というコンテンツが強力であろうが、川島がキュートであろうが、それだけでレディースの試合を男子並みに盛り上げる事は不可能に近いのではないか・・・というのが現在までのベガルタン的考察です。しかしながら、同じ“ベガルタ”を冠するチームの苦境を黙って見過ごす訳にはいきません。そこで、ベガルタン的にレディースをブレークさせるべく、総合プロデュース的な視点で「レディースの盛り上げ方」を提案してみましょう。気分はAKBの秋元です。

本来ならば、レディースの試合内容のみで盛り上がる事が最高であり、王道です。しかし、ベガルタンのように「イマイチ盛り上がれない・・・」と考える人がリピーターとなってこそ、レディースの盛り上がりは緒に就きます。このような時に有効な手段が、マスコミを利用してのゴシップネタ作戦です。その中でも“恋愛ゴシップネタ”は最強のツールでしょうな。例えば、全くの“ねつ造”でもいいんで、リーグ戦優勝の大切なホーム試合前に、マスコミに対して、こんなねつ造ゴシップネタをサポーターの匿名でリークします。

盛り上げる為のオペレーション その1「ゴシップ作戦」

今現在、考えうる最高の恋愛ゴシップは・・・・『ベガルタ仙台関口、レディースの鮫島と熱愛!!関口、夜な夜な愛の爆走ドリブラ―。鮫島は練習後、待っていた白い高級外車へ内股走りでカットイン!!』みたいな感じですかな。


本人たちからすれば迷惑千万な話ですけど、ここはチームを盛り上げる為に我慢していただきましょう。マーケティング戦略の基本は、如何に目立つか?如何にメディアが取り上げてくれるか?に集約されますが、「関口・鮫島、2人のゴールは優勝が決まってからか???」といったネタは、紙面の記事を考えなくてはならない記者にとっては最高級の物です。レディースチームにとっての最高のコンテンツは「鮫島」である事は言うに及ばず、その鮫島との恋愛相手が関口なら・・・・私がメディア関係の仕事をしていれば、その情報は例えネタであってもヨダレものでしょうな。どのメディアでも、地方のみならず全国のメディアで、それらの情報は流され、その結果は観客数の増加となって表れること間違いなしです。

盛り上げる為のオペレーション その2「恋愛憎悪作戦」

恋愛に匹敵するほど、我々一般人の興味が増すのは「恋愛憎悪」であります。そう、韓流ドラマでお馴染みの「好きになった人が、実は腹違いの兄貴だった・・・」とか、「姉の婚約者を好きになってしまった妹、その葛藤に悩む婚約者が選んだ道は・・・」みたいな感じてすかな。例えばこんな感じで使います・・・・。

ベガルタ仙台アンバサダーの平瀬と不倫関係になってしまった鮫島、しかし、千葉直樹との出会いが彼女の運命を変える・・・。とか、レディースのFW伊藤は監督と恋愛関係だったが、そこに現れたのが腹違いの妹である川島だった・・・、みたいな感じでネタを作れば、そこそこ話題にはなるはずですな。


くだらないことを延々と書いて来ましたが、現状のレディースの試合内容のみで「継続的な観客数の増加」を得ることは困難だと率直に感じました。レディースの場合は「ベガルタ仙台というトップチームを応援するサポを、如何にして取り込むか?」が大きな戦略である事に論を持ちません。レディース試合を満員にする戦略が、「神戸のようなブランド力があるチームとの対戦を待つしかない・・・」だけでは消極的過ぎます。金が無いのなら、智恵を出すしかありませんが、一人、二人の知恵なんてたかが知れています。来年の為に、みんなで知恵を出し合って、レディースの試合も満員になりたいものですな。

2012年9月18日火曜日

広島戦に想う

えーーと、負けちゃいましたな。しかしながら、決して「完敗だったよ・・」といった無念感が残る試合ではなく、どちらかと言えば「ん~~内容自体は悪くなく、広島サポーターの「気持ち」が結果に表れただけ、ドンマイ・ドンマイだ・・」といった期待感が残る試合でした。実際、どっちも気持ちが入っていた試合だと思いますが、ホームの分だけ広島に後押しがあり、結果として決して多くは無かった決定機の一つを確実に広島が物にされただけです。失点の場面だけを切り取って「森崎のシュートはアンラッキーだった・・」とか「林のセーブがもうチョット・・」とか言うのは簡単ですが、これら一連のプレーには間違いなく広島の選手やサポーターの「気持ち」が見て取れました。勝てなかったことは残念ですが、「まっ、こう言う試合もある・・・」といった感じで、素直に敗戦を受け入れるしかありませんな。 全勝して優勝するチームなど存在しない以上、サポーターという人種は、心のどこかに「敗戦を受け入れる・・・悔しくても哀しくても受け入れる」という潔さがなくてはなりません。こんな日もあるさ・・・・ですな。 この試合を踏まえて、掲示板などが荒れて閉鎖となり、そして個人的なブログでも厳しい叱責を加えて居た方もおられたようですが、個人的な解釈では「負けたことだけが問題で、それ以外は特に悲嘆する内容ではない。結果が何よりも大切なのは言うまでもないけど、勝ちたいと言う「気持ち」や「プレー」が全く見れなかった訳ではないので、気持ちを切り替えて次の試合に挑むだけだ・・・」というスタンスであります。 この試合、何気に仙台がボールを持てていたと思うけど、これが実力か、それとも広島が仙台にボールを持たせてくれていたかを分からないのが素人には辛いところです。森崎のゴールは、仙台サイドから見れば確かにアンラッキーでした。しかし、大切な試合こそ、古今東西において「ラッキー」や「気持ち」が重要視されます。科学的なトレーニングを積んで、屈強な肉体という鎧をまとったスーパースターが戦う試合でさえ、大切な試合に最も必要とされるは「気持ち」なのです。 ロンドンオリンピック、男子バスケット決勝、アメリカ対スペイン。アメリカは当然のように優勝候補でしたが、その優位性に圧倒的なスキル差は無く、専門家からは「サイズ的に優位性があるスペインの優勝もあるのではないか・・・・」と言われていました。試合は大熱戦!!最後の最後でアメリカが振りきって優勝しましたが、ベガルタン的に最も印象に残ったのは、試合直後に行なわれたアメリカの選手(当然、NBAのスーパースター)のインタビューでした。 キャスタ「サイズ的にも厳しいという見方があったが?」 選手「このようなビックな試合で大事なのはサイズじゃない、ハート(気持ち)だ。我々の方が強い気持ちで、この試合に挑み、そして勝った。最高だ」 ベガルタンのプロサッカー観戦歴自体は10年しかありませんが、学生時代からNBAやNHLの試合はガン見し続けております。当然、シーズン後半には「首位決戦」や「プレーオフ出場決定試合」のような大事な一戦があるんだけど、どんな試合でも実力的に拮抗していると思われるチームが戦った場合に、その勝敗を分ける要因は「気持ち」です。広島も仙台も、選手から「気持ち」は十二分に伝わりました。なので勝った広島との差は「ホームで懸命に応援するサポーターの総数」だったのではないか・・・そう思う事によって、この敗戦のショックを和らげようとしています。

2012年9月13日木曜日

今更ながらソニー仙台戦


何とか勝ちましたな。こんな事を言うのは不謹慎なんだけど、後半の15~35分くらいまで、ベガルタンは何度となく襲ってくる「睡魔」と戦っていました。基本的に、天皇杯の初戦は「普段見れない、中々試合に出れない選手のプレーをマッタリ見る」というスタンスであり、そんな時に「普段と同じようなメンバー」で、スキル的に劣ると思われるチームとの戦いに興奮ポイントを見つける事は困難を極めます。このような試合では内容よりも結果を求められ、圧倒的にボールを保持し続ける状況では、ついつい睡魔に負けそうになっちゃうんだよね。見どころが無かった・・・とは言わないんだけど「じゃあ、あったか?」と問われれば、奥埜の出来がイマイチだっただけに、そんなに多くの見どころはありませんでしたな。まっ、勝てばよしです。

奥埜を語る際に必ずと言っていいほど出てくるワードが「センス」ですな。まあね、ときおり繰り出す「パス」や「ドリブル」、そして「フリーランニング」などに「おっ、やるな・・・」感はあります。じゃないと、「仙台の7番」を新人ながら継承出来ませんから。しかしながら、現在、彼が我々サポーターに示すぐらいの「センス」で、「仙台の7番」という地位を我々サポーターが納得できるかと言えば、その答えは断じて「NO!!」であります。厳し過ぎる・・と言えば厳しいかもしれませんが、その厳しさに負けるようでは「仙台の7番」を背負う資質などありません。とりあえず、ゴールを決めたという結果を踏み台にして、奥埜には更なる精進をしてもらいたいものです。

奥埜がイマイチだとすれば、ベガルタンの視線は自然と関口にフォーカスされます。そしてその印象はといえば「まあまあだな・・・」といった感じですな。基本的に、関口はスタートから出ることによって、その存在意義が生きる選手だと思っています。しかしながら、怪我から復帰しても最近はベンチメンバーであり、本人も不本意でしょうな。ただし、彼がバックアップメンバーになっていることで、ベンチメンバーの層は飛躍的に厚くなり、試合の状況に変化を与えられる「効果的なワンピース」を監督やチームは手に入れました。後半の30分過ぎに関口投入だよ?相手チームからすれば「マジかよぉぉ~~~~」ともなるよ。

個人的な考えや想い入れでは「関口はスタメンに戻すべきだ」のベガルタンですが、今現在、関口のスタメン復帰の情報は全くありません。広島戦も、関口はサブかもしれませんな。しかしながら、数年前の関口ならば腐っていたであろう現状でさえ、彼のプレーからは「その素振り」など感じられず、その真摯な姿勢に「彼の成長」を見ることが出来ます。ベガルタンは試合の勝ち負け以上に、個々の選手の成長を見ることが大好きですが、ここから関口がスタメンを奪い取り、そしてチームが優勝なんかしちゃったりしたら・・・そんでもって再び日本代表へ返り咲いて活躍しちゃったら・・・きっとベガルタンは考えられないような幸福感に包まれるはずです。関口よ、ベガルタンを幸せにしてください。

2012年9月6日木曜日

燃えない症候群の要因を考える

川崎を破って首位に立ち、そしてリーグ戦の中断期間なので、試合直後は「ナイスタイミングで返り咲いた・・・これで2週間は高揚感を持って日常生活を送れる」と思っていました。しかし、ん~~~、意外なほどにワクワク感はありません。何故でしょうか?普通なら、川崎を破って首位に返り咲き、そんでもって次節が2位広島ともなれば「よおーーし、本当の天王山だ。絶対に負けられないな」みたいな感慨が出て来るもんなのに、それがまったくない・・・何故でしょうか?昨晩サウナに入りながら、ベガルタンはこの疑問を推察し続けて、結果的に体調を崩してしまいましたが、そこで得た要因と思われるものを列挙してみましょう。

燃えない症候群の要因 その1 「2週間が長すぎたから」
 
 ベガルタンは川崎戦に勝った時「よしっ、これで連勝してリーグ中断。選手的にはフィジカル的にもメンタル的にも、丁度いい感じで休める。ラッキーだし、いきものがたりの曲で言えば「風が吹いている・・・」という感じだ」と思っていました。しかし、チームにとってはラッキーでも、試合が早く見たいサポーターからすれば、このタイミングでのインターバルは最悪だったかもしれません。心の高揚感的には、川崎に勝って、即広島戦!!ぐらいの方がイケイケ感は継続していたのかもしれません。勝っている時って、サポ目線では「早く試合になんないかなぁ~~」って思うもんだけど、決戦を前にインターバルが入ってしまうと、サポーターの集中力もインターバルしちゃうのかもしれませんな。

燃えない症候群の要因 その2 「首位に慣れてしまったから」

以前、大嫌いなサンタナ監督がインタビューで連呼していたフレーズがあります。記者からの質問に答えづらかったり、明確なアンサーを持ち合わせてない時に、彼は「リーグ戦で一番長く居る順位が、そのチームの本当の順位です・・・」と答えていました。その言葉が本当だとすれば、現時点ではベガルタの本当の順位は「首位」となります。つまり、サポ的に「首位復活、来たぁぁーーーー(^O^)/(^O^)/!!!!!」と感じるのは大げさで、真のサポーターならば「首位復活、当然だわな・・」と思わねばならなくなります。それにしても、この推論が真実だとしたら「首位にいる事が当たり前」となっている自分が居ます。この強者のメンタリティー、昔から欲しかったのですが、「勝って当たり前、首位で当たり前」ってなると、違和感がありますな。

燃えない症候群の要因 その3 「優勝するって信じきれてないから」

ベガルタが優勝する・・・・昨年までなら絵空事に過ぎなかった夢ですが、現時点では、その夢を自らの手で勝ち獲る事が出来る最も近い位置に居ることだけは確かです。よく、スポーツ選手が「夢は叶う・・・」みたいなコメントをしますが、今年はひょっとしたら、ひょっとしちゃうかもしれません。問題は、私を含めた熱心なサポーターでも「いやいや、冷静に考えれば、いくらなんでも優勝は・・・」と思ってしまう時があると言う事実なのです。つまり、優勝はして欲しい・・・という今までのようなスタンスで応援しているサポーターにとって、今年は絶対優勝だ!!と100%信じきれてなく、だからこそ首位に返り咲いても、どこかクールになってしまうと考えました。正直、優勝したことないチームサポが、100%優勝だ!!と信じきるのは至難の業です。信じきれていないと言う事は「どこかで落ちるんじゃあ・・・」と深層心理で考える事があると言うことです。

皆さんは、今年の優勝を100%信じていますでしょうか?「して欲しい・・・」と「必ずする・・・」は似て非なるものです。逆説的に考えれば「必ずする」と思っていれば興奮しないのかもしれませんが、未来は誰にも分からないので、多少不安になる事はしょうがありません。J2時、ベガルタンはチームから「昇格するする詐欺」の被害を受けており、この「イマイチ信じきれない心境」は、そのトラウマかもしれません。信じきれてないからこそ、高揚感も継続しにくい・・・。そんな感じなのでしょうかな。

2012年9月3日月曜日

川崎戦の実感


いやぁ~~、何とか勝ちましたな。川崎というチームをリスペクトすれば、どう考えても「結果は現在のチーム順位どおりだったな・・・」みたいな感じには思えませんが、以前なら試合中に「怒涛って、こんな事を言うんだよなぁ~~」といった川崎の攻撃力が若干コンパクトになって、攻められ続ける恐怖心が大幅に緩和されたような気がします。川崎のチーム事情は分かりませんが、風間兄弟が揃ってスタメンで出ている現状を鑑みれば、決して良くは無いのでしょう。じゃないとおかしいでしょ?今期から加入したメチャクチャ若い監督の息子兄弟が、稲本や小松や小林を押しのけてスタメンって。これが「単なる実力」だとしたら、風間兄弟は、きっとダイヤの原石なのでしょうな。じゃないと中々出来ないよ、川崎のようなチームで二十歳前後のルーキーがスタメンを張り続けるって。



スイッチが入った時の川崎の攻撃力は中々の破壊力、単なる「パス&ゴ―」ではなく、複数以上の人間がボールを起点に「3人目の動き」を継続的にプレーすれば、その攻撃を完璧に抑え込むのは簡単なミッションではありません。しかし、仙台のストロングポイントであるサイドからのクロスを、あんなにも気持ちいいくらいポンポンと放り込ませてくれるチームなんて、現状のJ1では極めてレアな存在です。これまで対戦してきたどのチームも「如何にして仙台のサイド攻撃を抑え込むか?」といったスカウティングが見えましたが、川崎に関しては、守備面に特化して言えば、そのような戦術は微塵も感じられませんでした。良い意味でも悪い意味でも、川崎は「ボールを繋いで攻め続ける」といった理想に向けて走り続けようとする、超攻撃的なチームを目指しているようですな。

チョットブレークして試合前の対決


川崎サポとの良好な関係を示す動画ですな。確かサテライト戦かなんかで、互いのサポが「綱引き」をしているのを見て、「仲いいんだなぁ~~」と思ったことがあります。ここまで良好な関係を構築するに至っては、互いのコアサポ同士の人間関係が大いに影響しているのでしょうが、願わくば、この関係が末長く続いて欲しいものです。

川崎の目指しているサッカーの到達点、そこはきっと「遥かなるエベレストの山頂」よりも遠くにあるんでしょうな。風間氏は自身のブログで、下記のようにコメントしています・・・。

「我々も含め、人は常識にとらわれます。しかし、常識とはいったい何でしょうか。ふと振り返ってみたときに、常識というのは、意外と未来と結びつかないものが多いことに気がつきます。たとえば、今のバルセロナを考えてみてください。十数年前、ボールを持っているだけと揶揄されることもあったバルセロナが、これほど強くなると誰が思ったでしょう。世界の最先端のサッカーになると誰が想像できたでしょう。ですがそれを見据えて、見極めてやってきた人たちがいます。この人たちはそのときに、「非常識だ」とたくさん言われたと思います。
 「非常識だ」と他人から言われることは、すごく可能性がある、あるいは、今までやっていないことをやろうとしている、とも言えるのです。その可能性を自覚して、勇気を持って進んでいくべきではないかと考えます。今、我々が思うサッカーも、何年か先には非常識になるかもしれません。常に、非常識でいること。スポーツの世界では、それは最先端を走っていることになるんだと思います」

風間監督は「非常識であることが最先端」であるということを、川崎というチームを使って証明しようとしています。そして、川崎のフロントは、その可能性に賭けた。その理想や決断を他チームサポがとやかく言う必要はありません。しかし、その理想の代償は「現実の試合結果」となって表れています。その魅力的な攻撃力を展開しようとすればするほど、朴や田村から「いいようにポンポンとクロスを放り込まれてしまう、お粗末な守備」を甘受しなければなりません。ある意味、仙台が現実的な積み重ねでの進化を選択したのに対し、川崎は「究極のチーム」に向けて遠大な理想を追い求める「終わりなき旅」へと舵を切ったようです。

チョット前の強かった川崎は、前線やチームの骨格に外人を据えて、攻撃と守備のバランスに配慮しながら、その攻撃力を前面に押し立てて他チームを圧倒してきました。そして、その攻撃力は現在のチームにも脈々と受け継がれており、その片鱗はこの試合でも観ることが出来ます。しかし、守備に回った時の脆さは素人でさえ「ザルだよなぁ~~・・・」と思えるほどの貧弱さです。まっ、例えにバルセロナを出すくらいに理想は高いのだから、簡単に監督が目指しているサッカーの理想を他チームサポのベガルタンが理解する事なんて不可能に近く、出来ることと言えば「理想を目指して頑張ってください・・」と静かに見守るだけです。理想と現実、その配分って難しいんだよね。

2012年8月31日金曜日

7~8月の総括と、川崎戦について

ホームで引き分けに終わった柏戦、この試合から潮目が変わった印象があります。離脱していたメンバーも揃い始め、ようやく「ラインを高めに設定し、前線からの厳しいチャージによってボールを奪う」といった「12シーズンの基本戦術」に戻りつつあるという手応えを感じられましたな。選手たちはこぞって「誰が出ても、レベルが落ちない、勝ちきれるサッカー」を標榜していましたが、結果的に、その標榜を達成できるチーム力が仙台にはありませんでした。これは来年以降への課題でしょう。少なくても、角田・富田・上本が同時期に離脱した場合、それを補えるオプションが無い事だけは分かりましたので、来年度の補強は、この辺りを重点的にするかもしれませんな。別に広大が悪いと思っている訳ではありませんし、松下と田村のボランチが駄目だと言っている訳ではありません。ただ、彼らが今以上にスキルアップしないと、「誰が出ても勝てるサッカー」を標榜するチームにはなれないと言うことです。


柏の応援は気合いが漲ってて、見ていて気持ちがいいですな。そして選手もクオリティーが高く、普通の試合よりも密度が濃い試合となる場合が多いような気もします。前年度優勝しているチームをライバル視する事は出来ませんが、柏は「予算規模・成績」共に目指すべきチームであると思っています。

そして大宮。この試合から角田と富田のWボランチがスタメン。しかしながら、試合の初っ端からガツガツとボールへのチャージをする訳ではなく、どちらかと言えば「大宮さんは今日、どんな感じで来るんですか?」みたいに、多少は様子見な展開。相手の出方によって、こちらの「やり方」を変幻自在に変えれるのは「強いチーム」の証左なんだろうけど、「ベガルタがそこまで強いか?」と問われれば、ベガルタンはその答えに窮します。っていうか、そう言う展開をチョイスすると、積極的な守備が多少緩慢になり、ラインがずるずると下がってしまう傾向が多いんだよね。仙台に「鳥栖と同じプレーをしろっ!!」ていっても出来ないでしょうが、あの気持ちを最初から出して90分間走りきるサッカーこそ、仙台の原点だと思っています。


長谷川に先制されるんだけど、あれは長谷川と大宮プレーを誉めるべきですな。とりあえず、ラインを高めに設定してくる仙台の間・間(あいだ・あいだ)にポジションを取り、カルリーニョスが上手くターンしての長谷川へのパス、そのトラップからのターンが絶品チーズバーガー並みの旨さでした。しかし、先制されてからは徐々に大宮のラインも下がり始め、仙台が試合のペースを握り始めます。大宮は仙台同様、ブロックを築いて守備的なサッカーをする事がありますが、先制されてからは終始仙台ペースだったような気もします。サッカーって、不思議ですな。

そんな感じで苦しんだ7~8月も終わり、明日はホームで川崎戦です。そう言えば、今期は川崎に2敗もしてるんだね。忘れていたから、チョットだけ思い出す為に動画をチェック・・・


う~~ん、3失点もしてましたか・・・・。仙台って、監督解任直後のチームは苦手なようですな。

そしてリーグ戦・・・
ミヤテミスタジアム
えーと、この試合も3失点ですか・・・一時はウイルソンのゴールで逆転したのですが、その後は圧倒的に攻められた印象はあります。きっと、この頃の川崎サポは、「風間が俺たちのチームの新しい歴史を作ってくれる!!」みたいに希望を感じていたはずです。しかし、現実し厳しく、今現在は新しいチームへと脱皮すべく、もがき苦しんでいる・・・といったところですかな。贅沢は言いませんし、川崎の未来に幸多き事も願っていますが、明日の試合だけは「もがき苦しんでください、お願いですから、もがき苦しんでください」的な感じのベガルタンです。

明日は川崎戦、ビート川崎!!

2012年8月30日木曜日

7,8月を振り返る2

そしてカップ戦、対東京です。この試合における監督のビジョンは明確で「相手にアウェイゴールを与えたくない。1-0でのゲームプラン」ということです。実際、名古屋戦のような「ドン引きディフェンス」ではなく、素人目にも「あれ?このメンバー(田村・松下のWボランチ)にしては結構ライン高めだよな・・」という感じでしたな。基本的に、ベガルタンはラインを高くする今年のチャレンジには好感を持っており、その為に失点をしてしまっても「ドンマイ・ドンマイだ」派であります。


先制はセットプレーからなのでしょうがないにしても、問題は石川に決められた2点目ですな。このようなプレーは再三再四狙われており、しかも、その全てが朴サイドからの崩しだったので、東京が「このプレー」をスカウティングのうえチャレンジしていた事は確実です。まっ、結果としては追いついたからいいんだけど、アウエーゴールを奪われたことによって、2戦目の戦略に大きな狂いが出てしまいました。これが結果的に痛かったですな

中2日で鳥栖戦。しかし鳥栖は中7日。この頃、メディアなどで仙台の話題が出ると、必ずと言っていいほど出て来たワードが「誰が出てもチーム力が落ちませんから・・」であります。確かに、この時期の仙台は怪我人も多く、決してトップコンディションではありませんでした。「それでいて何とか負けない」という地力を見せられれば、我々サポーターも、そして選手も「ある種の自信」を有する事は決して理不尽ではありません。しかし、この辺からチーム全体が頑張り過ぎていたために、精神的・肉体的な疲労感が選手たちを蝕んでいたようです。長いリーグ戦、その全ての期間が「絶好調!!」なんてことは絶対にあり得ませんので、後から振り返れば「嗚呼ー、この時期がチームの底だったな・・・」と思えるかもしれませんが、ホームで鳥栖に勝てなかったことは残念・無念だったですな。

そんでもって横浜戦。相手は勝ちきれないものの「12戦負けなし」と好調をキープ。仙台も「OO戦負けなし・・・」というフレーズが踊っていた時もあるけど、この「OO戦負けなし・・・」って意外と微妙なんだよね。「負けなし」よりも「連勝」の方がいいのは当然だし、もしもこの期間に4~5連勝ぐらいしていたら、そちらのワードの方が強かったんだろうけど、なかなか大きな連勝もできない・・・。チームとしては好調という感覚よりも、不調ではない・・・という感覚に近かったような気がしますな。


守備では、中澤と栗原を中心に苦しくても跳ね返して何とか0点で抑えて居れば、後は中村・大黒・マルキが居れば攻撃は何とかなる・・・。横浜のサッカーは大人のサッカーでした。しかしながら、どう考えても平均年齢は高く、今年は絶対に結果を求めているはず、それでいて勝ちきれないんですから、選手もサポも焦れったいでしょうな。

中3日でカップ戦の東京。勝たねばならない試合です。しかし・・・この試合を勝ち枯れるだけのパワーが仙台にはありませんでしたな。リャンも試合後に「内容も全然よくなかったです。なかなかボールも追いつかないし、攻撃の形も少なくて、守備もうまく連動できなかった時間の方が多かったです。もっと中盤で受けてボールを落ち着かせて回してという、いつもできていることが今日はなかなか起点という起点もなかったと思います」というコメントをしており、観ていて久しぶりに「動けてないよなぁ~~」という感じでした。

東京も怪我人が多いとの事でしたが、それでいて「このメンバー」は羨まし過ぎます。やっぱ世の中「金」ですな。苦手な夏場、リーグ戦では首位、そして監督は「リーグ戦もカップ戦も狙いたい」と公言。その上での敗戦は精神的に「ガクッ」と来ることは明白です。そして、そんな精神状況とタイトな日程のまま、チームは札幌へ向かうのでした。

そして次は、ひょっとしたら「今期ワースト試合のトップ5」には入るであろう札幌戦。中味の方はと言えば・・・・オフシャルな形でのコメントは差し控えさせていただきます。ただ、日程的にキツかったのは素人でも分かりました。これでは、ACLなんかに出ちゃったりしたら・・・いやいや、未来の事を勝手に心配するのは止めましょう、身体の毒です。


試合の中身に関しては、取り立てて言う事はありません。しかし、格さんが笑顔でコメントしているのには驚いた。格さん・・・・好きだったのに・・・。

2012年8月29日水曜日

7、8月を振り返る


まだまだ暑い日が続いているけど、来週からは9月なんだよね。そんな訳で、毎年のように夏場を苦しんでいるベガルタにとって、今年はどんな感じの夏場だったのか?を回想しながら振り返ってみましょう。まず、カップ戦を含めての戦績を列記します。

7月7日 土 19:00 ヴィッセル神戸 ホームズ ○(1-0)
7月14土 19:00 名古屋グランパス 豊田ス △(0-0)
7月25 水19:00 FC東京 ユアスタ △(2-2)
7月28日 土 18:30 サガン鳥栖 ユアスタ △(1-1)
8月4日 土 18:30 横浜F・マリノス ユアスタ △(2-2)
8月8日 水 19:00 FC東京 味スタ ●(0-2)
8月11日 土 14:00 コンサドーレ札幌 札幌ド ●(1-2)
8月18日 土 19:00 柏レイソル ユアスタ △(0-0)
8月25日 土 19:00 大宮アルディージャ NACK ○(3-1)

まず初っ端の神戸戦。この試合を迎えるにあたっての仙台はと言えば、前5試合の成績が3勝2分と好調で首位をキープ。この辺では「今年の仙台は勢いやラッキーで勝てているのではなく、実力で勝ってきている」という他チームからの評価もマジョリティーを形成。そんな感じで神戸戦、赤嶺の先制ゴールによって勝つことは出来ましたが、打たれたシュート数は倍の19本、後半なんて圧倒的に攻められたけど、なんとか勝利。ベガルタン的には「苦しくても、アウエーは耐えて確実に勝ち点を持ちかえる積み重ねが大切」と考えており、その意味でも7月初っ端の勝利は大きな意味があるという自負までありました。


これで長いリーグ戦の前半戦が終了、そして勝ち獲った勝ち点は「35」、試合後の監督のコメントでも「本当に満足していると選手たちにも伝えました」とあり、個人的にも予想外とも言える大満足の前半戦。しかし、前半戦の目標をクリアーしたことによってメンタルが変化したのか、ここから苦しむ事になろうとは、この時のベガルタンは知る由もありませんでした。

そんでもって名古屋戦。この辺りからですな、チームのリズムが微妙に狂って来たのは。スタメンで言えば、この日は田村・松下のWボランチ。そして相手は強豪名古屋とくれば、どことなく不安が出てくるのはしょうがありません。決して選手層が厚くない仙台にとって、主力選手の怪我人が多発し出したこの頃から、あれ?これって、去年までのブロックを引いて守るサッカーじゃないのか?というシーンが格段に増えましたな。監督や選手からすれば「苦しい時は割り切ってブロックを形成できるのが仙台の強み」とのことですが、上本が離脱して以降、確実に最終ラインは低くなりました。そして富田の離脱です。試合後、「随分と守備的な試合だったが?」と問われると監督も「今日の名古屋に対しては、我々はそこ(ドン引き)を選ぶしかなかったということです」と答えています。


試合前の名古屋サポ、こういう気合いの入れ方は嫌いじゃありません。勝ちたかったんでしょうな。しかし、仙台から見れば「アウエーだし、怪我人も多いし、暑いし・・・引き分けでいいや」という試合でしたけど、何か?

松下と田村という、練習でも経験が無いメンバーで挑んだ名古屋戦で、結果は0-0。結果だけを見れは悪くないんだけど、試合後の名古屋選手のコメントが辛辣のラッシュ!!
闘「つまんないサッカーだ、仙台はカウンターだけだからね」
田中「相手はカウンターだけですから」
永井「勝たねばならない試合だった」
楢崎「あれは首位チームのサッカーじゃない」

もうね、これを読んでいたら「そこまでストレートに言わんでも・・・もうチョット、もうチョットでいいからオブラートに包む優しさは無いのか?」と憤りそうですが、その辺のメンタルは長いJ2時代に鍛えられました。私たちは、岡山や愛媛の選手たちから試合後「あそこまで引いてくるとは・・・」とか「仙台のように引いてくる相手が自分たちの課題です」みたいなことを散々言われ、「この野郎・・・お前たち・・そこまで言うのか・・」みたいな煮え湯を散々飲まされた経験があります。なので「岡山や愛媛や草津の選手たちから「ドン引き」というワードを言われ続けて我慢できたんだから、それと同じようなワードを名古屋の選手たちから言われても、何とか我慢ができるんだよね。

この続きはまた明日

2012年8月28日火曜日

大宮遠征記2

この日のゴール裏はビッシリ!!自分も行っておいて何ですが、ひょっとしたら酷暑日になるのかもしれないというのに「熱いぞベガサポ!!」であります。いったい何人くらい参戦したのでしょうか?個人的な目測では2千人くらいのような気もしますが、この日の観客数は約1万2千人くらい。となると、総観客数の1/6が仙台サポということになりすな。

私の2列前に鎮座していた「14番カルテットシスターズ」の平均年齢はU55(アンダー55歳)。レプユニの名前も「テル」・「洋介」・「平瀬」みたいな感じで仙台の歴史を彩る選手がずらりと、いい感じだった。応援もフルスタンディングで熱く、そのパッションはU20クラスの女子なみだ。もしもここに、サッコーニのレプユニを着ていた女性が居たら、腰を落ち着けて「サッコーニの、どこが良いんでしょうか?」と尋ねていたであろう。

アウエーゴール裏の売店ゾーンは修羅場だった。まず、売店の数が少なく、そして品数も少ない。店員の数も少ないので、結果的に長蛇の列。そうですなぁ~~、ビール一杯買うのに40分待ちです。前の親子は「スプラッシュマウンテンよりも待つんじゃないの?」と愚痴っていたが、こんな酷い状況は、昇格を決めた水戸戦以来だ。もっとも、あのときは食中毒事件があったから、その時と比べたらマシです。

40分並んで、ようやく順番がきたと思ったら、目の前で次々と貼られていく「完売」の張り紙。これがハーフタイムならしょうがないかもしれないが、この時点で「試合開始50分前」だから堪らない。そのあまりにも現実を無視した「売上予測」を、うちの社長が見たら「なんてバカなことをしてるんだ!!やる気あんのか??ビジネスチャンスはオンリーワンだと、常に言っているだろうが!!」とシャウトすることは確実です。

何度も書き込んでいるが、私はスタジアムグルメの「モツ煮込み」評議委員となっている。しかしながら、ナックの「シロコロモツ煮込み」は食する事が出来なかった。ただ、後列でモツ煮込みを食べていたおっさんが「何だよ、具だくさんって書いていたくせに、全然具だくさんじゃねーし、味も並みじゃねーか・・・」と愚痴っていたので、買えなくて良かったかもしれない。ラッキーだ。もしも、シロコロモツ煮込みを食べた方がいらっしゃれば、是非とも感想をお聞きしたい。

何も買えないでイライラしていた時に見つけた名札、「大宮トルティージャ」。なんとなく癒された。

多少癒されて座席に戻ると、座席の下はビールとジュースの大洪水が襲っていた。よくあるシチュエーションだが、何も大宮で遭遇しなくてもいいじゃないか・・・。また不快指数が上昇してしまった。

そんな状況で選手入場。何も買えなかった不満、理不尽に並ばされた不満、大洪水の直撃を受けた不満、そのような不満が折り重なったのか、この日のベガルタンはカントリーロードを大声で歌っていた。


勝った時にしか見ないスカパーの番組。イマイチぱっとしない女性キャスターだが、ベガルタン的にはストライク。一度お酒を飲みたいものです。